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兼松と岡谷鋼機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は兼松が約1,017万円、岡谷鋼機が約762万円。兼松のほうが約255万円高い。
  • 月の平均残業は兼松が7.5時間、岡谷鋼機が13.9時間。兼松のほうが月6.4時間少ない。
  • 売上高は兼松が1.07兆円、岡谷鋼機が1.16兆円で、規模は近い。

数字で比べる

兼松岡谷鋼機
働きやすさの点数81.1点(⁠S)64.8点(⁠A)
平均年収1,202万円(⁠37.7歳)923万円(⁠38.8歳)
30歳換算年収約1,017万円約762万円
月の平均残業7.5時間13.9時間
有給取得率73%未公表
平均勤続年数11.8年14.9年
売上高1.07兆円1.16兆円
売上に対する利益の割合4.4%(⁠税引前利益)3.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.39倍1.20倍
従業員数(⁠単体)861人773人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは兼松が1.39倍、岡谷鋼機が1.20倍で、勢いは兼松が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は兼松が81.1点、岡谷鋼機が64.8点で、兼松が上回る。

何で稼いでいるかの違い

兼松

兼松は、ICT、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空を中心に扱う商社です。1889年に兼松房治郎が神戸で開いた「⁠豪州貿易兼松房治郎商店」が前身で、オーストラリアとの貿易から始まりました。

売上高は約1.07兆円です。食料ではコーヒー、ゴマ、ナッツ、畜産品、大豆・小麦など、電子・デバイスでは電子部品、半導体製造装置、携帯通信端末などを扱っています。

岡谷鋼機

岡谷鋼機は、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の商品を売買・製造する商社です。1669年に初代岡谷總助宗治が名古屋で金物商「⁠笹屋」を開業したのが始まりです。

売上高は約1.16兆円です。事業は、鉄鋼(⁠鋼板、鋼管、特殊鋼など)、情報・電機(⁠銅、アルミ、電子部材、半導体・周辺電子部品など)、産業資材(⁠工作機械、産業用ロボット、航空機部材、自動車部品など)、生活産業(⁠配管資材、住設機器、水産物・畜産物など)の4つです。

歴史の違い

兼松

  1. 1889〜1918年兼松房治郎が神戸市で「⁠豪州貿易兼松房治郎商店」を開き、1918年に株式会社兼松商店(⁠支店は東京とシドニー)を設立します。
  2. 1967年江商と合併し、兼松江商になります。
  3. 1990年社名を兼松に戻します。
  4. 1999年「⁠構造改革計画」を発表し、“第二の創業”に取り組みます。

岡谷鋼機

  1. 1669年初代岡谷總助宗治が名古屋で金物商を開業します。
  2. 1862〜1872年大阪と東京に支店を開きます。
  3. 1943年社名を岡谷鋼機に変えます。
  4. 1964〜2007年米国岡谷鋼機会社や、タイ王国のサイアム スリヤ会社などの現地法人をつくります。

いま何に賭けているか

兼松

中期経営計画「⁠integration 1.0」(⁠2024年4月〜)を、当期に「⁠integration 1.1」へアップデートしました。Visionは「⁠効率的かつ持続可能なサプライチェーンの変革をリードするソリューションプロバイダー」です。DX、GX、イノベーションを重点的に強化するとしています。

岡谷鋼機

企業理念は「⁠ものつくりに貢献するグローバル最適調達パートナー」です。G(⁠Global)、I(⁠Innovation)、C(⁠Challenge)を柱にしています。会社は、情報・電機でAI・データセンター関連の需要を見込む一方、鉄鋼は建築・土木分野の需要減少などで厳しい環境が続くと見ています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で兼松が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい兼松。

よくある質問

兼松と岡谷鋼機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は兼松が約1,017万円、岡谷鋼機が約762万円。兼松のほうが約255万円高い。
兼松と岡谷鋼機はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は兼松が7.5時間、岡谷鋼機が13.9時間。兼松のほうが月6.4時間少ない。
兼松と岡谷鋼機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は兼松が81.1点、岡谷鋼機が64.8点で、兼松が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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