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スズケンと因幡電機産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。専門商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はスズケンが約511万円、因幡電機産業が約838万円。因幡電機産業のほうが約327万円高い。
  • 売上高はスズケンが2.49兆円、因幡電機産業が4,170億円で、スズケンが約6.0倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はスズケンが1.6%、因幡電機産業が7.6%で、因幡電機産業のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

スズケン因幡電機産業
働きやすさの点数66.6点(⁠A)70.3点(⁠A+)
平均年収745万円(⁠47.3歳)989万円(⁠37.6歳)
30歳換算年収約511万円約838万円
月の平均残業未公表13.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数22.1年13.3年
売上高2.49兆円4,170億円
売上に対する利益の割合1.6%(⁠経常利益)7.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.11倍1.44倍
従業員数(⁠単体)2,991人1,790人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはスズケンが1.11倍、因幡電機産業が1.44倍で、勢いは因幡電機産業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はスズケンが66.6点、因幡電機産業が70.3点で、因幡電機産業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

スズケン

スズケンは、名古屋に本社を置く大手医薬品卸です。製薬会社がつくった薬を仕入れ、全国の病院・診療所・調剤薬局に届けるのが本業です。ほかに医薬品の製造、調剤薬局、介護サービスなども手がけています。

売上高は約2.5兆円で、卸売業で国内14位です。事業は、医薬品卸売、ヘルスケア製品開発(⁠医薬品・医療機器の製造)、地域医療介護支援(⁠調剤薬局・介護)、スペシャリティ医薬品流通受託、医療関連サービス(⁠製薬会社の物流受託など)に分かれています。

因幡電機産業

因幡電機産業は、電線ケーブル、配管、照明器具、空調機器などの電設資材や、制御機器・FA関連機器などの産業機器を卸売し、空調用被覆銅管や空調配管化粧カバー、表示灯・回転灯などの自社製品もつくる会社です。1949年に大阪市東成区で設立され、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めました。

売上高は約4,170億円です。事業は、電設資材、産業機器、自社製品(⁠空調関連部材、表示灯・回転灯、情報配線システムなど)の3つです。

歴史の違い

スズケン

  1. 1932年鈴木謙三が、医薬品を中心とした卸売の個人商店「⁠鈴木謙三商店」を創業します。
  2. 1946〜1964年株式会社にして本社を名古屋に移し、1964年に社名をスズケンに変えます。
  3. 1990年医薬品メーカーの三和化学研究所を傘下に入れ、薬をつくる事業も始めます。
  4. 1994〜2006年全国の医薬品卸と次々に合併・統合し、全国に届ける体制を整えます。

因幡電機産業

  1. 1949年大阪市東成区で設立し、モーターなどの電気機器の製造・販売を始めます。
  2. 1976〜1988年事業部を分社し、のちに6社を合併します。
  3. 1993〜1997年大証2部、東証2部に上場し、東証・大証の1部に指定されます。
  4. 2009〜2013年春日電機を設立してタイのSIAM ORIENT ELECTRICを子会社にし、パトライトを買収します。

いま何に賭けているか

スズケン

2027年3月期からの中期経営計画で、「⁠第3の創業」として、既存の「⁠卸」の概念を超えた“次世代卸”への進化を掲げています。各事業の機能や協業企業のサービスを組み合わせる「⁠機能総体」の発想で、社会課題の解決と社会コストの低減に貢献する「⁠健康創造事業体」を目指し、5年後に連結売上高3兆円以上を目標にしています。

因幡電機産業

経営の基本理念は「⁠省エネルギー、省資源など地球環境に配慮し、豊かで快適な社会づくりに貢献する」です。2029年3月期に連結売上高4,700億円、連結営業利益352億円を目標にしています。「⁠因幡電工」ブランドの被覆銅管や空調配管化粧カバーの改良などを進め、新しい研究開発施設「⁠イノベーションセンター」の建設を決めました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい因幡電機産業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い因幡電機産業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

スズケンと因幡電機産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はスズケンが約511万円、因幡電機産業が約838万円。因幡電機産業のほうが約327万円高い。
スズケンと因幡電機産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はスズケンが66.6点、因幡電機産業が70.3点で、因幡電機産業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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