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三菱重工業と小松製作所の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱重工業が約820万円、小松製作所が約699万円。三菱重工業のほうが約121万円高い。
  • 売上高は三菱重工業が4.97兆円、小松製作所が4.13兆円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は三菱重工業が9.5%、小松製作所が13.0%で、小松製作所のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三菱重工業小松製作所
働きやすさの点数76.4点(⁠S)74.7点(⁠S)
平均年収1,072万円(⁠42.3歳)902万円(⁠41.7歳)
30歳換算年収約820万円約699万円
月の平均残業27.4時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.7年17.1年
売上高4.97兆円4.13兆円
売上に対する利益の割合9.5%(⁠税引前利益)13.0%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.47倍
従業員数(⁠単体)23,373人12,435人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三菱重工業が1.29倍、小松製作所が1.47倍で、勢いは小松製作所が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱重工業が76.4点、小松製作所が74.7点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

三菱重工業

三菱重工業は、発電所のガスタービン、原子力、船、航空機エンジン、宇宙機器、防衛装備、エアコンまでを手がける、日本最大級の重工業メーカーです。三菱の創業者・岩崎彌太郎が始めた長崎造船所が原点です。

売上高は約5.0兆円です。事業は、エナジー(⁠火力・原子力・風力発電、航空機エンジン)、プラント・インフラ(⁠製鉄機械、船、交通システム)、物流・冷熱・ドライブシステム(⁠エアコン、フォークリフト、ターボチャージャ)、航空・防衛・宇宙の4つに分かれています。

小松製作所

小松製作所(⁠コマツ)は、油圧ショベルやブルドーザー、鉱山で使う巨大なダンプトラックなどをつくる建設機械メーカーです。石川県小松市で生まれ、今は売上の多くを海外で稼いでいます。機械を売るだけでなく、工事現場や鉱山の「⁠働き方」までデジタルで変えるソリューションに力を入れています。

売上高は約4.1兆円で、機械製造業で国内2位です。事業は、建設機械・車両、リテールファイナンス(⁠機械を買うお客さん向けのローン)、産業機械(⁠プレス機械など)の3つで、社員約6.7万人のうち約6.2万人が建設機械・車両の事業にいます。

歴史の違い

三菱重工業

  1. 1884年岩崎彌太郎が国から長崎造船局を借り受け、長崎造船所として造船を本格的に始めます。
  2. 1934年三菱造船が社名を三菱重工業に変えます。
  3. 1950年戦後、大きすぎる会社を分ける法律で、東日本・中日本・西日本の3社に分割されます。
  4. 1964年3社が再び合併し、今の三菱重工業が発足します。

小松製作所

  1. 1921年竹内鉱業から小松鉄工所を分けて、石川県小松町に小松製作所を設立します。
  2. 1950年代〜1960年代工場を大阪、川崎、小山などに広げ、建設機械のメーカーとして成長します。
  3. 1988年アメリカのドレッサー社と合弁会社をつくり、北米での事業を本格化します。
  4. 2007〜2009年茨城・金沢に新工場を建て、国内の建機販売会社を一つにまとめます。

いま何に賭けているか

三菱重工業

中期経営計画「⁠2024事業計画」で、伸びている事業と成長領域に重点を置き、2026年度に売上収益5.7兆円以上、事業利益4,500億円以上を目指しています。「⁠高利益体質と成長投資の好循環」を掲げ、組織をまたいだ最適化と新しい地域・顧客への展開を急いでいます。脱炭素の取り組み「⁠MISSION NET ZERO」も柱です。

小松製作所

2025年4月からの中期経営計画「⁠Driving value with ambition 価値創造への挑戦」で、ありたい姿を「⁠安全で生産性の高いクリーンな現場を実現するソリューションパートナー」と定めています。スマートコンストラクションや鉱山の無人ダンプトラック運行システム(⁠AHS)を進化させ、電動化・自動化・遠隔操作の技術を広げていくとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい小松製作所。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い小松製作所のほうが景気の波に強い。

よくある質問

三菱重工業と小松製作所はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱重工業が約820万円、小松製作所が約699万円。三菱重工業のほうが約121万円高い。
三菱重工業と小松製作所はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱重工業が76.4点、小松製作所が74.7点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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