機械・重工8社を比較【2026年】
三菱重工業・IHI・小松製作所・ダイキン工業・川崎重工業・ダイフク・クボタ・日立建機を、年収・残業・有給・業績と、それぞれの稼ぎ方で比べました。
ひと目でわかる違い
- 30歳換算年収が最も高いのは三菱重工業(約820万円)。
- 残業が最も少ないのは日立建機(月17.1時間)。
- 売上の伸びが最も大きいのはダイキン工業(1.61倍)。
数字で比べる
| 三菱重工業 | IHI | 小松製作所 | ダイキン工業 | 川崎重工業 | ダイフク | クボタ | 日立建機 |
|---|
| 働きやすさの点数 | 76.4点(S) | 75点(S) | 74.7点(S) | 72.3点(S-) | 68.2点(A+) | 66.3点(A) | 65.3点(A) | 59.3点(B) |
| 平均年収 | 1,072万円(42.3歳) | 1,001万円(42.4歳) | 902万円(41.7歳) | 896万円(41.2歳) | 910万円(41.7歳) | 918万円(41.6歳) | 861万円(39.9歳) | 774万円(41.1歳) |
| 30歳換算年収 | 約820万円 | 約764万円 | 約699万円 | 約702万円 | 約705万円 | 約713万円 | 約694万円 | 約608万円 |
| 月の平均残業 | 27.4時間 | 21.3時間 | 未公表 | 17.7時間 | 22.8時間 | 19.9時間 | 20.1時間 | 17.1時間 |
| 有給取得率 | 未公表 | 78.3% | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 |
| 平均勤続年数 | 17.7年 | 15.8年 | 17.1年 | 16.6年 | 14.5年 | 14.2年 | 14.8年 | 13年 |
| 売上高 | 4.97兆円 | 1.64兆円 | 4.13兆円 | 5.02兆円 | — | 6,607億円 | 3.02兆円 | 1.41兆円 |
| 売上に対する利益の割合 | 9.5%(税引前利益) | 11.3%(税引前利益) | 13.0%(税引前利益) | 8.1%(経常利益) | — | 15.8%(経常利益) | 9.3%(税引前利益) | 8.8%(税引前利益) |
| 売上の4年の伸び | 1.29倍 | 1.40倍 | 1.47倍 | 1.61倍 | — | 1.29倍 | 1.37倍 | 1.37倍 |
| 従業員数(単体) | 23,373人 | 8,199人 | 12,435人 | 8,212人 | 15,361人 | 3,858人 | 15,897人 | 5,926人 |
点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(平均年収÷1.022^(平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。
各社はどんな会社か(点数順)
三菱重工業は、発電所のガスタービン、原子力、船、航空機エンジン、宇宙機器、防衛装備、エアコンまでを手がける、日本最大級の重工業メーカーです。三菱の創業者・岩崎彌太郎が始めた長崎造船所が原点です。
いまの状況:中期経営計画「2024事業計画」で、伸びている事業と成長領域に重点を置き、2026年度に売上収益5.7兆円以上、事業利益4,500億円以上を目指しています。
IHI 75点(S)
IHIは、航空機用ジェットエンジン、ボイラや原子力機器などのエネルギー設備、橋梁・水門、産業システム・汎用機械をつくる重工業メーカーです。1853年に江戸幕府の命で石川島に創設された造船所がルーツです。
いまの状況:2023年からの中期経営計画「グループ経営方針2023」で構造改革に目途をつけ、2026年度からは2040年に向けた「中長期の方向性」の実現に向けて成長ステージに移るとしています。
小松製作所(コマツ)は、油圧ショベルやブルドーザー、鉱山で使う巨大なダンプトラックなどをつくる建設機械メーカーです。石川県小松市で生まれ、今は売上の多くを海外で稼いでいます。機械を売るだけでなく、工事現場や鉱山の「働き方」までデジタルで変えるソリューションに力を入れています。
いまの状況:2025年4月からの中期経営計画「Driving value with ambition 価値創造への挑戦」で、ありたい姿を「安全で生産性の高いクリーンな現場を実現するソリューションパートナー」と定めています。
ダイキン工業は、エアコン(空調機)の世界最大手クラスのメーカーです。家庭用だけでなく、ビルや工場の大型空調、冷凍・冷蔵設備までを手がけ、売上の大半を海外で稼いでいます。エアコンの冷媒に使うフッ素化学の技術も持つ、珍しい会社です。
いまの状況:2026年に策定した戦略経営計画「FUSION30」で、2030年を見据え、高収益な分野での成長と収益体質の強化を掲げています。
川崎重工業 68.2点(A+)
川崎重工業は、航空機・航空エンジン、鉄道車両、エネルギー機器・船舶、油圧機器・産業用ロボット、そしてバイク(カワサキ)と「ジェットスキー」までつくる総合重工業メーカーです。1878年に川崎正蔵が築地で開いた造船所から始まりました。
いまの状況:グループミッションは「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」、指針は「質主量従」「リスクマネジメント」です。
ダイフク 66.3点(A)
ダイフクは、工場や倉庫で物を運び・保管する「マテリアルハンドリング」システムのメーカーです。マテリアルハンドリングシステム・機器と洗車機を手がけ、半導体メーカー向けのクリーンルーム内搬送システムも韓国・中国の子会社でつくっています。米国には自動車向け(Daifuku Automotive America)、空港向け(Daifuku Airport America)の会社もあります。
いまの状況:長期ビジョン「Driving Innovative Impact 2030」で、2030年に連結売上高1兆円、営業利益率12.5%、ROE13.0%を目指しています。
クボタ 65.3点(A)
クボタは、トラクタや田植機などの農業機械で国内トップ、世界でも有数のメーカーです。もとは水道管をつくる会社で、今も「食料・水・環境」を事業の軸にしています。売上の多くは北米などの海外です。
いまの状況:長期ビジョン「GMB2030」で、「命を支えるプラットフォーマー」を目指しています。
日立建機 59.3点(B)
日立建機は、油圧ショベル、超大型油圧ショベル、ホイールローダなどの建設機械と、鉱山向けの機械・部品を手がけるメーカーです。2027年4月に社名を「ランドクロス」に変える予定で、新しいコーポレートブランド「LANDCROS」を掲げています。
いまの状況:2026年度からの新中期経営計画「LANDCROS 2028」を、2027年4月のランドクロスへの社名変更という「新たな船出」を成功させる3年間と位置づけています。
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