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東北電力と九州電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東北電力が約644万円、九州電力が約647万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は東北電力が23時間、九州電力が18.4時間。九州電力のほうが月4.6時間少ない。
  • 売上高は東北電力が2.37兆円、九州電力が2.25兆円で、規模は近い。

数字で比べる

東北電力九州電力
働きやすさの点数70.9点(⁠A+)74.1点(⁠S)
平均年収873万円(⁠44歳)842万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約644万円約647万円
月の平均残業23時間18.4時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.1年20.8年
売上高2.37兆円2.25兆円
売上に対する利益の割合5.3%(⁠経常利益)9.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.13倍1.29倍
従業員数(⁠単体)4,587人4,383人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東北電力が5.3%、九州電力が9.2%で、九州電力のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは東北電力が1.13倍、九州電力が1.29倍で、勢いは九州電力が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東北電力が70.9点、九州電力が74.1点で、九州電力が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東北電力

東北電力は、東北6県と新潟県に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と、送配電(⁠東北電力ネットワーク)が二つの柱で、女川原子力発電所2号機の安定稼働が、直近の収益の改善に貢献しています。

売上高は約2.4兆円で、電気・ガス業で国内5位です。事業は、発電・販売(⁠火力・原子力・再生可能エネルギーによる発電、電気の販売)と、送配電(⁠電力ネットワーク)の二つが中心です。

九州電力

九州電力は、九州一円に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と送配電を中心に、海外の発電事業、再生可能エネルギー、光回線などの通信(⁠QTnet)、不動産開発まで手がけています。

売上高は約2.3兆円で、電気・ガス業で国内7位です。事業は、発電・販売、送配電(⁠九州電力送配電)、海外、その他エネルギーサービス(⁠電気設備工事、ガス・LNG販売、再エネなど)、ICTサービス(⁠通信、データセンター)、都市開発の6つです。

歴史の違い

東北電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、東北配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1970〜1980年代火力発電の会社や、LNGを受け入れる会社を設立し、発電の体制を広げます。
  3. 2000〜2005年電気工事のユアテックや、通信の会社を子会社にし、グループを広げます。
  4. 2020年送配電事業を東北電力ネットワークに引き継ぎ、発電・販売と送配電を分けます。

九州電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、九州配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1970年代西日本共同火力と合併し、LNGの受け入れ会社を設立するなど、発電の体制を広げます。
  3. 1999〜2011年海外事業の会社を設立し、インドネシアやオーストラリアの事業会社をつくって海外の発電・エネルギー事業に参加します。
  4. 2020年送配電事業を九州電力送配電に引き継ぎ、発電・販売と送配電を分けます。

いま何に賭けているか

東北電力

中長期ビジョン「⁠よりそうnext+PLUS」のもと、電気・エネルギーを中心とした5つの領域・10の事業で、それぞれが自律的に成長を目指しています。財務基盤の早期の回復を重視し、カーボンニュートラルやDXを成長の機会と捉えて、既存事業の強化と新しい事業領域の拡大に挑戦するとしています。

九州電力

2025年5月に「⁠九電グループ 経営ビジョン2035」を策定し、2027年4月に純粋持株会社体制へ移る予定です。原子力の安全を大前提に、総合エネルギーサービス事業の成長を追求しながら、成長事業を伸ばすとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい九州電力。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い九州電力のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東北電力と九州電力はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東北電力が約644万円、九州電力が約647万円。ほぼ同じ水準。
東北電力と九州電力はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東北電力が23時間、九州電力が18.4時間。九州電力のほうが月4.6時間少ない。
東北電力と九州電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東北電力が70.9点、九州電力が74.1点で、九州電力が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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