専門商社14社を比較【2026年】
長瀬産業・兼松・神鋼商事・阪和興業・因幡電機産業・稲畑産業・岩谷産業・スズケン・岡谷鋼機・カメイ・トーメンデバイス・加賀電子・松田産業・レスターを、年収・残業・有給・業績と、それぞれの稼ぎ方で比べました。
ひと目でわかる違い
- 30歳換算年収が最も高いのは兼松(約1,017万円)。
- 残業が最も少ないのは長瀬産業(月5.3時間)。
- 有給取得率が最も高いのは兼松(73%)。
- 売上の伸びが最も大きいのは松田産業(2.53倍)。
数字で比べる
| 長瀬産業 | 兼松 | 神鋼商事 | 阪和興業 | 因幡電機産業 | 稲畑産業 | 岩谷産業 | スズケン | 岡谷鋼機 | カメイ | トーメンデバイス | 加賀電子 | 松田産業 | レスター |
|---|
| 働きやすさの点数 | 81.8点(S) | 81.1点(S) | 73.4点(S-) | 70.7点(A+) | 70.3点(A+) | 69.8点(A+) | 68点(A+) | 66.6点(A) | 64.8点(A) | 60.9点(A-) | 60.2点(A-) | 57.3点(B) | 53.2点(B) | 50.2点(B) |
| 平均年収 | 1,190万円(41.2歳) | 1,202万円(37.7歳) | 974万円(39.3歳) | 998万円(37.4歳) | 989万円(37.6歳) | 1,006万円(40.1歳) | 1,021万円(39.8歳) | 745万円(47.3歳) | 923万円(38.8歳) | 683万円(40.4歳) | 967万円(46.9歳) | 820万円(42.6歳) | 681万円(39.7歳) | 748万円(45歳) |
| 30歳換算年収 | 約933万円 | 約1,017万円 | 約796万円 | 約850万円 | 約838万円 | 約807万円 | 約825万円 | 約511万円 | 約762万円 | 約545万円 | 約669万円 | 約623万円 | 約551万円 | 約540万円 |
| 月の平均残業 | 5.3時間 | 7.5時間 | 8.9時間 | 未公表 | 13.3時間 | 15.1時間 | 17.1時間 | 未公表 | 13.9時間 | 9.9時間 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 |
| 有給取得率 | 未公表 | 73% | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 67.5% | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 |
| 平均勤続年数 | 14.4年 | 11.8年 | 15.1年 | 11.3年 | 13.3年 | 12.3年 | 14.2年 | 22.1年 | 14.9年 | 12.6年 | 12.5年 | 13.9年 | 12.1年 | 13.2年 |
| 売上高 | 9,728億円 | 1.07兆円 | 6,081億円 | 2.66兆円 | 4,170億円 | 8,327億円 | 9,085億円 | 2.49兆円 | 1.16兆円 | 5,831億円 | 6,337億円 | 6,589億円 | 6,878億円 | 6,309億円 |
| 売上に対する利益の割合 | 4.5%(経常利益) | 4.4%(税引前利益) | 1.8%(経常利益) | 2.0%(経常利益) | 7.6%(経常利益) | 3.3%(経常利益) | 6.1%(経常利益) | 1.6%(経常利益) | 3.9%(経常利益) | 3.2%(経常利益) | 2.1%(経常利益) | 4.5%(経常利益) | 3.4%(経常利益) | 2.2%(経常利益) |
| 売上の4年の伸び | 1.25倍 | 1.39倍 | 1.23倍 | 1.23倍 | 1.44倍 | 1.22倍 | 1.32倍 | 1.11倍 | 1.20倍 | 1.21倍 | 1.37倍 | 1.33倍 | 2.53倍 | 1.58倍 |
| 従業員数(単体) | 942人 | 861人 | 465人 | 1,820人 | 1,790人 | 678人 | 1,384人 | 2,991人 | 773人 | 1,589人 | 121人 | 583人 | 1,238人 | 1,234人 |
点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(平均年収÷1.022^(平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。
各社はどんな会社か(点数順)
長瀬産業 81.8点(S)
長瀬産業は、染料の販売から始まり、化学品などを扱う商社で、フード、半導体、ライフサイエンス分野に力を入れています。商社機能に加えて製造機能も持ち、ナガセケムテックスやナガセヴィータ(旧林原)などの製造子会社があります。1832年に京都・西陣で染料などを売る「鱗形屋」として創業しました。
いまの状況:2021〜2025年度の中期経営計画「ACE 2.0」では“質の追求”を掲げ、最終年度の目標(ROE8.0%以上、営業利益350億円)に対し、ROE8.0%、営業利益447億円で達成しました。
兼松 81.1点(S)
兼松は、ICT、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空を中心に扱う商社です。1889年に兼松房治郎が神戸で開いた「豪州貿易兼松房治郎商店」が前身で、オーストラリアとの貿易から始まりました。
いまの状況:中期経営計画「integration 1.0」(2024年4月〜)を、当期に「integration 1.1」へアップデートしました。
