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スズケンと稲畑産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はスズケンが約511万円、稲畑産業が約807万円。稲畑産業のほうが約296万円高い。
  • 売上高はスズケンが2.49兆円、稲畑産業が8,327億円で、スズケンが約3.0倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はスズケンが1.6%、稲畑産業が3.3%で、差は小さい。

数字で比べる

スズケン稲畑産業
働きやすさの点数66.6点(⁠A)69.8点(⁠A+)
平均年収745万円(⁠47.3歳)1,006万円(⁠40.1歳)
30歳換算年収約511万円約807万円
月の平均残業未公表15.1時間
有給取得率未公表67.5%
平均勤続年数22.1年12.3年
売上高2.49兆円8,327億円
売上に対する利益の割合1.6%(⁠経常利益)3.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.11倍1.22倍
従業員数(⁠単体)2,991人678人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはスズケンが1.11倍、稲畑産業が1.22倍で、勢いは稲畑産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はスズケンが66.6点、稲畑産業が69.8点で、稲畑産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

スズケン

スズケンは、名古屋に本社を置く大手医薬品卸です。製薬会社がつくった薬を仕入れ、全国の病院・診療所・調剤薬局に届けるのが本業です。ほかに医薬品の製造、調剤薬局、介護サービスなども手がけています。

売上高は約2.5兆円で、卸売業で国内14位です。事業は、医薬品卸売、ヘルスケア製品開発(⁠医薬品・医療機器の製造)、地域医療介護支援(⁠調剤薬局・介護)、スペシャリティ医薬品流通受託、医療関連サービス(⁠製薬会社の物流受託など)に分かれています。

稲畑産業

稲畑産業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の分野で商品を販売・製造する商社です。1890年に稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業したのが始まりです。

売上高は約8,327億円です。事業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の4つで、樹脂コンパウンドの製造もしています。

歴史の違い

スズケン

  1. 1932年鈴木謙三が、医薬品を中心とした卸売の個人商店「⁠鈴木謙三商店」を創業します。
  2. 1946〜1964年株式会社にして本社を名古屋に移し、1964年に社名をスズケンに変えます。
  3. 1990年医薬品メーカーの三和化学研究所を傘下に入れ、薬をつくる事業も始めます。
  4. 1994〜2006年全国の医薬品卸と次々に合併・統合し、全国に届ける体制を整えます。

稲畑産業

  1. 1890〜1897年稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業し、本店を大阪に移して、染料や工業薬品などを欧州から輸入します。
  2. 1918〜1943年株式会社稲畑商店になり、社名を稲畑産業に変えます。
  3. 1944年住友化学工業の染料、化学品、医薬品の特約販売店になります。
  4. 1976〜1998年シンガポール、米国、タイ、香港、台湾、フランス、インドネシア、中国、フィリピンに拠点をつくります。

いま何に賭けているか

スズケン

2027年3月期からの中期経営計画で、「⁠第3の創業」として、既存の「⁠卸」の概念を超えた“次世代卸”への進化を掲げています。各事業の機能や協業企業のサービスを組み合わせる「⁠機能総体」の発想で、社会課題の解決と社会コストの低減に貢献する「⁠健康創造事業体」を目指し、5年後に連結売上高3兆円以上を目標にしています。

稲畑産業

社是は「⁠愛」(⁠I)と「⁠敬」(⁠K)で、「⁠人を愛し、敬う」という人間尊重の精神に基づいて社会の発展に貢献することを経営理念にしています。長期ビジョン「⁠IK Vision 2030」で、連結売上高1兆円以上の早期実現と海外比率70%以上を掲げています。中期経営計画「⁠New Challenge 2026」のメインテーマは“投資による成長の加速”です。

よくある質問

スズケンと稲畑産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はスズケンが約511万円、稲畑産業が約807万円。稲畑産業のほうが約296万円高い。
スズケンと稲畑産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はスズケンが66.6点、稲畑産業が69.8点で、稲畑産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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