トップ › 会社比較 › 専門商社 › 長瀬産業と稲畑産業

長瀬産業と稲畑産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、稲畑産業が約807万円。長瀬産業のほうが約126万円高い。
  • 月の平均残業は長瀬産業が5.3時間、稲畑産業が15.1時間。長瀬産業のほうが月9.8時間少ない。
  • 売上高は長瀬産業が9,728億円、稲畑産業が8,327億円で、規模は近い。

数字で比べる

長瀬産業稲畑産業
働きやすさの点数81.8点(⁠S)69.8点(⁠A+)
平均年収1,190万円(⁠41.2歳)1,006万円(⁠40.1歳)
30歳換算年収約933万円約807万円
月の平均残業5.3時間15.1時間
有給取得率未公表67.5%
平均勤続年数14.4年12.3年
売上高9,728億円8,327億円
売上に対する利益の割合4.5%(⁠経常利益)3.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.22倍
従業員数(⁠単体)942人678人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は長瀬産業が4.5%、稲畑産業が3.3%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、稲畑産業が69.8点で、長瀬産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

長瀬産業

長瀬産業は、染料の販売から始まり、化学品などを扱う商社で、フード、半導体、ライフサイエンス分野に力を入れています。商社機能に加えて製造機能も持ち、ナガセケムテックスやナガセヴィータ(⁠旧林原)などの製造子会社があります。1832年に京都・西陣で染料などを売る「⁠鱗形屋」として創業しました。

売上高は約9,728億円です。事業は、機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連の5つです。

稲畑産業

稲畑産業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の分野で商品を販売・製造する商社です。1890年に稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業したのが始まりです。

売上高は約8,327億円です。事業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の4つで、樹脂コンパウンドの製造もしています。

歴史の違い

長瀬産業

  1. 1832年京都・西陣で創業し、染料・澱粉・ふのり類を販売します(⁠屋号は鱗形屋)。
  2. 1900〜1930年スイスのバーゼル化学工業社、米国のイーストマン コダック社、ユニオン カーバイド社と取引を始めます。
  3. 1917〜1943年株式会社長瀬商店として発足し、1943年に社名を長瀬産業に変えます。
  4. 1970年スイスのチバ ガイギー社と共同で長瀬チバ(⁠今のナガセケムテックス)を設立します。

稲畑産業

  1. 1890〜1897年稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業し、本店を大阪に移して、染料や工業薬品などを欧州から輸入します。
  2. 1918〜1943年株式会社稲畑商店になり、社名を稲畑産業に変えます。
  3. 1944年住友化学工業の染料、化学品、医薬品の特約販売店になります。
  4. 1976〜1998年シンガポール、米国、タイ、香港、台湾、フランス、インドネシア、中国、フィリピンに拠点をつくります。

いま何に賭けているか

長瀬産業

2021〜2025年度の中期経営計画「⁠ACE 2.0」では“質の追求”を掲げ、最終年度の目標(⁠ROE8.0%以上、営業利益350億円)に対し、ROE8.0%、営業利益447億円で達成しました。事業ポートフォリオを「⁠基盤」「⁠注力」「⁠育成」「⁠改善」の4つの領域に分け、フード、半導体、ライフサイエンス分野に経営資源を投じています。

稲畑産業

社是は「⁠愛」(⁠I)と「⁠敬」(⁠K)で、「⁠人を愛し、敬う」という人間尊重の精神に基づいて社会の発展に貢献することを経営理念にしています。長期ビジョン「⁠IK Vision 2030」で、連結売上高1兆円以上の早期実現と海外比率70%以上を掲げています。中期経営計画「⁠New Challenge 2026」のメインテーマは“投資による成長の加速”です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で長瀬産業が上回っている。

よくある質問

長瀬産業と稲畑産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、稲畑産業が約807万円。長瀬産業のほうが約126万円高い。
長瀬産業と稲畑産業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は長瀬産業が5.3時間、稲畑産業が15.1時間。長瀬産業のほうが月9.8時間少ない。
長瀬産業と稲畑産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、稲畑産業が69.8点で、長瀬産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく