トップ › 卸売・小売業 › 兼松 › 面接対策

兼松の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、兼松の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 兼松はどんな会社か

兼松は、ICT、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空を中心に扱う商社です。1889年に兼松房治郎が神戸で開いた「⁠豪州貿易兼松房治郎商店」が前身で、オーストラリアとの貿易から始まりました。

いまの状況:中期経営計画「⁠integration 1.0」(⁠2024年4月〜)を、当期に「⁠integration 1.1」へアップデートしました。

転機:1999年 「⁠構造改革計画」を発表し、“第二の創業”に取り組みます/2023年 兼松エレクトロニクスと兼松サステックを完全子会社にします。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高1.07兆円卸売・小売業の上場600社中29位。
売上に対する税引前利益の割合4.4%業界中央値3.5%並み。
売上の4年の伸び1.39倍業界中央値は1.25倍。
従業員数(⁠単体)861人4年で1.09倍。
30歳換算年収約1,017万円業界中央値は約471万円。
月の平均残業7.5時間業界中央値は12.7時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは兼松の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • オーストラリアとの貿易から始まった会社で、1918年の設立時からシドニーに支店がありました。
  • 連結社員の半分近くが電子・デバイス事業の社員です。携帯通信端末の販売やモバイルインターネットサービスも扱っています。
  • 創業主意は「⁠わが国の福利を増進するの分子を播種栽培す」です。対処すべき課題として「⁠労働力不足」「⁠持続可能性への対応」「⁠経営のスピード化」の3つを挙げています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

兼松株式会社は、上場600社の中で売上29位の大手。稼ぎ方は「⁠メーカーと買い手の間に立ち、仕入れて売る差額で稼ぐ専門商社・卸の型」。今は「⁠integration 1.0」「⁠integration 1.1」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

兼松ヤマエグループホールディコスモス薬品マツキヨココカラ&カンパ
売上高1.07兆円1.09兆円1.10兆円1.12兆円
利益率4.4%(⁠税引前)1.7%(⁠経常)4.1%(⁠経常)8.0%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.39倍2.15倍1.46倍1.53倍
30歳換算年収1,017万円568万円487万円501万円
月の残業7.5時間未公表未公表未公表

4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

経営戦略の目標を実現するためには、質の高い人材の確保、育成、そして適切な配置が不可欠であり、そのため、当社は常に経営戦略と連動した人材戦略を構築し、柔軟かつ迅速に対応できる体制を整えております。人的資本基本方針(⁠方針)新たな価値創造の源泉となる人材(⁠兼松パーソン)を確保・育成し、人材の能力が十分に発揮される組織を作ることで持続的に企業価値を向上させる (⁠概要)「⁠お客さまやお取引先に愛され、選ばれる人」これが兼松パーソンです。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・創造・デジタル・現場・安全

会社自身が挙げているリスク

連結財務諸表等 注記30 金融商品、為替変動、金利変動、取扱商品の需給・価格変動、連結財務諸表等 注記6 セグメント情報。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • ICTソリューション:1,652人(⁠20%)
  • 電子・デバイス:3,857人(⁠48%)
  • 食料:809人(⁠10%)
  • 鉄鋼・素材・プラント:982人(⁠12%)
  • 車両・航空:771人(⁠10%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠integration 1.0」「⁠integration 1.1」。
当社の課題は
会社自身は「⁠連結財務諸表等 注記30 金融商品」「⁠為替変動」「⁠金利変動」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠integration 1.0」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 2026年9月の子会社の取得について、現場の仕事にはどんな影響がありましたか。
  • 有価証券報告書で「⁠連結財務諸表等 注記30 金融商品」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い