トップ › 会社比較 › 総合商社 › 伊藤忠商事と双日

伊藤忠商事と双日の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合商社の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は伊藤忠商事が約1,533万円、双日が約1,000万円。伊藤忠商事のほうが約533万円高い。
  • 月の平均残業は伊藤忠商事が10.7時間、双日が18.6時間。伊藤忠商事のほうが月7.9時間少ない。
  • 売上高は伊藤忠商事が14.82兆円、双日が2.76兆円で、伊藤忠商事が約5.4倍の規模。

数字で比べる

伊藤忠商事双日
働きやすさの点数86.3点(⁠S)76.4点(⁠S)
平均年収1,991万円(⁠42歳)1,257万円(⁠40.5歳)
30歳換算年収約1,533万円約1,000万円
月の平均残業10.7時間18.6時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.8年13.6年
売上高14.82兆円2.76兆円
売上に対する利益の割合8.1%(⁠税引前利益)4.2%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.21倍1.31倍
従業員数(⁠単体)4,125人2,094人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は伊藤忠商事が8.1%、双日が4.2%で、伊藤忠商事のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは伊藤忠商事が1.21倍、双日が1.31倍で、勢いは双日が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は伊藤忠商事が86.3点、双日が76.4点で、伊藤忠商事が上回る。

何で稼いでいるかの違い

伊藤忠商事

伊藤忠商事は、総合商社の中でも、衣料品・食品・コンビニ(⁠ファミリーマート)など、消費者に近い分野に強い会社です。「⁠利は川下にあり」を掲げ、最終的に物を買う人に近いところで稼ぐことを重視しています。

売上高は約14.8兆円で、卸売業で国内2位です。総合商社は、物の売り買いの仲介(⁠トレーディング)と、有望な会社に出資してその利益を取り込む「⁠事業投資」の二つで稼ぎます。伊藤忠は8つの事業部門(⁠カンパニー)で、繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融などを手がけています。

双日

双日は、ニチメンと日商岩井という二つの総合商社が統合して2003年に生まれた総合商社です。自動車、航空機、インフラ、エネルギー、化学、食料・農業、小売など幅広い分野で事業を行っています。

売上高は約2.8兆円で、卸売業で国内12位です。事業は、自動車、航空・社会インフラ、エネルギー・ヘルスケア、金属・資源・リサイクル、化学、生活産業・アグリビジネス、リテール・コンシューマーサービスに分かれています。

歴史の違い

伊藤忠商事

  1. 1858年初代伊藤忠兵衛が、麻布類の卸売を始めます。
  2. 1918年伊藤忠合名会社を分けて、伊藤忠商事と伊藤忠商店(⁠のちの丸紅)が生まれます。
  3. 1949年戦後、大きすぎる会社を分ける法律で大建産業が4社に分割され、伊藤忠商事として再出発します。
  4. 1977年経営が悪化した総合商社、安宅産業を合併し、規模を大きく広げます。

双日

  1. 1862〜1896年日商岩井の源流となる岩井商店が、雑貨の輸入商から始まります。
  2. 1892年ニチメンの前身である日本綿花が、綿花の輸入商として設立されます。
  3. 1928年金融恐慌で破綻した鈴木商店の後継会社として、日商が設立されます。
  4. 2003年ニチメンと日商岩井が共同で持株会社を設立し、経営統合します。

いま何に賭けているか

伊藤忠商事

中期経営計画をやめ、長く使う経営方針「⁠The Brand-new Deal ~利は川下にあり~」を掲げています。マーケティング力を磨き、消費者に近い「⁠川下」から投資を広げていくことで、利益の成長、企業ブランドの向上、株主還元の3つを進めるとしています。

双日

2030年の目指す姿として「⁠事業や人材を創造し続ける総合商社」を掲げ、当期利益2,000億円と時価総額2兆円への成長を「⁠Next Stage」としています。「⁠中期経営計画2026」では、6,000億円の投資を行い、成長の土台と人材への投資を強化しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で伊藤忠商事が上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い伊藤忠商事のほうが景気の波に強い。

よくある質問

伊藤忠商事と双日はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は伊藤忠商事が約1,533万円、双日が約1,000万円。伊藤忠商事のほうが約533万円高い。
伊藤忠商事と双日はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は伊藤忠商事が10.7時間、双日が18.6時間。伊藤忠商事のほうが月7.9時間少ない。
伊藤忠商事と双日はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は伊藤忠商事が86.3点、双日が76.4点で、伊藤忠商事が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく