電力7社を比較【2026年】
電源開発・中部電力・関西電力・九州電力・東北電力・東京電力パワーグリッド・東京電力ホールディングスを、年収・残業・有給・業績と、それぞれの稼ぎ方で比べました。
ひと目でわかる違い
- 30歳換算年収が最も高いのは電源開発(約923万円)。
- 残業が最も少ないのは中部電力(月6.8時間)。
- 有給取得率が最も高いのは中部電力(83.9%)。
- 利益率が最も高いのは電源開発(13.4%)。
- 売上の伸びが最も大きいのは関西電力(1.42倍)。
数字で比べる
| 電源開発 | 中部電力 | 関西電力 | 九州電力 | 東北電力 | 東京電力パワーグリッド | 東京電力ホールディングス |
|---|
| 働きやすさの点数 | 81.4点(S) | 81点(S) | 76.8点(S) | 74.1点(S) | 70.9点(A+) | 70.9点(A+) | 67.5点(A+) |
| 平均年収 | 1,188万円(41.6歳) | 945万円(42.5歳) | 939万円(42.4歳) | 842万円(42.1歳) | 873万円(44歳) | — | 883万円(45.1歳) |
| 30歳換算年収 | 約923万円 | 約720万円 | 約717万円 | 約647万円 | 約644万円 | — | 約636万円 |
| 月の平均残業 | 22時間 | 6.8時間 | 20.1時間 | 18.4時間 | 23時間 | 23.1時間 | 24.2時間 |
| 有給取得率 | 未公表 | 83.9% | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 80.9% | 75.6% |
| 平均勤続年数 | 14.6年 | 18.9年 | 19.4年 | 20.8年 | 19.1年 | 24.4年 | 24.4年 |
| 売上高 | 1.18兆円 | 3.55兆円 | 4.06兆円 | 2.25兆円 | 2.37兆円 | 2.29兆円 | 6.33兆円 |
| 売上に対する利益の割合 | 13.4%(経常利益) | 8.2%(経常利益) | 12.8%(経常利益) | 9.2%(経常利益) | 5.3%(経常利益) | 3.6%(経常利益) | 6.6%(経常利益) |
| 売上の4年の伸び | 1.09倍 | 1.31倍 | 1.42倍 | 1.29倍 | 1.13倍 | 1.17倍 | 1.19倍 |
| 従業員数(単体) | 1,994人 | 3,367人 | 8,336人 | 4,383人 | 4,587人 | 13,888人 | 7,157人 |
点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(平均年収÷1.022^(平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。
各社はどんな会社か(点数順)
電源開発 81.4点(S)
電源開発(J-POWER)は、水力・火力・風力などの発電所で電気をつくって電力会社などに売る会社です。1952年に政府出資の会社として設立され、2004年に完全民営化しました。子会社で送電・変電設備を持ち、東西日本をつなぐ周波数変換所も運転しています。
いまの状況:2050年に向けた長期ビジョン「J-POWER“BLUE MISSION 2050”」で、発電事業のカーボンニュートラル実現を掲げています。
中部電力は、愛知・静岡・長野などの中部地方に電気を届ける大手電力会社です。燃料の調達と火力発電は関連会社のJERAに移し、自社は電気の販売(中部電力ミライズ)と送配電(中部電力パワーグリッド)を中心にしています。
いまの状況:浜岡原子力発電所の審査で、基準地震動(想定する地震の揺れ)の策定をめぐる不適切事案が起き、外部の調査委員会による調査が続いています。
関西電力 76.8点(S)
関西電力は、近畿地方に電気を届ける大手電力会社です。原子力を「最大限活用」する方針を掲げ、電気の販売に加えて、送配電、光回線などの情報通信(オプテージ)、不動産も手がけています。
いまの状況:2026年4月に「関西電力グループ 経営計画2026」を策定しました。
九州電力 74.1点(S)
九州電力は、九州一円に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と送配電を中心に、海外の発電事業、再生可能エネルギー、光回線などの通信(QTnet)、不動産開発まで手がけています。
いまの状況:2025年5月に「九電グループ 経営ビジョン2035」を策定し、2027年4月に純粋持株会社体制へ移る予定です。
東北電力 70.9点(A+)
東北電力は、東北6県と新潟県に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と、送配電(東北電力ネットワーク)が二つの柱で、女川原子力発電所2号機の安定稼働が、直近の収益の改善に貢献しています。
いまの状況:中長期ビジョン「よりそうnext+PLUS」のもと、電気・エネルギーを中心とした5つの領域・10の事業で、それぞれが自律的に成長を目指しています。
東京電力パワーグリッドは、首都圏に電気を送る送電線・変電所・配電線(電力ネットワーク)を運営する会社です。東京電力ホールディングスの送配電部門が、2016年に独立してできました。どの電力会社の電気も、公平にこのネットワークを通って家庭や企業に届きます。
いまの状況:東京電力グループの「第五次総合特別事業計画」に基づき、GX・DXによる電力需要の増加に対応して安定供給の責任を果たしながら、経営の合理化で財務を改善するとしています。
東京電力ホールディングスは、東京電力グループの持株会社です。送配電の東京電力パワーグリッド、小売の東京電力エナジーパートナー、再生可能エネルギーの東京電力リニューアブルパワーなどを持ち、火力発電と燃料調達は関係会社のJERAが担っています。福島第一原子力発電所の廃炉と賠償に取り組んでいます。
いまの状況:第五次総合特別事業計画(五次総特)に基づき、福島第一原子力発電所の廃炉、GX・DXによる電力需要の増加に対応した安定供給と事業成長、経営合理化や資産売却による財務状況の改善を進めています。
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