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スズケンの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、スズケンの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. スズケンはどんな会社か

スズケンは、名古屋に本社を置く大手医薬品卸です。製薬会社がつくった薬を仕入れ、全国の病院・診療所・調剤薬局に届けるのが本業です。ほかに医薬品の製造、調剤薬局、介護サービスなども手がけています。

いまの状況:2027年3月期からの中期経営計画で、「⁠第3の創業」として、既存の「⁠卸」の概念を超えた“次世代卸”への進化を掲げています。

転機:1994〜2006年 全国の医薬品卸と次々に合併・統合し、全国に届ける体制を整えます/2008年〜 調剤薬局の会社を傘下に入れ、介護や製薬会社向けの物流受託、デジタルヘルスケアのサービスも始めます。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高2.49兆円卸売・小売業の上場600社中14位。
売上に対する経常利益の割合1.6%業界中央値3.5%より1.9ポイント低い。
売上の4年の伸び1.11倍業界中央値は1.25倍。
従業員数(⁠単体)2,991人4年で0.87倍。
30歳換算年収約511万円業界中央値は約471万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくはスズケンの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 経常利益率は約1.6%で、卸売業の中央値(⁠約3.5%)を下回ります。1994〜2006年に全国の医薬品卸と合併・統合を重ね、今は全国156支店と大型の物流センターで病院・薬局に薬を届けています。
  • 卸売のほかに、医薬品メーカーの三和化学研究所(⁠1990年に傘下)、調剤薬局のユニスマイル、介護、製薬会社向けの物流受託、スペシャリティ医薬品の流通受託を持っています。社員約1.3万人のうち約7,800人が卸売事業です。
  • 2027年3月期からの中期経営計画で「⁠第3の創業」を掲げ、2029年3月期に売上高2.7兆円以上・経常利益率1.5%以上、5年後に売上高3兆円以上を目標にしています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

スズケンは、上場600社の中で売上14位の大手。稼ぎ方は「⁠メーカーと買い手の間に立ち、仕入れて売る差額で稼ぐ専門商社・卸の型」。今は「⁠第3の創業期」「⁠機能総体」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

スズケンパン・パシフィック・イン阪和興業双日(株)
売上高2.49兆円2.45兆円2.66兆円2.76兆円
利益率1.6%(⁠経常)7.3%(⁠経常)2.0%(⁠経常)4.2%(⁠税引前)
4年の売上の伸び1.11倍1.34倍1.23倍1.31倍
30歳換算年収511万円526万円850万円1,000万円
月の残業未公表未公表未公表18.6時間

求める人物像

a リスキリングの推進(⁠ア)求める人材像社員に求める3つのコンピテンスを定め、人材育成における基本的な考え方と位置付け、育成施策の立案および推進を行っています。AX人材の育成これまで推進してきたDX人材育成を基盤に、研修やEラーニングなど、あらゆる学習機会において生成AIに関する知識や活用事例を習得できるカリキュラムを提供し、一人ひとりの着実な学びを支援するとともに、実際の業務への活用を促進します。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:挑戦・成長・創造・専門性・デジタル

会社自身が挙げているリスク

医薬品卸売業界、法的規制、医療保険制度改革、特有の商習慣、スズケングループ、固定資産の減損。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 医薬品卸売事業:7,834人(⁠62%)
  • ヘルスケア製品開発事業:861人(⁠7%)
  • 地域医療介護支援事業:3,322人(⁠26%)
  • スペシャリティ医薬品流通受託事業:12人(⁠0%)
  • 医療関連サービス等事業:688人(⁠5%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠第3の創業期」「⁠機能総体」。
当社の課題は
会社自身は「⁠医薬品卸売業界」「⁠法的規制」「⁠医療保険制度改革」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠第3の創業」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠医薬品卸売業界」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。