トップ › 会社比較 › 専門商社 › 稲畑産業と因幡電機産業

稲畑産業と因幡電機産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は稲畑産業が約807万円、因幡電機産業が約838万円。因幡電機産業のほうが約31万円高い。
  • 月の平均残業は稲畑産業が15.1時間、因幡電機産業が13.3時間。大きな差はない。
  • 売上高は稲畑産業が8,327億円、因幡電機産業が4,170億円で、稲畑産業が約2.0倍の規模。

数字で比べる

稲畑産業因幡電機産業
働きやすさの点数69.8点(⁠A+)70.3点(⁠A+)
平均年収1,006万円(⁠40.1歳)989万円(⁠37.6歳)
30歳換算年収約807万円約838万円
月の平均残業15.1時間13.3時間
有給取得率67.5%未公表
平均勤続年数12.3年13.3年
売上高8,327億円4,170億円
売上に対する利益の割合3.3%(⁠経常利益)7.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.22倍1.44倍
従業員数(⁠単体)678人1,790人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は稲畑産業が3.3%、因幡電機産業が7.6%で、因幡電機産業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは稲畑産業が1.22倍、因幡電機産業が1.44倍で、勢いは因幡電機産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は稲畑産業が69.8点、因幡電機産業が70.3点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

稲畑産業

稲畑産業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の分野で商品を販売・製造する商社です。1890年に稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業したのが始まりです。

売上高は約8,327億円です。事業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の4つで、樹脂コンパウンドの製造もしています。

因幡電機産業

因幡電機産業は、電線ケーブル、配管、照明器具、空調機器などの電設資材や、制御機器・FA関連機器などの産業機器を卸売し、空調用被覆銅管や空調配管化粧カバー、表示灯・回転灯などの自社製品もつくる会社です。1949年に大阪市東成区で設立され、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めました。

売上高は約4,170億円です。事業は、電設資材、産業機器、自社製品(⁠空調関連部材、表示灯・回転灯、情報配線システムなど)の3つです。

歴史の違い

稲畑産業

  1. 1890〜1897年稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業し、本店を大阪に移して、染料や工業薬品などを欧州から輸入します。
  2. 1918〜1943年株式会社稲畑商店になり、社名を稲畑産業に変えます。
  3. 1944年住友化学工業の染料、化学品、医薬品の特約販売店になります。
  4. 1976〜1998年シンガポール、米国、タイ、香港、台湾、フランス、インドネシア、中国、フィリピンに拠点をつくります。

因幡電機産業

  1. 1949年大阪市東成区で設立し、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めます。
  2. 1976〜1988年事業部を分社し、のちに6社を合併します。
  3. 1993〜1997年大証2部、東証2部に上場し、東証・大証の1部に指定されます。
  4. 2009〜2013年春日電機を設立してタイのSIAM ORIENT ELECTRICを子会社にし、パトライトを買収します。

いま何に賭けているか

稲畑産業

社是は「⁠愛」(⁠I)と「⁠敬」(⁠K)で、「⁠人を愛し、敬う」という人間尊重の精神に基づいて社会の発展に貢献することを経営理念にしています。長期ビジョン「⁠IK Vision 2030」で、連結売上高1兆円以上の早期実現と海外比率70%以上を掲げています。中期経営計画「⁠New Challenge 2026」のメインテーマは“投資による成長の加速”です。

因幡電機産業

経営の基本理念は「⁠省エネルギー、省資源など地球環境に配慮し、豊かで快適な社会づくりに貢献する」です。2029年3月期に連結売上高4,700億円、連結営業利益352億円を目標にしています。「⁠因幡電工」ブランドの被覆銅管や空調配管化粧カバーの改良などを進め、新しい研究開発施設「⁠イノベーションセンター」の建設を決めました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい因幡電機産業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い因幡電機産業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

稲畑産業と因幡電機産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は稲畑産業が約807万円、因幡電機産業が約838万円。因幡電機産業のほうが約31万円高い。
稲畑産業と因幡電機産業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は稲畑産業が15.1時間、因幡電機産業が13.3時間。大きな差はない。
稲畑産業と因幡電機産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は稲畑産業が69.8点、因幡電機産業が70.3点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく