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長瀬産業とスズケンの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、スズケンが約511万円。長瀬産業のほうが約422万円高い。
  • 売上高は長瀬産業が9,728億円、スズケンが2.49兆円で、スズケンが約2.6倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は長瀬産業が4.5%、スズケンが1.6%で、長瀬産業のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

長瀬産業スズケン
働きやすさの点数81.8点(⁠S)66.6点(⁠A)
平均年収1,190万円(⁠41.2歳)745万円(⁠47.3歳)
30歳換算年収約933万円約511万円
月の平均残業5.3時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年22.1年
売上高9,728億円2.49兆円
売上に対する利益の割合4.5%(⁠経常利益)1.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.11倍
従業員数(⁠単体)942人2,991人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは長瀬産業が1.25倍、スズケンが1.11倍で、勢いは長瀬産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、スズケンが66.6点で、長瀬産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

長瀬産業

長瀬産業は、染料の販売から始まり、化学品などを扱う商社で、フード、半導体、ライフサイエンス分野に力を入れています。商社機能に加えて製造機能も持ち、ナガセケムテックスやナガセヴィータ(⁠旧林原)などの製造子会社があります。1832年に京都・西陣で染料などを売る「⁠鱗形屋」として創業しました。

売上高は約9,728億円です。事業は、機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連の5つです。

スズケン

スズケンは、名古屋に本社を置く大手医薬品卸です。製薬会社がつくった薬を仕入れ、全国の病院・診療所・調剤薬局に届けるのが本業です。ほかに医薬品の製造、調剤薬局、介護サービスなども手がけています。

売上高は約2.5兆円で、卸売業で国内14位です。事業は、医薬品卸売、ヘルスケア製品開発(⁠医薬品・医療機器の製造)、地域医療介護支援(⁠調剤薬局・介護)、スペシャリティ医薬品流通受託、医療関連サービス(⁠製薬会社の物流受託など)に分かれています。

歴史の違い

長瀬産業

  1. 1832年京都・西陣で創業し、染料・澱粉・ふのり類を販売します(⁠屋号は鱗形屋)。
  2. 1900〜1930年スイスのバーゼル化学工業社、米国のイーストマン コダック社、ユニオン カーバイド社と取引を始めます。
  3. 1917〜1943年株式会社長瀬商店として発足し、1943年に社名を長瀬産業に変えます。
  4. 1970年スイスのチバ ガイギー社と共同で長瀬チバ(⁠今のナガセケムテックス)を設立します。

スズケン

  1. 1932年鈴木謙三が、医薬品を中心とした卸売の個人商店「⁠鈴木謙三商店」を創業します。
  2. 1946〜1964年株式会社にして本社を名古屋に移し、1964年に社名をスズケンに変えます。
  3. 1990年医薬品メーカーの三和化学研究所を傘下に入れ、薬をつくる事業も始めます。
  4. 1994〜2006年全国の医薬品卸と次々に合併・統合し、全国に届ける体制を整えます。

いま何に賭けているか

長瀬産業

2021〜2025年度の中期経営計画「⁠ACE 2.0」では“質の追求”を掲げ、最終年度の目標(⁠ROE8.0%以上、営業利益350億円)に対し、ROE8.0%、営業利益447億円で達成しました。事業ポートフォリオを「⁠基盤」「⁠注力」「⁠育成」「⁠改善」の4つの領域に分け、フード、半導体、ライフサイエンス分野に経営資源を投じています。

スズケン

2027年3月期からの中期経営計画で、「⁠第3の創業」として、既存の「⁠卸」の概念を超えた“次世代卸”への進化を掲げています。各事業の機能や協業企業のサービスを組み合わせる「⁠機能総体」の発想で、社会課題の解決と社会コストの低減に貢献する「⁠健康創造事業体」を目指し、5年後に連結売上高3兆円以上を目標にしています。

よくある質問

長瀬産業とスズケンはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、スズケンが約511万円。長瀬産業のほうが約422万円高い。
長瀬産業とスズケンはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、スズケンが66.6点で、長瀬産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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