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長瀬産業と因幡電機産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、因幡電機産業が約838万円。長瀬産業のほうが約95万円高い。
  • 月の平均残業は長瀬産業が5.3時間、因幡電機産業が13.3時間。長瀬産業のほうが月8時間少ない。
  • 売上高は長瀬産業が9,728億円、因幡電機産業が4,170億円で、長瀬産業が約2.3倍の規模。

数字で比べる

長瀬産業因幡電機産業
働きやすさの点数81.8点(⁠S)70.3点(⁠A+)
平均年収1,190万円(⁠41.2歳)989万円(⁠37.6歳)
30歳換算年収約933万円約838万円
月の平均残業5.3時間13.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年13.3年
売上高9,728億円4,170億円
売上に対する利益の割合4.5%(⁠経常利益)7.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.44倍
従業員数(⁠単体)942人1,790人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は長瀬産業が4.5%、因幡電機産業が7.6%で、因幡電機産業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは長瀬産業が1.25倍、因幡電機産業が1.44倍で、勢いは因幡電機産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、因幡電機産業が70.3点で、長瀬産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

長瀬産業

長瀬産業は、染料の販売から始まり、化学品などを扱う商社で、フード、半導体、ライフサイエンス分野に力を入れています。商社機能に加えて製造機能も持ち、ナガセケムテックスやナガセヴィータ(⁠旧林原)などの製造子会社があります。1832年に京都・西陣で染料などを売る「⁠鱗形屋」として創業しました。

売上高は約9,728億円です。事業は、機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連の5つです。

因幡電機産業

因幡電機産業は、電線ケーブル、配管、照明器具、空調機器などの電設資材や、制御機器・FA関連機器などの産業機器を卸売し、空調用被覆銅管や空調配管化粧カバー、表示灯・回転灯などの自社製品もつくる会社です。1949年に大阪市東成区で設立され、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めました。

売上高は約4,170億円です。事業は、電設資材、産業機器、自社製品(⁠空調関連部材、表示灯・回転灯、情報配線システムなど)の3つです。

歴史の違い

長瀬産業

  1. 1832年京都・西陣で創業し、染料・澱粉・ふのり類を販売します(⁠屋号は鱗形屋)。
  2. 1900〜1930年スイスのバーゼル化学工業社、米国のイーストマン コダック社、ユニオン カーバイド社と取引を始めます。
  3. 1917〜1943年株式会社長瀬商店として発足し、1943年に社名を長瀬産業に変えます。
  4. 1970年スイスのチバ ガイギー社と共同で長瀬チバ(⁠今のナガセケムテックス)を設立します。

因幡電機産業

  1. 1949年大阪市東成区で設立し、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めます。
  2. 1976〜1988年事業部を分社し、のちに6社を合併します。
  3. 1993〜1997年大証2部、東証2部に上場し、東証・大証の1部に指定されます。
  4. 2009〜2013年春日電機を設立してタイのSIAM ORIENT ELECTRICを子会社にし、パトライトを買収します。

いま何に賭けているか

長瀬産業

2021〜2025年度の中期経営計画「⁠ACE 2.0」では“質の追求”を掲げ、最終年度の目標(⁠ROE8.0%以上、営業利益350億円)に対し、ROE8.0%、営業利益447億円で達成しました。事業ポートフォリオを「⁠基盤」「⁠注力」「⁠育成」「⁠改善」の4つの領域に分け、フード、半導体、ライフサイエンス分野に経営資源を投じています。

因幡電機産業

経営の基本理念は「⁠省エネルギー、省資源など地球環境に配慮し、豊かで快適な社会づくりに貢献する」です。2029年3月期に連結売上高4,700億円、連結営業利益352億円を目標にしています。「⁠因幡電工」ブランドの被覆銅管や空調配管化粧カバーの改良などを進め、新しい研究開発施設「⁠イノベーションセンター」の建設を決めました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で長瀬産業が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい因幡電機産業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い因幡電機産業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

長瀬産業と因幡電機産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は長瀬産業が約933万円、因幡電機産業が約838万円。長瀬産業のほうが約95万円高い。
長瀬産業と因幡電機産業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は長瀬産業が5.3時間、因幡電機産業が13.3時間。長瀬産業のほうが月8時間少ない。
長瀬産業と因幡電機産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は長瀬産業が81.8点、因幡電機産業が70.3点で、長瀬産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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