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兼松とレスターの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は兼松が約1,017万円、レスターが約540万円。兼松のほうが約477万円高い。
  • 売上高は兼松が1.07兆円、レスターが6,309億円で、兼松が約1.7倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは兼松が1.39倍、レスターが1.58倍で、勢いはレスターが上。

数字で比べる

兼松レスター
働きやすさの点数81.1点(⁠S)50.2点(⁠B)
平均年収1,202万円(⁠37.7歳)748万円(⁠45歳)
30歳換算年収約1,017万円約540万円
月の平均残業7.5時間未公表
有給取得率73%未公表
平均勤続年数11.8年13.2年
売上高1.07兆円6,309億円
売上に対する利益の割合4.4%(⁠税引前利益)2.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.39倍1.58倍
従業員数(⁠単体)861人1,234人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は兼松が81.1点、レスターが50.2点で、兼松が上回る。

何で稼いでいるかの違い

兼松

兼松は、ICT、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空を中心に扱う商社です。1889年に兼松房治郎が神戸で開いた「⁠豪州貿易兼松房治郎商店」が前身で、オーストラリアとの貿易から始まりました。

売上高は約1.07兆円です。食料ではコーヒー、ゴマ、ナッツ、畜産品、大豆・小麦など、電子・デバイスでは電子部品、半導体製造装置、携帯通信端末などを扱っています。

レスター

レスターは、半導体・電子部品の販売や電子機器の受託製造(⁠EMS)、映像・音響・通信のシステムソリューション、再生可能エネルギー、ソフトウェア開発などを手がける会社です。2019年にUKCホールディングスとバイテックホールディングスが経営統合し、2024年に事業会社のレスターになりました。

売上高は約6,309億円です。事業は、デバイスBU(⁠半導体・電子部品の販売、EMS)、システムBU(⁠映像・音響・通信のソリューション、キャッシュレス端末、再生可能エネルギーなど)、IT&SIerBU(⁠ソフトウェア開発、産業用PCなど)です。

歴史の違い

兼松

  1. 1889〜1918年兼松房治郎が神戸市で「⁠豪州貿易兼松房治郎商店」を開き、1918年に株式会社兼松商店(⁠支店は東京とシドニー)を設立します。
  2. 1967年江商と合併し、兼松江商になります。
  3. 1990年社名を兼松に戻します。
  4. 1999年「⁠構造改革計画」を発表し、“第二の創業”に取り組みます。

レスター

  1. 2009年ユーエスシーと共信テクノソニックが共同持株会社UKCホールディングスを設立します。
  2. 2019年UKCホールディングスとバイテックホールディングスが経営統合し、レスターホールディングスになります。
  3. 2021〜2022年PALTEKとカードサービスを子会社にします。
  4. 2024年子会社3社を吸収合併して事業会社になり、社名をレスターに変え、PCIホールディングスを子会社にします。

いま何に賭けているか

兼松

中期経営計画「⁠integration 1.0」(⁠2024年4月〜)を、当期に「⁠integration 1.1」へアップデートしました。Visionは「⁠効率的かつ持続可能なサプライチェーンの変革をリードするソリューションプロバイダー」です。DX、GX、イノベーションを重点的に強化するとしています。

レスター

経営理念は「⁠情報と技術で、新しい価値、サービスを創造・提供し、社会の発展に貢献します」で、「⁠エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」を目指しています。2027年3月期に売上高7,000億円、営業利益180億円、ROE10.5%以上を目標にしています。系統用蓄電池や植物工場などの事業も課題に挙げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいレスター。

よくある質問

兼松とレスターはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は兼松が約1,017万円、レスターが約540万円。兼松のほうが約477万円高い。
兼松とレスターはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は兼松が81.1点、レスターが50.2点で、兼松が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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