神鋼商事 73.4点(S-)
神鋼商事は、鉄鋼、アルミ・銅、原料、機械、溶接材料などを扱う商社で、KOBELCOグループの中核商社です。1946年に神戸製鋼所の全額出資で、同社製品の販売と資材の供給を目的に太平商事として設立されました。
いまの状況:企業理念は「誠実をモットーに、新しい価値の創造を通じて、豊かな社会づくりと、みんなの幸せをめざす」です。
阪和興業 70.7点(A+)
阪和興業は、鉄鋼製品を中心に扱う大阪の商社です。鉄鋼のほか、アルミや銅などの金属、リサイクル金属、水産物などの食品、エネルギーまで扱っています。国内外で販路を積極的に広げ、グループ会社を増やしながら成長してきました。
いまの状況:ミッションに「すべての『ほしい』をつなげてく。
因幡電機産業は、電線ケーブル、配管、照明器具、空調機器などの電設資材や、制御機器・FA関連機器などの産業機器を卸売し、空調用被覆銅管や空調配管化粧カバー、表示灯・回転灯などの自社製品もつくる会社です。1949年に大阪市東成区で設立され、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めました。
いまの状況:経営の基本理念は「省エネルギー、省資源など地球環境に配慮し、豊かで快適な社会づくりに貢献する」です。
稲畑産業 69.8点(A+)
稲畑産業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の分野で商品を販売・製造する商社です。1890年に稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業したのが始まりです。
いまの状況:社是は「愛」(I)と「敬」(K)で、「人を愛し、敬う」という人間尊重の精神に基づいて社会の発展に貢献することを経営理念にしています。
岩谷産業は、家庭用・産業用のLPガス、産業ガス(酸素、窒素、水素など)、ガス関連の機械、樹脂や金属などの素材を扱う会社です。1930年に岩谷直治が大阪で酸素や溶接材料などを扱う岩谷直治商店を創業しました。カセットこんろ・ボンベや「富士の湧水」も扱っています。
いまの状況:中期経営計画「PLAN27」(2024年3月期からの5年間)のテーマは「水素エネルギー社会の実現に向けて」です。
スズケン 66.6点(A)
スズケンは、名古屋に本社を置く大手医薬品卸です。製薬会社がつくった薬を仕入れ、全国の病院・診療所・調剤薬局に届けるのが本業です。ほかに医薬品の製造、調剤薬局、介護サービスなども手がけています。
いまの状況:2027年3月期からの中期経営計画で、「第3の創業」として、既存の「卸」の概念を超えた“次世代卸”への進化を掲げています。
岡谷鋼機 64.8点(A)
岡谷鋼機は、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の商品を売買・製造する商社です。1669年に初代岡谷總助宗治が名古屋で金物商「笹屋」を開業したのが始まりです。
いまの状況:企業理念は「ものつくりに貢献するグローバル最適調達パートナー」です。
カメイ 60.9点(A-)
カメイは、宮城県仙台市に本社を置き、エネルギー、食料、建設関連、自動車関連、海外・貿易、ペット関連、ファーマシーなどの事業を営む商社です。1903年に亀井文平が宮城県塩釜で石油、砂糖、洋粉などの販売を始めたのが始まりです。
いまの状況:活動理念は「地域社会に密着し、人々の生活に役立つ総合商社として活動発展することをめざす。
トーメンデバイスは、サムスングループの半導体(DRAMやNAND FLASHなどのメモリ、システムLSI)やディスプレイ、電子部品を中心に販売する商社です。1992年に、トーメン(今の豊田通商)、トーメンエレクトロニクス(今のネクスティエレクトロニクス)、三星電子ジャパンの3社の共同出資で設立されました。
いまの状況:経営理念は「先端技術の提供とグローバルなパートナーシップを通じて、顧客・社会の現在(いま)と、ひとつ先の未来に貢献します」です。
加賀電子 57.3点(B)
加賀電子は、半導体や電子部品の販売と、電子機器の受託生産(EMS)を中心とする独立系のエレクトロニクス商社です。パソコンなどの情報機器の販売、CG映像制作、アミューズメント機器なども手がけています。1968年に東京・外神田で設立されました。
いまの状況:経営理念は「すべてはお客様のために」、ビジョンは「我が国業界No.1企業を目指す」「グローバル競争に勝ち残る企業を目指す」です。
松田産業 53.2点(B)
松田産業は、半導体・電子部品業界などから出る貴金属スクラップを回収・製錬してリサイクルし、貴金属地金や電子材料を販売する会社です。冷凍魚や畜肉などの食品原材料の販売も手がけています。1978年に貴金属のリサイクル事業を目的としてマツダ貴金属工業を設立したのが実質的な始まりです。
いまの状況:企業理念は「限りある地球資源を有効活用し、業を通じて社会に貢献する」です。
レスター 50.2点(B)
レスターは、半導体・電子部品の販売や電子機器の受託製造(EMS)、映像・音響・通信のシステムソリューション、再生可能エネルギー、ソフトウェア開発などを手がける会社です。2019年にUKCホールディングスとバイテックホールディングスが経営統合し、2024年に事業会社のレスターになりました。
いまの状況:経営理念は「情報と技術で、新しい価値、サービスを創造・提供し、社会の発展に貢献します」で、「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」を目指しています。
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