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川崎重工業とIHIの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は川崎重工業が約705万円、IHIが約764万円。IHIのほうが約59万円高い。
  • 月の平均残業は川崎重工業が22.8時間、IHIが21.3時間。大きな差はない。
  • 当サイトの働きやすさの点数は川崎重工業が68.2点、IHIが75点で、IHIが上回る。

数字で比べる

川崎重工業IHI
働きやすさの点数68.2点(⁠A+)75点(S)
平均年収910万円(⁠41.7歳)1,001万円(⁠42.4歳)
30歳換算年収約705万円約764万円
月の平均残業22.8時間21.3時間
有給取得率未公表78.3%
平均勤続年数14.5年15.8年
売上高—1.64兆円
売上に対する利益の割合—11.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び—1.40倍
従業員数(⁠単体)15,361人8,199人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

川崎重工業

川崎重工業は、航空機・航空エンジン、鉄道車両、エネルギー機器・船舶、油圧機器・産業用ロボット、そしてバイク(⁠カワサキ)と「⁠ジェットスキー」までつくる総合重工業メーカーです。1878年に川崎正蔵が築地で開いた造船所から始まりました。

事業は、航空宇宙システム、車両(⁠鉄道車両)、エネルギーソリューション&マリン(⁠エネルギー機器、水素関連設備、船舶など)、精密機械・ロボット(⁠油圧機器、産業用ロボット)、パワースポーツ&エンジン(⁠二輪車、オフロード四輪車、ジェットスキー、汎用エンジン)です。

IHI

IHIは、航空機用ジェットエンジン、ボイラや原子力機器などのエネルギー設備、橋梁・水門、産業システム・汎用機械をつくる重工業メーカーです。1853年に江戸幕府の命で石川島に創設された造船所がルーツです。

売上高は約1.64兆円です。事業は、資源・エネルギー・環境(⁠原動機、ボイラ、原子力機器など)、社会基盤(⁠橋梁・水門、交通システム、シールドシステムなど)、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛の4つです。

歴史の違い

川崎重工業

  1. 1878〜1896年川崎正蔵が東京・築地で川崎築地造船所を創業し、兵庫に造船所を開いて、1896年に株式会社川崎造船所を設立します。
  2. 1919〜1950年川崎汽船(⁠1919年)、川崎車輌(⁠1928年)、川崎航空機工業(⁠1937年)、川崎製鐵(⁠1950年)を次々に分離します。
  3. 1966〜1969年アメリカにバイクの販売会社をつくり、1969年に川崎航空機工業と川崎車輌を合併します。
  4. 2015年建設機械事業の子会社KCMを日立建機に譲渡します。

IHI

  1. 1853〜1889年ペリー来航をきっかけに幕府の命で石川島に造船所が創設され、1889年に有限責任石川島造船所になります。
  2. 1957年航空機用ジェットエンジンをつくるため田無工場を新設します。
  3. 1960年播磨造船所と合併し、石川島播磨重工業になります。
  4. 2000〜2002年日産自動車から宇宙航空事業を譲り受け、船舶・海洋事業は分社します(⁠のちのジャパン マリンユナイテッド)。

いま何に賭けているか

川崎重工業

グループミッションは「⁠世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」、指針は「⁠質主量従」「⁠リスクマネジメント」です。「⁠グループビジョン2030」で、「⁠安全安心リモート社会」「⁠近未来モビリティ」「⁠エネルギー・環境ソリューション」の3つのフィールドに注力し、液化水素の基地建設や液化水素運搬船の建造などを進めています。

IHI

2023年からの中期経営計画「⁠グループ経営方針2023」で構造改革に目途をつけ、2026年度からは2040年に向けた「⁠中長期の方向性」の実現に向けて成長ステージに移るとしています。エアロスペース、エネルギー、インフラの3分野に注力し、特にエアロスペースとクリーンエネルギーに大胆に資源を配分する方針です。

よくある質問

川崎重工業とIHIはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は川崎重工業が約705万円、IHIが約764万円。IHIのほうが約59万円高い。
川崎重工業とIHIはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は川崎重工業が22.8時間、IHIが21.3時間。大きな差はない。
川崎重工業とIHIはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は川崎重工業が68.2点、IHIが75点で、IHIが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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