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川崎重工業と日立建機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は川崎重工業が約705万円、日立建機が約608万円。川崎重工業のほうが約97万円高い。
  • 月の平均残業は川崎重工業が22.8時間、日立建機が17.1時間。日立建機のほうが月5.7時間少ない。
  • 当サイトの働きやすさの点数は川崎重工業が68.2点、日立建機が59.3点で、川崎重工業が上回る。

数字で比べる

川崎重工業日立建機
働きやすさの点数68.2点(⁠A+)59.3点(⁠B)
平均年収910万円(⁠41.7歳)774万円(⁠41.1歳)
30歳換算年収約705万円約608万円
月の平均残業22.8時間17.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.5年13年
売上高—1.41兆円
売上に対する利益の割合—8.8%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び—1.37倍
従業員数(⁠単体)15,361人5,926人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

川崎重工業

川崎重工業は、航空機・航空エンジン、鉄道車両、エネルギー機器・船舶、油圧機器・産業用ロボット、そしてバイク(⁠カワサキ)と「⁠ジェットスキー」までつくる総合重工業メーカーです。1878年に川崎正蔵が築地で開いた造船所から始まりました。

事業は、航空宇宙システム、車両(⁠鉄道車両)、エネルギーソリューション&マリン(⁠エネルギー機器、水素関連設備、船舶など)、精密機械・ロボット(⁠油圧機器、産業用ロボット)、パワースポーツ&エンジン(⁠二輪車、オフロード四輪車、ジェットスキー、汎用エンジン)です。

日立建機

日立建機は、油圧ショベル、超大型油圧ショベル、ホイールローダなどの建設機械と、鉱山向けの機械・部品を手がけるメーカーです。2027年4月に社名を「⁠ランドクロス」に変える予定で、新しいコーポレートブランド「⁠LANDCROS」を掲げています。

売上高は約1.41兆円です。事業は、建設機械ビジネス(⁠製造・販売、関連する部品サービスなど)と、スペシャライズド・パーツ・サービスビジネス(⁠マイニング設備・機械のアフターセールス部品など)の2つです。

歴史の違い

川崎重工業

  1. 1878〜1896年川崎正蔵が東京・築地で川崎築地造船所を創業し、兵庫に造船所を開いて、1896年に株式会社川崎造船所を設立します。
  2. 1919〜1950年川崎汽船(⁠1919年)、川崎車輌(⁠1928年)、川崎航空機工業(⁠1937年)、川崎製鐵(⁠1950年)を次々に分離します。
  3. 1966〜1969年アメリカにバイクの販売会社をつくり、1969年に川崎航空機工業と川崎車輌を合併します。
  4. 2015年建設機械事業の子会社KCMを日立建機に譲渡します。

日立建機

  1. 1955〜1970年日立製作所の子会社として建設機械の販売・製造会社がつくられ、1970年に統合されて日立建機が設立されます。
  2. 1972〜1995年オランダ、シンガポール、インドネシア、中国に会社をつくり、海外に広がります。
  3. 2010年インドのタタ日立コンストラクションマシナリーの経営権を取得します。
  4. 2017年オーストラリアのBradkenを公開買付けで連結子会社にします。

いま何に賭けているか

川崎重工業

グループミッションは「⁠世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」、指針は「⁠質主量従」「⁠リスクマネジメント」です。「⁠グループビジョン2030」で、「⁠安全安心リモート社会」「⁠近未来モビリティ」「⁠エネルギー・環境ソリューション」の3つのフィールドに注力し、液化水素の基地建設や液化水素運搬船の建造などを進めています。

日立建機

2026年度からの新中期経営計画「⁠LANDCROS 2028」を、2027年4月のランドクロスへの社名変更という「⁠新たな船出」を成功させる3年間と位置づけています。前の中期経営計画の期間に、油圧ショベルの世界需要が6%減る中で、米州での独自展開と部品・サービス事業で売上を伸ばしたとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら川崎重工業、時間のゆとりを取るなら日立建機。

よくある質問

川崎重工業と日立建機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は川崎重工業が約705万円、日立建機が約608万円。川崎重工業のほうが約97万円高い。
川崎重工業と日立建機はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は川崎重工業が22.8時間、日立建機が17.1時間。日立建機のほうが月5.7時間少ない。
川崎重工業と日立建機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は川崎重工業が68.2点、日立建機が59.3点で、川崎重工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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