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神鋼商事と因幡電機産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は神鋼商事が約796万円、因幡電機産業が約838万円。因幡電機産業のほうが約42万円高い。
  • 月の平均残業は神鋼商事が8.9時間、因幡電機産業が13.3時間。神鋼商事のほうが月4.4時間少ない。
  • 売上高は神鋼商事が6,081億円、因幡電機産業が4,170億円で、神鋼商事が約1.5倍の規模。

数字で比べる

神鋼商事因幡電機産業
働きやすさの点数73.4点(⁠S-)70.3点(⁠A+)
平均年収974万円(⁠39.3歳)989万円(⁠37.6歳)
30歳換算年収約796万円約838万円
月の平均残業8.9時間13.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.1年13.3年
売上高6,081億円4,170億円
売上に対する利益の割合1.8%(⁠経常利益)7.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.23倍1.44倍
従業員数(⁠単体)465人1,790人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は神鋼商事が1.8%、因幡電機産業が7.6%で、因幡電機産業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは神鋼商事が1.23倍、因幡電機産業が1.44倍で、勢いは因幡電機産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は神鋼商事が73.4点、因幡電機産業が70.3点で、神鋼商事が上回る。

何で稼いでいるかの違い

神鋼商事

神鋼商事は、鉄鋼、アルミ・銅、原料、機械、溶接材料などを扱う商社で、KOBELCOグループの中核商社です。1946年に神戸製鋼所の全額出資で、同社製品の販売と資材の供給を目的に太平商事として設立されました。

売上高は約6,081億円です。事業は、金属(⁠鉄鋼、アルミ・銅、原料)と機械・溶接(⁠機械、溶接)が中心で、関連商品の製造や先端技術分野への投資もしています。

因幡電機産業

因幡電機産業は、電線ケーブル、配管、照明器具、空調機器などの電設資材や、制御機器・FA関連機器などの産業機器を卸売し、空調用被覆銅管や空調配管化粧カバー、表示灯・回転灯などの自社製品もつくる会社です。1949年に大阪市東成区で設立され、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めました。

売上高は約4,170億円です。事業は、電設資材、産業機器、自社製品(⁠空調関連部材、表示灯・回転灯、情報配線システムなど)の3つです。

歴史の違い

神鋼商事

  1. 1946年神戸製鋼所の全額出資で、大阪に太平商事として設立されます。
  2. 1960〜1961年社名を神鋼商事に変え、大阪・東京の証券取引所に上場します。
  3. 1966〜1998年米国、マレーシア、タイ、台湾、豪州、中国に会社をつくります。
  4. 2005〜2013年韓国、ドイツ、インド、インドネシア、ベトナム、メキシコに会社をつくります。

因幡電機産業

  1. 1949年大阪市東成区で設立し、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めます。
  2. 1976〜1988年事業部を分社し、のちに6社を合併します。
  3. 1993〜1997年大証2部、東証2部に上場し、東証・大証の1部に指定されます。
  4. 2009〜2013年春日電機を設立してタイのSIAM ORIENT ELECTRICを子会社にし、パトライトを買収します。

いま何に賭けているか

神鋼商事

企業理念は「⁠誠実をモットーに、新しい価値の創造を通じて、豊かな社会づくりと、みんなの幸せをめざす」です。2025年に、若手リーダー中心のプロジェクトチームの議論を経て、パーパス「⁠自ら変化に挑む 人の力で価値をつくり・むすび・ひらき ワクワクする未来を創造する」を定めました。中期経営計画2026では、KOBELCOグループビジネスの拡大、独自のサプライチェーンの多様化、社会課題の解決に資する新事業を3本柱にしています。

因幡電機産業

経営の基本理念は「⁠省エネルギー、省資源など地球環境に配慮し、豊かで快適な社会づくりに貢献する」です。2029年3月期に連結売上高4,700億円、連結営業利益352億円を目標にしています。「⁠因幡電工」ブランドの被覆銅管や空調配管化粧カバーの改良などを進め、新しい研究開発施設「⁠イノベーションセンター」の建設を決めました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら因幡電機産業、時間のゆとりを取るなら神鋼商事。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい因幡電機産業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い因幡電機産業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

神鋼商事と因幡電機産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は神鋼商事が約796万円、因幡電機産業が約838万円。因幡電機産業のほうが約42万円高い。
神鋼商事と因幡電機産業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は神鋼商事が8.9時間、因幡電機産業が13.3時間。神鋼商事のほうが月4.4時間少ない。
神鋼商事と因幡電機産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は神鋼商事が73.4点、因幡電機産業が70.3点で、神鋼商事が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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