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岩谷産業とカメイの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は岩谷産業が約825万円、カメイが約545万円。岩谷産業のほうが約280万円高い。
  • 月の平均残業は岩谷産業が17.1時間、カメイが9.9時間。カメイのほうが月7.2時間少ない。
  • 売上高は岩谷産業が9,085億円、カメイが5,831億円で、岩谷産業が約1.6倍の規模。

数字で比べる

岩谷産業カメイ
働きやすさの点数68点(A+)60.9点(⁠A-)
平均年収1,021万円(⁠39.8歳)683万円(⁠40.4歳)
30歳換算年収約825万円約545万円
月の平均残業17.1時間9.9時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.2年12.6年
売上高9,085億円5,831億円
売上に対する利益の割合6.1%(⁠経常利益)3.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.32倍1.21倍
従業員数(⁠単体)1,384人1,589人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は岩谷産業が6.1%、カメイが3.2%で、岩谷産業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは岩谷産業が1.32倍、カメイが1.21倍で、勢いは岩谷産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は岩谷産業が68点、カメイが60.9点で、岩谷産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

岩谷産業

岩谷産業は、家庭用・産業用のLPガス、産業ガス(⁠酸素、窒素、水素など)、ガス関連の機械、樹脂や金属などの素材を扱う会社です。1930年に岩谷直治が大阪で酸素や溶接材料などを扱う岩谷直治商店を創業しました。カセットこんろ・ボンベや「⁠富士の湧水」も扱っています。

売上高は約9,085億円です。事業は、総合エネルギー(⁠LPガス、LNG、カセットこんろ・ボンベなど)、産業ガス・機械、マテリアル(⁠樹脂、ミネラルサンド、ステンレス、二次電池材料など)の3つが中心です。

カメイ

カメイは、宮城県仙台市に本社を置き、エネルギー、食料、建設関連、自動車関連、海外・貿易、ペット関連、ファーマシーなどの事業を営む商社です。1903年に亀井文平が宮城県塩釜で石油、砂糖、洋粉などの販売を始めたのが始まりです。

売上高は約5,831億円です。ガソリン・灯油・LPガスなどの販売、米穀・牛タン・ビール・ワインなどの食料、住宅設備機器や鋼材、仙台トヨペットなどの自動車販売、海外・貿易事業などを手がけています。

歴史の違い

岩谷産業

  1. 1930〜1945年岩谷直治が大阪市で岩谷直治商店を創業し、酸素、カーバイド、溶接材料などを扱います。
  2. 1953年LPガスを「⁠マルヰプロパン」のブランドで売り始めます。
  3. 1980〜1981年堺にLPガス輸入基地を完成させ、サウジアラビアからLPガスの直輸入を始めます。
  4. 2002年国内初の「⁠水素供給ステーション」を完成させ、実証試験を始めます。

カメイ

  1. 1903〜1908年亀井文平が宮城県塩釜で石油、砂糖、洋粉などの販売を始め、日本石油の三陸沿岸代理販売店になります。
  2. 1932〜1937年株式会社亀井商店になり、自動車、ビール、セメントの販売を始めます。
  3. 1956年仙台トヨペット販売を設立します。
  4. 1985〜1988年社名をカメイに変え、東証2部に上場し、1部に指定されます。

いま何に賭けているか

岩谷産業

中期経営計画「⁠PLAN27」(⁠2024年3月期からの5年間)のテーマは「⁠水素エネルギー社会の実現に向けて」です。営業利益650億円、ROE10%以上、ROIC6%以上を目標に、「⁠水素戦略」「⁠脱炭素戦略」「⁠国内エネルギー・サービス戦略」「⁠海外戦略」「⁠非財務戦略」の5つを重点施策にしています。

カメイ

活動理念は「⁠地域社会に密着し、人々の生活に役立つ総合商社として活動発展することをめざす。」です。エネルギー・インフラ関連を軸にした脱炭素への取り組みを最優先課題とし、食品を中心とした商品を「⁠日本から海外へ」広げるとしています。ROEは当面8%以上を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら岩谷産業、時間のゆとりを取るならカメイ。

よくある質問

岩谷産業とカメイはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は岩谷産業が約825万円、カメイが約545万円。岩谷産業のほうが約280万円高い。
岩谷産業とカメイはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は岩谷産業が17.1時間、カメイが9.9時間。カメイのほうが月7.2時間少ない。
岩谷産業とカメイはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は岩谷産業が68点、カメイが60.9点で、岩谷産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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