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関西電力と電源開発の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は関西電力が約717万円、電源開発が約923万円。電源開発のほうが約206万円高い。
  • 月の平均残業は関西電力が20.1時間、電源開発が22時間。大きな差はない。
  • 売上高は関西電力が4.06兆円、電源開発が1.18兆円で、関西電力が約3.4倍の規模。

数字で比べる

関西電力電源開発
働きやすさの点数76.8点(⁠S)81.4点(⁠S)
平均年収939万円(⁠42.4歳)1,188万円(⁠41.6歳)
30歳換算年収約717万円約923万円
月の平均残業20.1時間22時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.4年14.6年
売上高4.06兆円1.18兆円
売上に対する利益の割合12.8%(⁠経常利益)13.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.42倍1.09倍
従業員数(⁠単体)8,336人1,994人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は関西電力が12.8%、電源開発が13.4%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは関西電力が1.42倍、電源開発が1.09倍で、勢いは関西電力が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は関西電力が76.8点、電源開発が81.4点で、電源開発が上回る。

何で稼いでいるかの違い

関西電力

関西電力は、近畿地方に電気を届ける大手電力会社です。原子力を「⁠最大限活用」する方針を掲げ、電気の販売に加えて、送配電、光回線などの情報通信(⁠オプテージ)、不動産も手がけています。

売上高は約4.1兆円で、電気・ガス業で国内2位です。事業は、エネルギー(⁠発電と電気・ガスの販売)、送配電(⁠関西電力送配電)、情報通信(⁠オプテージ、データセンター)、生活・ビジネスソリューション(⁠不動産など)に分かれています。

電源開発

電源開発(⁠J-POWER)は、水力・火力・風力などの発電所で電気をつくって電力会社などに売る会社です。1952年に政府出資の会社として設立され、2004年に完全民営化しました。子会社で送電・変電設備を持ち、東西日本をつなぐ周波数変換所も運転しています。

売上高は約1.18兆円です。事業は、発電(⁠水力、火力、風力など)、送変電(⁠子会社の送・変電設備で、沖縄電力を除く一般送配電事業者9社の電力を託送)、電力周辺関連、海外、その他(⁠石炭販売など)です。

歴史の違い

関西電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、関西配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1957〜1988年不動産の関電産業(⁠今の関電不動産開発)や、通信の会社(⁠今のオプテージ)をつくり、電気以外の事業を広げます。
  3. 2001年ガスとコージェネレーションの会社を設立し、電気と熱を組み合わせたサービスを始めます。
  4. 2020年送配電事業を会社分割し、関西電力送配電に引き継ぎます。

電源開発

  1. 1952年電源開発促進法に基づき、政府出資の株式会社として設立されます。
  2. 1956年初の大規模水力発電所となる佐久間発電所の運転を始めます。
  3. 1981年国内初の海外炭を主燃料とする石炭火力発電所、松島火力発電所の運転を始めます。
  4. 2004年東京証券取引所に上場し、完全民営化します。

いま何に賭けているか

関西電力

2026年4月に「⁠関西電力グループ 経営計画2026」を策定しました。「⁠ゼロカーボンビジョン2050」のもと、再生可能エネルギーの主力電源化、原子力の最大限の活用、将来のゼロカーボン化を前提としたLNG火力の開発を進めるとしています。巨大なデータセンター(⁠ハイパースケールデータセンター)の事業も情報通信事業として伸ばそうとしています。

電源開発

2050年に向けた長期ビジョン「⁠J-POWER“BLUE MISSION 2050”」で、発電事業のカーボンニュートラル実現を掲げています。中期経営計画(⁠2024-2026)では、国内外でカーボンニュートラルアセット中心の事業ポートフォリオへの変換を目指し、国内の再生可能エネルギー開発を加速しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい関西電力。

よくある質問

関西電力と電源開発はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は関西電力が約717万円、電源開発が約923万円。電源開発のほうが約206万円高い。
関西電力と電源開発はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は関西電力が20.1時間、電源開発が22時間。大きな差はない。
関西電力と電源開発はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は関西電力が76.8点、電源開発が81.4点で、電源開発が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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