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東京電力パワーグリッドの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、東京電力パワーグリッドの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 東京電力パワーグリッドはどんな会社か

東京電力パワーグリッドは、首都圏に電気を送る送電線・変電所・配電線(⁠電力ネットワーク)を運営する会社です。東京電力ホールディングスの送配電部門が、2016年に独立してできました。どの電力会社の電気も、公平にこのネットワークを通って家庭や企業に届きます。

いまの状況:東京電力グループの「⁠第五次総合特別事業計画」に基づき、GX・DXによる電力需要の増加に対応して安定供給の責任を果たしながら、経営の合理化で財務を改善するとしています。

転機:2022年 イギリスに現地法人を設立し、海外の送電事業にも関わり始めます/2020年代 データセンターなどの大規模な電力需要の増加に対応するため、早く電気を供給できる場所を示した地図を公開するなど、ネットワークの強化を進めています。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高2.29兆円電気・ガス・水道業の上場29社中6位。
売上に対する経常利益の割合3.6%業界中央値7.3%より3.8ポイント低い。
売上の4年の伸び1.17倍業界中央値は1.28倍。
従業員数(⁠単体)13,888人4年で0.95倍。
月の平均残業23.1時間業界中央値は18.4時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは東京電力パワーグリッドの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 稼ぎの中心は、小売電気事業者がこのネットワークを使うときに払う託送料金です。経常利益率は約3.6%で、電力業界の中央値(⁠約7.3%)を下回ります。
  • 東京電力グループは、非連続な経営効率化で年平均1,200億円程度を生み出し、優先的に福島第一原子力発電所の廃炉に充てるとしています。
  • データセンターを中心とした大規模な電力需要に早く応えるため、早期に供給できるエリアを示した「⁠大規模供給ポテンシャルマップ」を公開し、新しい変電所の用地の情報も募集しています。社員の平均勤続年数は約25年です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

東京電力パワーグリッド株式会社は、上場29社の中で売上6位の中堅。稼ぎ方は「⁠使った量に応じた料金で稼ぐインフラ型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

東京電力パワーグリッド九州電力東北電力大阪ガス
売上高2.29兆円2.25兆円2.37兆円2.03兆円
利益率3.6%9.2%5.3%10.1%
4年の売上の伸び1.17倍1.29倍1.13倍1.28倍
30歳換算年収—647万円644万円620万円
月の残業23.1時間18.4時間23時間22.4時間

求める人物像

この実現のためには、事業環境等の変化により更に高度化・多様化する人財ニーズを的確にとらえた上で、必要な人財を確保するとともに、ポテンシャルをいかんなく発揮できるよう、グループ全体の事業戦略と連動した人財戦略として設定した「⁠5つの優先領域」に係る取り組みを更に深化させる必要がある。その中では、グループ全体の事業戦略と人財戦略との整合を図るとともに、HRや各主体が課題解決に向けて責任を持って取り組むサイクルを構築している。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・自律・変革・デジタル

会社自身が挙げているリスク

電気の安定供給 影響度大-特大発現可能性高想定される、電力需要 影響度大発現可能性高想定される、お客さまサービス 影響度大発現可能性高想定される、資材調達 影響度大発現可能性高想定される、企業倫理遵守 影響度大発現可能性中-高想定される、東京電力ホールディングスグループ内取引。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

当社の課題は
会社自身は「⁠電気の安定供給 影響度大-特大発現可能性高想定される」「⁠電力需要 影響度大発現可能性高想定される」「⁠お客さまサービス 影響度大発現可能性高想定される」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠第五次総合特別事業計画」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠電気の安定供給 影響度大-特大発現可能性高想定される」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い