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東京電力パワーグリッドと北陸電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 月の平均残業は東京電力パワーグリッドが23.1時間、北陸電力が22.2時間。大きな差はない。
  • 売上高は東京電力パワーグリッドが2.29兆円、北陸電力が7,866億円で、東京電力パワーグリッドが約2.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は東京電力パワーグリッドが3.6%、北陸電力が10.8%で、北陸電力のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

東京電力パワーグリッド北陸電力
働きやすさの点数70.9点(⁠A+)76.1点(⁠S)
平均年収—826万円(⁠41.4歳)
30歳換算年収—約645万円
月の平均残業23.1時間22.2時間
有給取得率80.9%未公表
平均勤続年数24.4年19.1年
売上高2.29兆円7,866億円
売上に対する利益の割合3.6%(⁠経常利益)10.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.17倍1.28倍
従業員数(⁠単体)13,888人2,301人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは東京電力パワーグリッドが1.17倍、北陸電力が1.28倍で、勢いは北陸電力が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東京電力パワーグリッドが70.9点、北陸電力が76.1点で、北陸電力が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東京電力パワーグリッド

東京電力パワーグリッドは、首都圏に電気を送る送電線・変電所・配電線(⁠電力ネットワーク)を運営する会社です。東京電力ホールディングスの送配電部門が、2016年に独立してできました。どの電力会社の電気も、公平にこのネットワークを通って家庭や企業に届きます。

売上高は約2.3兆円です。稼ぎ方は、電力会社(⁠小売電気事業者)がこのネットワークを使って電気を届ける際に払う「⁠託送料金」が中心です。送配電の料金は国の制度のもとで決まり、地域の送配電網を担う事業者として、安定供給の責任を負っています。

北陸電力

北陸電力は、富山県、石川県、福井県(⁠一部を除く)と岐阜県の一部に電気を供給する電力会社です。送配電は子会社の北陸電力送配電が担い、情報通信事業(⁠江守情報など)も持っています。

売上高は約7,866億円です。事業は、発電・販売、送配電、その他(⁠設備保守・建設、資機材の製造、情報・通信など)です。

歴史の違い

東京電力パワーグリッド

  1. 2015年東京電力の送配電事業を分割する準備会社が設立されます。
  2. 2016年東京電力パワーグリッドに社名を変え、東京電力(⁠今の東京電力ホールディングス)の一般送配電事業などを引き継ぎます。
  3. 2019年お客さま対応の会社(⁠今のテプコ・ソリューション・アドバンス)を傘下に入れます。
  4. 2022年イギリスに現地法人を設立し、海外の送電事業にも関わり始めます。

北陸電力

  1. 1951年電気事業再編成令にもとづき、北陸配電と日本発送電から出資・譲渡を受け、発送配電一貫経営の会社として設立されます。
  2. 2004年富山共同火力発電と福井共同火力発電を吸収合併します。
  3. 2006年北陸通信ネットワークを完全子会社にします。
  4. 2020年一般送配電事業を北陸電力送配電に移します。

いま何に賭けているか

東京電力パワーグリッド

東京電力グループの「⁠第五次総合特別事業計画」に基づき、GX・DXによる電力需要の増加に対応して安定供給の責任を果たしながら、経営の合理化で財務を改善するとしています。特にデータセンターを中心とした大規模な需要に、早く電気を届けることが優先課題です。

北陸電力

「⁠北陸電力グループ新中期経営計画<2023〜2027年度>」で、「⁠安定供給確保と収支改善及び財務基盤強化」「⁠地域と一体となった脱炭素化の推進」「⁠持続的成長に向けた新事業領域の拡大」を経営の3本柱にしています。2026年3月には、中東情勢の緊迫化と七尾大田火力発電所2号機の停止長期化に対応するため「⁠2026需給・収支対策本部」を立ち上げました。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い北陸電力のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東京電力パワーグリッドと北陸電力はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東京電力パワーグリッドが23.1時間、北陸電力が22.2時間。大きな差はない。
東京電力パワーグリッドと北陸電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東京電力パワーグリッドが70.9点、北陸電力が76.1点で、北陸電力が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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