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三菱商事と丸紅の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱商事が約1,617万円、丸紅が約1,359万円。三菱商事のほうが約258万円高い。
  • 売上高は三菱商事が18.92兆円、丸紅が8.27兆円で、三菱商事が約2.3倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは三菱商事が1.10倍、丸紅が0.97倍で、勢いは三菱商事が上。

数字で比べる

三菱商事丸紅
働きやすさの点数89.4点(⁠S)85.6点(⁠S)
平均年収2,113万円(⁠42.3歳)1,784万円(⁠42.5歳)
30歳換算年収約1,617万円約1,359万円
月の平均残業10.5時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.7年17.8年
売上高18.92兆円8.27兆円
売上に対する利益の割合4.2%(⁠純利益)8.0%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.10倍0.97倍
従業員数(⁠単体)4,456人4,225人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱商事が89.4点、丸紅が85.6点で、三菱商事が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三菱商事

三菱商事は、世界中の資源・エネルギー・食品・自動車などの事業に「⁠お金と人」を出して育て、そこから上がる利益で稼ぐ会社です。昔ながらの「⁠モノを右から左へ流す商社」というイメージとは、もうかなり違います。

売上高は約18.9兆円と国内の上場企業でも最大級ですが、商社の売上は「⁠取引の総額」なので、大きさそのものより利益を見るほうが実態に近くなります。純利益は売上の約4%です。

丸紅

丸紅は、食料・穀物、電力、紙パルプなどに強い総合商社です。伊藤忠商事と同じ「⁠伊藤忠兵衛」の創業に根を持ち、戦後に分かれて生まれました。世界各地の発電所事業や、穀物の調達・販売で存在感があります。

売上高は約8.3兆円で、卸売業で国内7位です。事業は、ライフスタイル、食料・アグリ、金属、エネルギー・化学品、電力・インフラサービス、金融・リース・不動産、エアロスペース・モビリティ、情報ソリューション、次世代事業開発などに分かれています。

歴史の違い

三菱商事

  1. 1918年三菱合資会社の営業部門が独立して、(⁠旧)三菱商事が生まれます。
  2. 1947年戦後、GHQ(⁠連合国軍総司令部)の指令で解散させられます。
  3. 1954年散らばった会社のうち、不二商事・東京貿易・東西交易の3社が合併して、いまの三菱商事が「⁠総合商社」として再出発します。
  4. 1968年〜ブルネイのLNG(⁠液化天然ガス)事業への投資を決め、オーストラリアに金属資源の会社をつくります。

丸紅

  1. 1858年初代伊藤忠兵衛の創業に始まります。
  2. 1949年戦後、大きすぎる会社を分ける法律で大建産業が分割され、その商事部門を引き継いで丸紅が設立されます。
  3. 1955年髙島屋飯田と合併して丸紅飯田になり、1972年に今の丸紅に社名を戻します。
  4. 2001年伊藤忠商事と共同で、鉄鋼製品の商社「⁠伊藤忠丸紅鉄鋼」をつくります。

いま何に賭けているか

三菱商事

いまは「⁠総合力」を掲げ、営業収益キャッシュフロー(⁠本業で生み出すお金)を毎年平均10%以上伸ばすことを目標にしています。資源で稼いだお金を、エネルギーの転換や食品・消費者向けの事業など、次の稼ぎ頭に振り向けている段階です。

丸紅

中期経営戦略「⁠GC2027」で、「⁠次の成長ステージに向け経営のギアチェンジ」を掲げ、既存事業の磨き込み・拡張と、成長分野への投資を進めています。生成AIなどで既存のビジネスモデルが古くなる危険がある中、「⁠商品軸だけではソリューションは作れない」として、分野をまたいだ価値づくりを目指しています。

よくある質問

三菱商事と丸紅はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱商事が約1,617万円、丸紅が約1,359万円。三菱商事のほうが約258万円高い。
三菱商事と丸紅はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱商事が89.4点、丸紅が85.6点で、三菱商事が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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