総合商社7社を比較【2026年】
三菱商事・住友商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅・豊田通商・双日を、年収・残業・有給・業績と、それぞれの稼ぎ方で比べました。
ひと目でわかる違い
- 30歳換算年収が最も高いのは三菱商事(約1,617万円)。
- 残業が最も少ないのは三井物産(月6.1時間)。
- 売上の伸びが最も大きいのは豊田通商(1.44倍)。
数字で比べる
| 三菱商事 | 住友商事 | 三井物産 | 伊藤忠商事 | 丸紅 | 豊田通商 | 双日 |
|---|
| 働きやすさの点数 | 89.4点(S) | 87.3点(S) | 86.9点(S) | 86.3点(S) | 85.6点(S) | 81.8点(S) | 76.4点(S) |
| 平均年収 | 2,113万円(42.3歳) | 1,840万円(43.3歳) | 2,059万円(42歳) | 1,991万円(42歳) | 1,784万円(42.5歳) | 1,421万円(43歳) | 1,257万円(40.5歳) |
| 30歳換算年収 | 約1,617万円 | 約1,378万円 | 約1,586万円 | 約1,533万円 | 約1,359万円 | 約1,071万円 | 約1,000万円 |
| 月の平均残業 | 10.5時間 | 9.8時間 | 6.1時間 | 10.7時間 | 未公表 | 21.6時間 | 18.6時間 |
| 有給取得率 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 未公表 | 65.1% | 未公表 |
| 平均勤続年数 | 17.7年 | 16.2年 | 17.1年 | 17.8年 | 17.8年 | 16.6年 | 13.6年 |
| 売上高 | 18.92兆円 | 7.34兆円 | 14.00兆円 | 14.82兆円 | 8.27兆円 | 11.56兆円 | 2.76兆円 |
| 売上に対する利益の割合 | 4.2%(純利益) | 8.2%(純利益) | 6.0%(純利益) | 8.1%(税引前利益) | 8.0%(税引前利益) | 4.9%(税引前利益) | 4.2%(税引前利益) |
| 売上の4年の伸び | 1.10倍 | 1.34倍 | 1.19倍 | 1.21倍 | 0.97倍 | 1.44倍 | 1.31倍 |
| 従業員数(単体) | 4,456人 | 4,938人 | 5,333人 | 4,125人 | 4,225人 | 2,466人 | 2,094人 |
点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(平均年収÷1.022^(平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。
各社はどんな会社か(点数順)
三菱商事 89.4点(S)
三菱商事は、世界中の資源・エネルギー・食品・自動車などの事業に「お金と人」を出して育て、そこから上がる利益で稼ぐ会社です。昔ながらの「モノを右から左へ流す商社」というイメージとは、もうかなり違います。
いまの状況:いまは「総合力」を掲げ、営業収益キャッシュフロー(本業で生み出すお金)を毎年平均10%以上伸ばすことを目標にしています。
住友商事 87.3点(S)
住友商事は、住友グループの総合商社です。鉄鋼、自動車、航空機・建機のリース、不動産、メディア(J:COMなど)、食品スーパー、資源、化学品、エネルギーなど、幅広い分野で事業を展開しています。もとは大阪の土地開発会社から始まった、ちょっと変わった成り立ちの商社です。
いまの状況:中期経営計画2026で「No.1事業群」をテーマに、強みを核にした成長と事業の入れ替え(ポートフォリオ変革)を進めています。
三井物産 86.9点(S)
三井物産は、鉄鉱石やLNG(液化天然ガス)などの資源に強い総合商社です。オーストラリアの鉄鉱山やアブダビ、サハリンのLNGなど、世界中の大型プロジェクトに出資し、その利益で大きく稼いでいます。
いまの状況:中期経営計画2026「Creating Sustainable Futures」の3年間で、約2.4兆円の成長投資を行いました。
伊藤忠商事は、総合商社の中でも、衣料品・食品・コンビニ(ファミリーマート)など、消費者に近い分野に強い会社です。「利は川下にあり」を掲げ、最終的に物を買う人に近いところで稼ぐことを重視しています。
いまの状況:中期経営計画をやめ、長く使う経営方針「The Brand-new Deal ~利は川下にあり~」を掲げています。
丸紅 85.6点(S)
丸紅は、食料・穀物、電力、紙パルプなどに強い総合商社です。伊藤忠商事と同じ「伊藤忠兵衛」の創業に根を持ち、戦後に分かれて生まれました。世界各地の発電所事業や、穀物の調達・販売で存在感があります。
いまの状況:中期経営戦略「GC2027」で、「次の成長ステージに向け経営のギアチェンジ」を掲げ、既存事業の磨き込み・拡張と、成長分野への投資を進めています。
豊田通商 81.8点(S)
豊田通商は、トヨタグループの総合商社です。自動車の鋼材や部品の調達、トヨタ車の海外販売から始まり、今ではレアメタルのリサイクル、風力発電、アフリカでの事業まで手がけています。社員が最も多い部門が「アフリカ」という、珍しい商社です。
いまの状況:2025年4月発表の中期経営計画で、成長戦略・財務・人財・サステナビリティの「4つの次元上昇」を掲げ、「異能の総合商社」として成長することを目指しています。
双日 76.4点(S)
双日は、ニチメンと日商岩井という二つの総合商社が統合して2003年に生まれた総合商社です。自動車、航空機、インフラ、エネルギー、化学、食料・農業、小売など幅広い分野で事業を行っています。
いまの状況:2030年の目指す姿として「事業や人材を創造し続ける総合商社」を掲げ、当期利益2,000億円と時価総額2兆円への成長を「Next Stage」としています。
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