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東北電力と電源開発の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東北電力が約644万円、電源開発が約923万円。電源開発のほうが約279万円高い。
  • 月の平均残業は東北電力が23時間、電源開発が22時間。大きな差はない。
  • 売上高は東北電力が2.37兆円、電源開発が1.18兆円で、東北電力が約2.0倍の規模。

数字で比べる

東北電力電源開発
働きやすさの点数70.9点(⁠A+)81.4点(⁠S)
平均年収873万円(⁠44歳)1,188万円(⁠41.6歳)
30歳換算年収約644万円約923万円
月の平均残業23時間22時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.1年14.6年
売上高2.37兆円1.18兆円
売上に対する利益の割合5.3%(⁠経常利益)13.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.13倍1.09倍
従業員数(⁠単体)4,587人1,994人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東北電力が5.3%、電源開発が13.4%で、電源開発のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東北電力が70.9点、電源開発が81.4点で、電源開発が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東北電力

東北電力は、東北6県と新潟県に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と、送配電(⁠東北電力ネットワーク)が二つの柱で、女川原子力発電所2号機の安定稼働が、直近の収益の改善に貢献しています。

売上高は約2.4兆円で、電気・ガス業で国内5位です。事業は、発電・販売(⁠火力・原子力・再生可能エネルギーによる発電、電気の販売)と、送配電(⁠電力ネットワーク)の二つが中心です。

電源開発

電源開発(⁠J-POWER)は、水力・火力・風力などの発電所で電気をつくって電力会社などに売る会社です。1952年に政府出資の会社として設立され、2004年に完全民営化しました。子会社で送電・変電設備を持ち、東西日本をつなぐ周波数変換所も運転しています。

売上高は約1.18兆円です。事業は、発電(⁠水力、火力、風力など)、送変電(⁠子会社の送・変電設備で、沖縄電力を除く一般送配電事業者9社の電力を託送)、電力周辺関連、海外、その他(⁠石炭販売など)です。

歴史の違い

東北電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、東北配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1970〜1980年代火力発電の会社や、LNGを受け入れる会社を設立し、発電の体制を広げます。
  3. 2000〜2005年電気工事のユアテックや、通信の会社を子会社にし、グループを広げます。
  4. 2020年送配電事業を東北電力ネットワークに引き継ぎ、発電・販売と送配電を分けます。

電源開発

  1. 1952年電源開発促進法に基づき、政府出資の株式会社として設立されます。
  2. 1956年初の大規模水力発電所となる佐久間発電所の運転を始めます。
  3. 1981年国内初の海外炭を主燃料とする石炭火力発電所、松島火力発電所の運転を始めます。
  4. 2004年東京証券取引所に上場し、完全民営化します。

いま何に賭けているか

東北電力

中長期ビジョン「⁠よりそうnext+PLUS」のもと、電気・エネルギーを中心とした5つの領域・10の事業で、それぞれが自律的に成長を目指しています。財務基盤の早期の回復を重視し、カーボンニュートラルやDXを成長の機会と捉えて、既存事業の強化と新しい事業領域の拡大に挑戦するとしています。

電源開発

2050年に向けた長期ビジョン「⁠J-POWER“BLUE MISSION 2050”」で、発電事業のカーボンニュートラル実現を掲げています。中期経営計画(⁠2024-2026)では、国内外でカーボンニュートラルアセット中心の事業ポートフォリオへの変換を目指し、国内の再生可能エネルギー開発を加速しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い電源開発のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東北電力と電源開発はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東北電力が約644万円、電源開発が約923万円。電源開発のほうが約279万円高い。
東北電力と電源開発はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東北電力が23時間、電源開発が22時間。大きな差はない。
東北電力と電源開発はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東北電力が70.9点、電源開発が81.4点で、電源開発が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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