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三菱重工業と川崎重工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱重工業が約820万円、川崎重工業が約705万円。三菱重工業のほうが約115万円高い。
  • 月の平均残業は三菱重工業が27.4時間、川崎重工業が22.8時間。川崎重工業のほうが月4.6時間少ない。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱重工業が76.4点、川崎重工業が68.2点で、三菱重工業が上回る。

数字で比べる

三菱重工業川崎重工業
働きやすさの点数76.4点(⁠S)68.2点(⁠A+)
平均年収1,072万円(⁠42.3歳)910万円(⁠41.7歳)
30歳換算年収約820万円約705万円
月の平均残業27.4時間22.8時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.7年14.5年
売上高4.97兆円—
売上に対する利益の割合9.5%(⁠税引前利益)—
売上の4年の伸び1.29倍—
従業員数(⁠単体)23,373人15,361人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

三菱重工業

三菱重工業は、発電所のガスタービン、原子力、船、航空機エンジン、宇宙機器、防衛装備、エアコンまでを手がける、日本最大級の重工業メーカーです。三菱の創業者・岩崎彌太郎が始めた長崎造船所が原点です。

売上高は約5.0兆円です。事業は、エナジー(⁠火力・原子力・風力発電、航空機エンジン)、プラント・インフラ(⁠製鉄機械、船、交通システム)、物流・冷熱・ドライブシステム(⁠エアコン、フォークリフト、ターボチャージャ)、航空・防衛・宇宙の4つに分かれています。

川崎重工業

川崎重工業は、航空機・航空エンジン、鉄道車両、エネルギー機器・船舶、油圧機器・産業用ロボット、そしてバイク(⁠カワサキ)と「⁠ジェットスキー」までつくる総合重工業メーカーです。1878年に川崎正蔵が築地で開いた造船所から始まりました。

事業は、航空宇宙システム、車両(⁠鉄道車両)、エネルギーソリューション&マリン(⁠エネルギー機器、水素関連設備、船舶など)、精密機械・ロボット(⁠油圧機器、産業用ロボット)、パワースポーツ&エンジン(⁠二輪車、オフロード四輪車、ジェットスキー、汎用エンジン)です。

歴史の違い

三菱重工業

  1. 1884年岩崎彌太郎が国から長崎造船局を借り受け、長崎造船所として造船を本格的に始めます。
  2. 1934年三菱造船が社名を三菱重工業に変えます。
  3. 1950年戦後、大きすぎる会社を分ける法律で、東日本・中日本・西日本の3社に分割されます。
  4. 1964年3社が再び合併し、今の三菱重工業が発足します。

川崎重工業

  1. 1878〜1896年川崎正蔵が東京・築地で川崎築地造船所を創業し、兵庫に造船所を開いて、1896年に株式会社川崎造船所を設立します。
  2. 1919〜1950年川崎汽船(⁠1919年)、川崎車輌(⁠1928年)、川崎航空機工業(⁠1937年)、川崎製鐵(⁠1950年)を次々に分離します。
  3. 1966〜1969年アメリカにバイクの販売会社をつくり、1969年に川崎航空機工業と川崎車輌を合併します。
  4. 2015年建設機械事業の子会社KCMを日立建機に譲渡します。

いま何に賭けているか

三菱重工業

中期経営計画「⁠2024事業計画」で、伸びている事業と成長領域に重点を置き、2026年度に売上収益5.7兆円以上、事業利益4,500億円以上を目指しています。「⁠高利益体質と成長投資の好循環」を掲げ、組織をまたいだ最適化と新しい地域・顧客への展開を急いでいます。脱炭素の取り組み「⁠MISSION NET ZERO」も柱です。

川崎重工業

グループミッションは「⁠世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」、指針は「⁠質主量従」「⁠リスクマネジメント」です。「⁠グループビジョン2030」で、「⁠安全安心リモート社会」「⁠近未来モビリティ」「⁠エネルギー・環境ソリューション」の3つのフィールドに注力し、液化水素の基地建設や液化水素運搬船の建造などを進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら三菱重工業、時間のゆとりを取るなら川崎重工業。

よくある質問

三菱重工業と川崎重工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱重工業が約820万円、川崎重工業が約705万円。三菱重工業のほうが約115万円高い。
三菱重工業と川崎重工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三菱重工業が27.4時間、川崎重工業が22.8時間。川崎重工業のほうが月4.6時間少ない。
三菱重工業と川崎重工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱重工業が76.4点、川崎重工業が68.2点で、三菱重工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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