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三菱重工業とダイキン工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱重工業が約820万円、ダイキン工業が約702万円。三菱重工業のほうが約118万円高い。
  • 月の平均残業は三菱重工業が27.4時間、ダイキン工業が17.7時間。ダイキン工業のほうが月9.7時間少ない。
  • 売上高は三菱重工業が4.97兆円、ダイキン工業が5.02兆円で、規模は近い。

数字で比べる

三菱重工業ダイキン工業
働きやすさの点数76.4点(⁠S)72.3点(⁠S-)
平均年収1,072万円(⁠42.3歳)896万円(⁠41.2歳)
30歳換算年収約820万円約702万円
月の平均残業27.4時間17.7時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.7年16.6年
売上高4.97兆円5.02兆円
売上に対する利益の割合9.5%(⁠税引前利益)8.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.61倍
従業員数(⁠単体)23,373人8,212人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三菱重工業が1.29倍、ダイキン工業が1.61倍で、勢いはダイキン工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱重工業が76.4点、ダイキン工業が72.3点で、三菱重工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三菱重工業

三菱重工業は、発電所のガスタービン、原子力、船、航空機エンジン、宇宙機器、防衛装備、エアコンまでを手がける、日本最大級の重工業メーカーです。三菱の創業者・岩崎彌太郎が始めた長崎造船所が原点です。

売上高は約5.0兆円です。事業は、エナジー(⁠火力・原子力・風力発電、航空機エンジン)、プラント・インフラ(⁠製鉄機械、船、交通システム)、物流・冷熱・ドライブシステム(⁠エアコン、フォークリフト、ターボチャージャ)、航空・防衛・宇宙の4つに分かれています。

ダイキン工業

ダイキン工業は、エアコン(⁠空調機)の世界最大手クラスのメーカーです。家庭用だけでなく、ビルや工場の大型空調、冷凍・冷蔵設備までを手がけ、売上の大半を海外で稼いでいます。エアコンの冷媒に使うフッ素化学の技術も持つ、珍しい会社です。

売上高は約5.0兆円で、機械製造業で国内1位です。社員約10.4万人のうち約9.7万人が空調・冷凍機事業にいて、会社の中心はエアコンです。

歴史の違い

三菱重工業

  1. 1884年岩崎彌太郎が国から長崎造船局を借り受け、長崎造船所として造船を本格的に始めます。
  2. 1934年三菱造船が社名を三菱重工業に変えます。
  3. 1950年戦後、大きすぎる会社を分ける法律で、東日本・中日本・西日本の3社に分割されます。
  4. 1964年3社が再び合併し、今の三菱重工業が発足します。

ダイキン工業

  1. 1924年大阪金属工業所として創立し、航空機の部品をつくり始めます。
  2. 1930年代冷凍機の生産と、冷媒に使うフルオロカーボンガスの生産を始めます。
  3. 1963年社名をダイキン工業に変え、エアコンの製造工場を新設。
  4. 1972年ベルギーに欧州の製造・販売拠点をつくり、海外に本格的に出ていきます。

いま何に賭けているか

三菱重工業

中期経営計画「⁠2024事業計画」で、伸びている事業と成長領域に重点を置き、2026年度に売上収益5.7兆円以上、事業利益4,500億円以上を目指しています。「⁠高利益体質と成長投資の好循環」を掲げ、組織をまたいだ最適化と新しい地域・顧客への展開を急いでいます。脱炭素の取り組み「⁠MISSION NET ZERO」も柱です。

ダイキン工業

2026年に策定した戦略経営計画「⁠FUSION30」で、2030年を見据え、高収益な分野での成長と収益体質の強化を掲げています。一方で、アメリカの関税政策などがサプライチェーン(⁠部品の調達から生産・販売までの流れ)に与える影響を課題としています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら三菱重工業、時間のゆとりを取るならダイキン工業。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいダイキン工業。

よくある質問

三菱重工業とダイキン工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱重工業が約820万円、ダイキン工業が約702万円。三菱重工業のほうが約118万円高い。
三菱重工業とダイキン工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三菱重工業が27.4時間、ダイキン工業が17.7時間。ダイキン工業のほうが月9.7時間少ない。
三菱重工業とダイキン工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱重工業が76.4点、ダイキン工業が72.3点で、三菱重工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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