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稲畑産業とトーメンデバイスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は稲畑産業が約807万円、トーメンデバイスが約669万円。稲畑産業のほうが約138万円高い。
  • 売上高は稲畑産業が8,327億円、トーメンデバイスが6,337億円で、稲畑産業が約1.3倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は稲畑産業が3.3%、トーメンデバイスが2.1%で、差は小さい。

数字で比べる

稲畑産業トーメンデバイス
働きやすさの点数69.8点(⁠A+)60.2点(⁠A-)
平均年収1,006万円(⁠40.1歳)967万円(⁠46.9歳)
30歳換算年収約807万円約669万円
月の平均残業15.1時間未公表
有給取得率67.5%未公表
平均勤続年数12.3年12.5年
売上高8,327億円6,337億円
売上に対する利益の割合3.3%(⁠経常利益)2.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.22倍1.37倍
従業員数(⁠単体)678人121人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは稲畑産業が1.22倍、トーメンデバイスが1.37倍で、勢いはトーメンデバイスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は稲畑産業が69.8点、トーメンデバイスが60.2点で、稲畑産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

稲畑産業

稲畑産業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の分野で商品を販売・製造する商社です。1890年に稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業したのが始まりです。

売上高は約8,327億円です。事業は、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の4つで、樹脂コンパウンドの製造もしています。

トーメンデバイス

トーメンデバイスは、サムスングループの半導体(⁠DRAMやNAND FLASHなどのメモリ、システムLSI)やディスプレイ、電子部品を中心に販売する商社です。1992年に、トーメン(⁠今の豊田通商)、トーメンエレクトロニクス(⁠今のネクスティエレクトロニクス)、三星電子ジャパンの3社の共同出資で設立されました。

売上高は約6,337億円です。取扱商品は、半導体(⁠メモリ、システムLSI)、ディスプレイ(⁠LCD、OLED)、その他(⁠LED、MLCC、バッテリーなど)です。

歴史の違い

稲畑産業

  1. 1890〜1897年稲畑勝太郎が京都市で稲畑染料店を開業し、本店を大阪に移して、染料や工業薬品などを欧州から輸入します。
  2. 1918〜1943年株式会社稲畑商店になり、社名を稲畑産業に変えます。
  3. 1944年住友化学工業の染料、化学品、医薬品の特約販売店になります。
  4. 1976〜1998年シンガポール、米国、タイ、香港、台湾、フランス、インドネシア、中国、フィリピンに拠点をつくります。

トーメンデバイス

  1. 1992年トーメン、トーメンエレクトロニクス、三星電子ジャパンの共同出資で設立されます。
  2. 2002年中国上海市に会社をつくり、株式を店頭登録します。
  3. 2004〜2005年東証2部に上場し、東証1部に指定されます。
  4. 2012〜2018年ホンコン、中国深セン市、中国上海市、シンガポールに会社をつくり、丸文セミコンから日本サムスンの販売特約店の事業を譲り受けます。

いま何に賭けているか

稲畑産業

社是は「⁠愛」(⁠I)と「⁠敬」(⁠K)で、「⁠人を愛し、敬う」という人間尊重の精神に基づいて社会の発展に貢献することを経営理念にしています。長期ビジョン「⁠IK Vision 2030」で、連結売上高1兆円以上の早期実現と海外比率70%以上を掲げています。中期経営計画「⁠New Challenge 2026」のメインテーマは“投資による成長の加速”です。

トーメンデバイス

経営理念は「⁠先端技術の提供とグローバルなパートナーシップを通じて、顧客・社会の現在(⁠いま)と、ひとつ先の未来に貢献します」です。2026年3月期は、生成AI関連製品の需要拡大によるメモリ価格の上昇などで業績が堅調だったとしています。中期経営計画2028では、車載とサーバー・ストレージを成長分野に位置づけています。

よくある質問

稲畑産業とトーメンデバイスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は稲畑産業が約807万円、トーメンデバイスが約669万円。稲畑産業のほうが約138万円高い。
稲畑産業とトーメンデバイスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は稲畑産業が69.8点、トーメンデバイスが60.2点で、稲畑産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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