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関西電力と九州電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は関西電力が約717万円、九州電力が約647万円。関西電力のほうが約70万円高い。
  • 月の平均残業は関西電力が20.1時間、九州電力が18.4時間。大きな差はない。
  • 売上高は関西電力が4.06兆円、九州電力が2.25兆円で、関西電力が約1.8倍の規模。

数字で比べる

関西電力九州電力
働きやすさの点数76.8点(⁠S)74.1点(⁠S)
平均年収939万円(⁠42.4歳)842万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約717万円約647万円
月の平均残業20.1時間18.4時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.4年20.8年
売上高4.06兆円2.25兆円
売上に対する利益の割合12.8%(⁠経常利益)9.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.42倍1.29倍
従業員数(⁠単体)8,336人4,383人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は関西電力が12.8%、九州電力が9.2%で、関西電力のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは関西電力が1.42倍、九州電力が1.29倍で、勢いは関西電力が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は関西電力が76.8点、九州電力が74.1点で、関西電力が上回る。

何で稼いでいるかの違い

関西電力

関西電力は、近畿地方に電気を届ける大手電力会社です。原子力を「⁠最大限活用」する方針を掲げ、電気の販売に加えて、送配電、光回線などの情報通信(⁠オプテージ)、不動産も手がけています。

売上高は約4.1兆円で、電気・ガス業で国内2位です。事業は、エネルギー(⁠発電と電気・ガスの販売)、送配電(⁠関西電力送配電)、情報通信(⁠オプテージ、データセンター)、生活・ビジネスソリューション(⁠不動産など)に分かれています。

九州電力

九州電力は、九州一円に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と送配電を中心に、海外の発電事業、再生可能エネルギー、光回線などの通信(⁠QTnet)、不動産開発まで手がけています。

売上高は約2.3兆円で、電気・ガス業で国内7位です。事業は、発電・販売、送配電(⁠九州電力送配電)、海外、その他エネルギーサービス(⁠電気設備工事、ガス・LNG販売、再エネなど)、ICTサービス(⁠通信、データセンター)、都市開発の6つです。

歴史の違い

関西電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、関西配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1957〜1988年不動産の関電産業(⁠今の関電不動産開発)や、通信の会社(⁠今のオプテージ)をつくり、電気以外の事業を広げます。
  3. 2001年ガスとコージェネレーションの会社を設立し、電気と熱を組み合わせたサービスを始めます。
  4. 2020年送配電事業を会社分割し、関西電力送配電に引き継ぎます。

九州電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、九州配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1970年代西日本共同火力と合併し、LNGの受け入れ会社を設立するなど、発電の体制を広げます。
  3. 1999〜2011年海外事業の会社を設立し、インドネシアやオーストラリアの事業会社をつくって海外の発電・エネルギー事業に参加します。
  4. 2020年送配電事業を九州電力送配電に引き継ぎ、発電・販売と送配電を分けます。

いま何に賭けているか

関西電力

2026年4月に「⁠関西電力グループ 経営計画2026」を策定しました。「⁠ゼロカーボンビジョン2050」のもと、再生可能エネルギーの主力電源化、原子力の最大限の活用、将来のゼロカーボン化を前提としたLNG火力の開発を進めるとしています。巨大なデータセンター(⁠ハイパースケールデータセンター)の事業も情報通信事業として伸ばそうとしています。

九州電力

2025年5月に「⁠九電グループ 経営ビジョン2035」を策定し、2027年4月に純粋持株会社体制へ移る予定です。原子力の安全を大前提に、総合エネルギーサービス事業の成長を追求しながら、成長事業を伸ばすとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い関西電力のほうが景気の波に強い。

よくある質問

関西電力と九州電力はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は関西電力が約717万円、九州電力が約647万円。関西電力のほうが約70万円高い。
関西電力と九州電力はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は関西電力が20.1時間、九州電力が18.4時間。大きな差はない。
関西電力と九州電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は関西電力が76.8点、九州電力が74.1点で、関西電力が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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