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東京電力パワーグリッドと四国電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 有給休暇の取得率は東京電力パワーグリッドが80.9%、四国電力が84%。
  • 売上高は東京電力パワーグリッドが2.29兆円、四国電力が7,619億円で、東京電力パワーグリッドが約3.0倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は東京電力パワーグリッドが3.6%、四国電力が8.9%で、四国電力のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

東京電力パワーグリッド四国電力
働きやすさの点数70.9点(⁠A+)73.5点(⁠S-)
平均年収—874万円(⁠42歳)
30歳換算年収—約673万円
月の平均残業23.1時間未公表
有給取得率80.9%84%
平均勤続年数24.4年17.5年
売上高2.29兆円7,619億円
売上に対する利益の割合3.6%(⁠経常利益)8.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.17倍1.19倍
従業員数(⁠単体)13,888人2,111人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は東京電力パワーグリッドが70.9点、四国電力が73.5点で、四国電力が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東京電力パワーグリッド

東京電力パワーグリッドは、首都圏に電気を送る送電線・変電所・配電線(⁠電力ネットワーク)を運営する会社です。東京電力ホールディングスの送配電部門が、2016年に独立してできました。どの電力会社の電気も、公平にこのネットワークを通って家庭や企業に届きます。

売上高は約2.3兆円です。稼ぎ方は、電力会社(⁠小売電気事業者)がこのネットワークを使って電気を届ける際に払う「⁠託送料金」が中心です。送配電の料金は国の制度のもとで決まり、地域の送配電網を担う事業者として、安定供給の責任を負っています。

四国電力

四国電力(⁠よんでん)は、四国で電気をつくって売る電力会社です。伊方発電所(⁠原子力)を持ち、送配電は子会社の四国電力送配電が担っています。情報通信事業(⁠STNet)や建設・エンジニアリング事業もグループに持っています。

売上高は約7,619億円です。事業は、電気(⁠発電・販売、送配電)、情報通信、エネルギー、建設・エンジニアリングなどです。

歴史の違い

東京電力パワーグリッド

  1. 2015年東京電力の送配電事業を分割する準備会社が設立されます。
  2. 2016年東京電力パワーグリッドに社名を変え、東京電力(⁠今の東京電力ホールディングス)の一般送配電事業などを引き継ぎます。
  3. 2019年お客さま対応の会社(⁠今のテプコ・ソリューション・アドバンス)を傘下に入れます。
  4. 2022年イギリスに現地法人を設立し、海外の送電事業にも関わり始めます。

四国電力

  1. 1951年電気事業再編成令により、四国配電と日本発送電から設備の出資・譲渡を受けて設立されます。
  2. 1963〜1971年阿南、西条、坂出の火力発電所の運転を始めます。
  3. 1977年伊方発電所(⁠原子力)の営業運転を始めます。
  4. 1984年情報システム部門を分離し、今のSTNetを設立します。

いま何に賭けているか

東京電力パワーグリッド

東京電力グループの「⁠第五次総合特別事業計画」に基づき、GX・DXによる電力需要の増加に対応して安定供給の責任を果たしながら、経営の合理化で財務を改善するとしています。特にデータセンターを中心とした大規模な需要に、早く電気を届けることが優先課題です。

四国電力

「⁠よんでんグループ中期経営計画2030」で、エネルギー事業と情報通信事業を「⁠コア事業」、国際事業などを「⁠拡張領域」、脱炭素電力供給・エネルギーソリューション事業を「⁠挑戦領域」にしています。目指す姿は「⁠エネルギーとデジタルで未来を創造」、コーポレートメッセージは「⁠しあわせのチカラになりたい。」です。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い四国電力のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東京電力パワーグリッドと四国電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東京電力パワーグリッドが70.9点、四国電力が73.5点で、四国電力が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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