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九州電力の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、九州電力の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 九州電力はどんな会社か

九州電力は、九州一円に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と送配電を中心に、海外の発電事業、再生可能エネルギー、光回線などの通信(⁠QTnet)、不動産開発まで手がけています。

いまの状況:2025年5月に「⁠九電グループ 経営ビジョン2035」を策定し、2027年4月に純粋持株会社体制へ移る予定です。

転機:2020年 送配電事業を九州電力送配電に引き継ぎ、発電・販売と送配電を分けます/2024年 地熱事業を再エネの会社(⁠九電みらいエナジー)に引き継ぎ、再生可能エネルギーの事業をまとめます。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高2.25兆円電気・ガス・水道業の上場29社中7位。
売上に対する経常利益の割合9.2%業界中央値7.3%より1.9ポイント高い。
売上の4年の伸び1.29倍業界中央値は1.28倍。
従業員数(⁠単体)4,383人4年で0.84倍。
30歳換算年収約647万円業界中央値は約620万円。
月の平均残業18.4時間業界中央値は18.4時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは九州電力の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 経常利益率は約9.2%で、電力業界の中央値(⁠約7.3%)を上回ります。社員約2.1万人のうち約7,700人が、電気設備工事やガス・LNG販売などのその他エネルギーサービスにいます。
  • 九州ではデータセンターや半導体関連産業の進出で電力需要の増加が見込まれると、会社自身が書いています。2027年4月に純粋持株会社体制へ移る予定です。
  • ICTサービス(⁠QTnet、約2,900人)と都市開発(⁠約680人)の事業も持ちます。海外では、キューデン・サルーラ(⁠2008年)やオーストラリアの事業会社(⁠2011年)を設立しています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

九州電力株式会社は、再生可能エネルギー事業を主力とする会社。上場29社の中で売上7位の中堅。稼ぎ方は「⁠使った量に応じた料金で稼ぐインフラ型」。今は「⁠九電グループ 経営ビジョン2035」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

九州電力東京電力パワーグリッド東北電力大阪ガス
売上高2.25兆円2.29兆円2.37兆円2.03兆円
利益率9.2%3.6%5.3%10.1%
4年の売上の伸び1.29倍1.17倍1.13倍1.28倍
30歳換算年収647万円—644万円620万円
月の残業18.4時間23.1時間23時間22.4時間

4社の中で売上の伸びが最も大きい。4社の中で30歳換算年収が最も高い。4社の中で残業が最も少ない。

求める人物像

<戦略>■人的資本経営における人材・組織戦略と価値創出プロセス基本理念に基づき、個人の思い(⁠Will)と組織のビジョン等を結び付け、人と組織が共に成長しながら、価値創出につなげていく。その実現に向けて、経営戦略と連動した人材・組織戦略の5つの柱を策定し、体系的取組みを推進している。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・安全・専門性・自律・挑戦

会社自身が挙げているリスク

海外事業、その他エネルギーサービス事業、ICTサービス事業、都市開発事業、新規領域の事業、原子燃料サイクル、原子力バックエンド事業、金利の変動。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい、4社の中で30歳換算年収が最も高い、4社の中で残業が最も少ない。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠九電グループ 経営ビジョン2035」。事業の柱は発電・販売事業・送配電事業・海外事業。
当社の課題は
会社自身は「⁠海外事業」「⁠その他エネルギーサービス事業」「⁠ICTサービス事業、都市開発事業、新規領域の事業」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠九電グループ 経営ビジョン2035」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 有価証券報告書で「⁠海外事業」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い