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クボタとダイキン工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はクボタが約694万円、ダイキン工業が約702万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はクボタが20.1時間、ダイキン工業が17.7時間。ダイキン工業のほうが月2.4時間少ない。
  • 売上高はクボタが3.02兆円、ダイキン工業が5.02兆円で、ダイキン工業が約1.7倍の規模。

数字で比べる

クボタダイキン工業
働きやすさの点数65.3点(⁠A)72.3点(⁠S-)
平均年収861万円(⁠39.9歳)896万円(⁠41.2歳)
30歳換算年収約694万円約702万円
月の平均残業20.1時間17.7時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.8年16.6年
売上高3.02兆円5.02兆円
売上に対する利益の割合9.3%(⁠税引前利益)8.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.37倍1.61倍
従業員数(⁠単体)15,897人8,212人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはクボタが1.37倍、ダイキン工業が1.61倍で、勢いはダイキン工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はクボタが65.3点、ダイキン工業が72.3点で、ダイキン工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

クボタ

クボタは、トラクタや田植機などの農業機械で国内トップ、世界でも有数のメーカーです。もとは水道管をつくる会社で、今も「⁠食料・水・環境」を事業の軸にしています。売上の多くは北米などの海外です。

売上高は約3.0兆円です。事業は「⁠機械」と「⁠水・環境」の二つが柱です。社員約5.3万人のうち約4.1万人が機械事業にいて、会社の中心は農業機械・建設機械・エンジンです。

ダイキン工業

ダイキン工業は、エアコン(⁠空調機)の世界最大手クラスのメーカーです。家庭用だけでなく、ビルや工場の大型空調、冷凍・冷蔵設備までを手がけ、売上の大半を海外で稼いでいます。エアコンの冷媒に使うフッ素化学の技術も持つ、珍しい会社です。

売上高は約5.0兆円で、機械製造業で国内1位です。社員約10.4万人のうち約9.7万人が空調・冷凍機事業にいて、会社の中心はエアコンです。

歴史の違い

クボタ

  1. 1890年久保田権四郎が大阪で鋳物の工場を始めます。
  2. 1922年農業や工場で使う小型エンジンの製造を始めます。
  3. 1960年代水処理の事業に本格的に進出し、田植機やバインダーの量産も始めます。
  4. 1972年アメリカにトラクタの販売会社をつくり、北米に打って出ます。

ダイキン工業

  1. 1924年大阪金属工業所として創立し、航空機の部品をつくり始めます。
  2. 1930年代冷凍機の生産と、冷媒に使うフルオロカーボンガスの生産を始めます。
  3. 1963年社名をダイキン工業に変え、エアコンの製造工場を新設。
  4. 1972年ベルギーに欧州の製造・販売拠点をつくり、海外に本格的に出ていきます。

いま何に賭けているか

クボタ

長期ビジョン「⁠GMB2030」で、「⁠命を支えるプラットフォーマー」を目指しています。2026年からの新中期経営計画では、これまでの「⁠たくさん売る」経営から、利益率や資本の使い方を重視する経営へ切り替えるとしています。

ダイキン工業

2026年に策定した戦略経営計画「⁠FUSION30」で、2030年を見据え、高収益な分野での成長と収益体質の強化を掲げています。一方で、アメリカの関税政策などがサプライチェーン(⁠部品の調達から生産・販売までの流れ)に与える影響を課題としています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいダイキン工業。

よくある質問

クボタとダイキン工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はクボタが約694万円、ダイキン工業が約702万円。ほぼ同じ水準。
クボタとダイキン工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はクボタが20.1時間、ダイキン工業が17.7時間。ダイキン工業のほうが月2.4時間少ない。
クボタとダイキン工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はクボタが65.3点、ダイキン工業が72.3点で、ダイキン工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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