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双日の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、双日の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 双日はどんな会社か

双日は、ニチメンと日商岩井という二つの総合商社が統合して2003年に生まれた総合商社です。自動車、航空機、インフラ、エネルギー、化学、食料・農業、小売など幅広い分野で事業を行っています。

いまの状況:2030年の目指す姿として「⁠事業や人材を創造し続ける総合商社」を掲げ、当期利益2,000億円と時価総額2兆円への成長を「⁠Next Stage」としています。

転機:2003年 ニチメンと日商岩井が共同で持株会社を設立し、経営統合します/2004〜2005年 2社が合併して双日が生まれ、持株会社とも合併して今の双日株式会社になります。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高2.76兆円卸売・小売業の上場600社中12位。
売上に対する税引前利益の割合4.2%業界中央値3.5%並み。
売上の4年の伸び1.31倍業界中央値は1.25倍。
従業員数(⁠単体)2,094人4年で1.01倍。
30歳換算年収約1,000万円業界中央値は約471万円。
月の平均残業18.6時間業界中央値は12.7時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは双日の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 社員約2.7万人のうち、リテール・コンシューマーサービス(⁠約6,200人)と自動車(⁠約5,800人)が大きな部門です。航空・社会インフラでは、民間機・防衛関連機器の代理店や空港事業も手がけています。
  • 税引前利益率は約4.2%で、卸売業の中央値(⁠約3.5%)を上回ります。「⁠中期経営計画2026」では6,000億円を投資し、3年平均でROE12%超・当期利益1,200億円超を目標にしています。
  • 2030年に当期利益2,000億円、時価総額2兆円を「⁠Next Stage」としています。源流は、1874年創業の鈴木商店、1896年創業の岩井商店、1892年設立の日本綿花の三つです。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

双日(⁠株)は、上場600社の中で売上12位の大手。稼ぎ方は「⁠世界中でモノの取引を仲立ちし、事業に投資して、その利益と配当で稼ぐ総合商社型」。今は「⁠目指す姿」「⁠事業や人材を創造し続ける総合商社」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

双日(株)阪和興業スズケンアルフレッサホールディン
売上高2.76兆円2.66兆円2.49兆円3.10兆円
利益率4.2%(⁠税引前)2.0%(⁠経常)1.6%(⁠経常)1.2%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.31倍1.23倍1.11倍1.20倍
30歳換算年収1,000万円850万円511万円585万円
月の残業18.6時間未公表未公表未公表

4社の中で売上の伸びが最も大きい。4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

1) 人材戦略基本方針1「⁠自らの意思で挑戦・成長し続ける多様な個」「⁠個」を強化する上で、多様なバックグラウンドを持つ人材が、高い自律性、挑戦・成長意欲を原動力に、それぞれの特性や能力を最大限に活かせるよう後押しを行っております。自律的思考を前提とした人材育成(⁠研修プログラム)「⁠個」の強化においては、自分で考え・行動するという自律的思考に基づいた挑戦が個の成長スピードを加速させると考えています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・デジタル・挑戦・創造・自律

会社自身が挙げているリスク

全社的、マクロ経済環境の変化、カントリー、地政学、事業投資、資金調達。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 自動車:5,787人(⁠25%)
  • 航空・社会インフラ:1,218人(⁠5%)
  • エネルギー・ヘルスケア:3,766人(⁠16%)
  • 金属・資源・リサイクル:828人(⁠4%)
  • 化学:2,054人(⁠9%)
  • 生活産業・アグリビジネス:3,792人(⁠16%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠目指す姿」「⁠事業や人材を創造し続ける総合商社」。
当社の課題は
会社自身は「⁠全社的」「⁠マクロ経済環境の変化」「⁠カントリー」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠事業や人材を創造し続ける総合商社」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠全社的」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い