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長瀬産業と松田産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、松田産業が約551万円。長瀬産業のほうが約382万円高い。
  • 売上高は長瀬産業が9,728億円、松田産業が6,878億円で、長瀬産業が約1.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は長瀬産業が4.5%、松田産業が3.4%で、差は小さい。

数字で比べる

長瀬産業松田産業
働きやすさの点数81.8点(⁠S)53.2点(⁠B)
平均年収1,190万円(⁠41.2歳)681万円(⁠39.7歳)
30歳換算年収約933万円約551万円
月の平均残業5.3時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年12.1年
売上高9,728億円6,878億円
売上に対する利益の割合4.5%(⁠経常利益)3.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍2.53倍
従業員数(⁠単体)942人1,238人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは長瀬産業が1.25倍、松田産業が2.53倍で、勢いは松田産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、松田産業が53.2点で、長瀬産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

長瀬産業

長瀬産業は、染料の販売から始まり、化学品などを扱う商社で、フード、半導体、ライフサイエンス分野に力を入れています。商社機能に加えて製造機能も持ち、ナガセケムテックスやナガセヴィータ(⁠旧林原)などの製造子会社があります。1832年に京都・西陣で染料などを売る「⁠鱗形屋」として創業しました。

売上高は約9,728億円です。事業は、機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連の5つです。

松田産業

松田産業は、半導体・電子部品業界などから出る貴金属スクラップを回収・製錬してリサイクルし、貴金属地金や電子材料を販売する会社です。冷凍魚や畜肉などの食品原材料の販売も手がけています。1978年に貴金属のリサイクル事業を目的としてマツダ貴金属工業を設立したのが実質的な始まりです。

売上高は約6,878億円です。事業は、貴金属関連(⁠貴金属回収製錬、貴金属地金・電子材料の販売、産業廃棄物の収集・運搬・処理)と、食品関連(⁠食品加工原材料の販売、物流サービス)の2つです。

歴史の違い

長瀬産業

  1. 1832年京都・西陣で創業し、染料・澱粉・ふのり類を販売します(⁠屋号は鱗形屋)。
  2. 1900〜1930年スイスのバーゼル化学工業社、米国のイーストマン コダック社、ユニオン カーバイド社と取引を始めます。
  3. 1917〜1943年株式会社長瀬商店として発足し、1943年に社名を長瀬産業に変えます。
  4. 1970年スイスのチバ ガイギー社と共同で長瀬チバ(⁠今のナガセケムテックス)を設立します。

松田産業

  1. 1956〜1957年卵白を販売する松田商店と、金属の製錬・販売をする松田商店が設立されます。
  2. 1978年半導体・電子部品業界向けの貴金属リサイクル事業を目的に、マツダ貴金属工業を設立します。
  3. 1992年グループ会社が合併して松田産業になり、パラジウムの鑑定業者に指定されます。
  4. 1995〜2000年自社の白金・パラジウム地金、金・銀地金がロンドンの市場の認定を受けます。

いま何に賭けているか

長瀬産業

2021〜2025年度の中期経営計画「⁠ACE 2.0」では“質の追求”を掲げ、最終年度の目標(⁠ROE8.0%以上、営業利益350億円)に対し、ROE8.0%、営業利益447億円で達成しました。事業ポートフォリオを「⁠基盤」「⁠注力」「⁠育成」「⁠改善」の4つの領域に分け、フード、半導体、ライフサイエンス分野に経営資源を投じています。

松田産業

企業理念は「⁠限りある地球資源を有効活用し、業を通じて社会に貢献する」です。貴金属関連事業では、リサイクル100%の貴金属を原料とした材料の開発・販売や、リチウムイオン電池などのリサイクルの仕組みづくりを進めました。食品関連事業では、インドとインドネシアの現地法人が稼働を始めました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい松田産業。

よくある質問

長瀬産業と松田産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、松田産業が約551万円。長瀬産業のほうが約382万円高い。
長瀬産業と松田産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、松田産業が53.2点で、長瀬産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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