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長瀬産業とトーメンデバイスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、トーメンデバイスが約669万円。長瀬産業のほうが約264万円高い。
  • 売上高は長瀬産業が9,728億円、トーメンデバイスが6,337億円で、長瀬産業が約1.5倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は長瀬産業が4.5%、トーメンデバイスが2.1%で、長瀬産業のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

長瀬産業トーメンデバイス
働きやすさの点数81.8点(⁠S)60.2点(⁠A-)
平均年収1,190万円(⁠41.2歳)967万円(⁠46.9歳)
30歳換算年収約933万円約669万円
月の平均残業5.3時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年12.5年
売上高9,728億円6,337億円
売上に対する利益の割合4.5%(⁠経常利益)2.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.37倍
従業員数(⁠単体)942人121人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは長瀬産業が1.25倍、トーメンデバイスが1.37倍で、勢いはトーメンデバイスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、トーメンデバイスが60.2点で、長瀬産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

長瀬産業

長瀬産業は、染料の販売から始まり、化学品などを扱う商社で、フード、半導体、ライフサイエンス分野に力を入れています。商社機能に加えて製造機能も持ち、ナガセケムテックスやナガセヴィータ(⁠旧林原)などの製造子会社があります。1832年に京都・西陣で染料などを売る「⁠鱗形屋」として創業しました。

売上高は約9,728億円です。事業は、機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連の5つです。

トーメンデバイス

トーメンデバイスは、サムスングループの半導体(⁠DRAMやNAND FLASHなどのメモリ、システムLSI)やディスプレイ、電子部品を中心に販売する商社です。1992年に、トーメン(⁠今の豊田通商)、トーメンエレクトロニクス(⁠今のネクスティエレクトロニクス)、三星電子ジャパンの3社の共同出資で設立されました。

売上高は約6,337億円です。取扱商品は、半導体(⁠メモリ、システムLSI)、ディスプレイ(⁠LCD、OLED)、その他(⁠LED、MLCC、バッテリーなど)です。

歴史の違い

長瀬産業

  1. 1832年京都・西陣で創業し、染料・澱粉・ふのり類を販売します(⁠屋号は鱗形屋)。
  2. 1900〜1930年スイスのバーゼル化学工業社、米国のイーストマン コダック社、ユニオン カーバイド社と取引を始めます。
  3. 1917〜1943年株式会社長瀬商店として発足し、1943年に社名を長瀬産業に変えます。
  4. 1970年スイスのチバ ガイギー社と共同で長瀬チバ(⁠今のナガセケムテックス)を設立します。

トーメンデバイス

  1. 1992年トーメン、トーメンエレクトロニクス、三星電子ジャパンの共同出資で設立されます。
  2. 2002年中国上海市に会社をつくり、株式を店頭登録します。
  3. 2004〜2005年東証2部に上場し、東証1部に指定されます。
  4. 2012〜2018年ホンコン、中国深セン市、中国上海市、シンガポールに会社をつくり、丸文セミコンから日本サムスンの販売特約店の事業を譲り受けます。

いま何に賭けているか

長瀬産業

2021〜2025年度の中期経営計画「⁠ACE 2.0」では“質の追求”を掲げ、最終年度の目標(⁠ROE8.0%以上、営業利益350億円)に対し、ROE8.0%、営業利益447億円で達成しました。事業ポートフォリオを「⁠基盤」「⁠注力」「⁠育成」「⁠改善」の4つの領域に分け、フード、半導体、ライフサイエンス分野に経営資源を投じています。

トーメンデバイス

経営理念は「⁠先端技術の提供とグローバルなパートナーシップを通じて、顧客・社会の現在(⁠いま)と、ひとつ先の未来に貢献します」です。2026年3月期は、生成AI関連製品の需要拡大によるメモリ価格の上昇などで業績が堅調だったとしています。中期経営計画2028では、車載とサーバー・ストレージを成長分野に位置づけています。

よくある質問

長瀬産業とトーメンデバイスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、トーメンデバイスが約669万円。長瀬産業のほうが約264万円高い。
長瀬産業とトーメンデバイスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、トーメンデバイスが60.2点で、長瀬産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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