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三菱重工業とクボタの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱重工業が約820万円、クボタが約694万円。三菱重工業のほうが約126万円高い。
  • 月の平均残業は三菱重工業が27.4時間、クボタが20.1時間。クボタのほうが月7.3時間少ない。
  • 売上高は三菱重工業が4.97兆円、クボタが3.02兆円で、三菱重工業が約1.6倍の規模。

数字で比べる

三菱重工業クボタ
働きやすさの点数76.4点(⁠S)65.3点(⁠A)
平均年収1,072万円(⁠42.3歳)861万円(⁠39.9歳)
30歳換算年収約820万円約694万円
月の平均残業27.4時間20.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.7年14.8年
売上高4.97兆円3.02兆円
売上に対する利益の割合9.5%(⁠税引前利益)9.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.37倍
従業員数(⁠単体)23,373人15,897人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は三菱重工業が9.5%、クボタが9.3%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱重工業が76.4点、クボタが65.3点で、三菱重工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三菱重工業

三菱重工業は、発電所のガスタービン、原子力、船、航空機エンジン、宇宙機器、防衛装備、エアコンまでを手がける、日本最大級の重工業メーカーです。三菱の創業者・岩崎彌太郎が始めた長崎造船所が原点です。

売上高は約5.0兆円です。事業は、エナジー(⁠火力・原子力・風力発電、航空機エンジン)、プラント・インフラ(⁠製鉄機械、船、交通システム)、物流・冷熱・ドライブシステム(⁠エアコン、フォークリフト、ターボチャージャ)、航空・防衛・宇宙の4つに分かれています。

クボタ

クボタは、トラクタや田植機などの農業機械で国内トップ、世界でも有数のメーカーです。もとは水道管をつくる会社で、今も「⁠食料・水・環境」を事業の軸にしています。売上の多くは北米などの海外です。

売上高は約3.0兆円です。事業は「⁠機械」と「⁠水・環境」の二つが柱です。社員約5.3万人のうち約4.1万人が機械事業にいて、会社の中心は農業機械・建設機械・エンジンです。

歴史の違い

三菱重工業

  1. 1884年岩崎彌太郎が国から長崎造船局を借り受け、長崎造船所として造船を本格的に始めます。
  2. 1934年三菱造船が社名を三菱重工業に変えます。
  3. 1950年戦後、大きすぎる会社を分ける法律で、東日本・中日本・西日本の3社に分割されます。
  4. 1964年3社が再び合併し、今の三菱重工業が発足します。

クボタ

  1. 1890年久保田権四郎が大阪で鋳物の工場を始めます。
  2. 1922年農業や工場で使う小型エンジンの製造を始めます。
  3. 1960年代水処理の事業に本格的に進出し、田植機やバインダーの量産も始めます。
  4. 1972年アメリカにトラクタの販売会社をつくり、北米に打って出ます。

いま何に賭けているか

三菱重工業

中期経営計画「⁠2024事業計画」で、伸びている事業と成長領域に重点を置き、2026年度に売上収益5.7兆円以上、事業利益4,500億円以上を目指しています。「⁠高利益体質と成長投資の好循環」を掲げ、組織をまたいだ最適化と新しい地域・顧客への展開を急いでいます。脱炭素の取り組み「⁠MISSION NET ZERO」も柱です。

クボタ

長期ビジョン「⁠GMB2030」で、「⁠命を支えるプラットフォーマー」を目指しています。2026年からの新中期経営計画では、これまでの「⁠たくさん売る」経営から、利益率や資本の使い方を重視する経営へ切り替えるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら三菱重工業、時間のゆとりを取るならクボタ。

よくある質問

三菱重工業とクボタはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱重工業が約820万円、クボタが約694万円。三菱重工業のほうが約126万円高い。
三菱重工業とクボタはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三菱重工業が27.4時間、クボタが20.1時間。クボタのほうが月7.3時間少ない。
三菱重工業とクボタはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱重工業が76.4点、クボタが65.3点で、三菱重工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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