高速道路
鉄道・航空・海運・物流の業界・2社:阪神高速道路・西日本高速道路
この業界の稼ぎ方の基本
- 高速道路会社は、2005年に道路公団が民営化されて生まれました。道路資産は独立行政法人の機構が持ち、会社は機構から借りて建設・管理・料金収受を行います。
- 高速道路の料金には会社の利潤を含めないことが前提で、料金収入は機構への貸付料と管理費用に充てられます。そのため利益は主にサービスエリア・パーキングエリアなどの関連事業から出ます。
会社を見分ける軸
- 利益率(経常利益):阪神高速道路約0.8%、西日本高速道路約0.6%です。
- 担当する道路:NEXCO西日本は西日本の2府22県の都市間高速道路、阪神高速は大阪・神戸・京都などの都市高速道路を管理しています。どちらも老朽化した構造物の更新が大きな課題です。
各社はどんな会社か
西日本高速道路(NEXCO西日本)は、西日本の2府22県で高速道路の建設・管理・料金収受と、サービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)の運営をしている会社です。2005年に日本道路公団が民営化され、その業務を引き継いで設立されました。
尖ったところ日本道路公団の民営化で生まれ、西日本の2府22県の高速道路を管理する会社です。道路資産は機構が持ち、会社はそれを借りて運営する仕組みで、高速道路の料金には会社の利潤を含めないことが前提になっています。
阪神高速道路は、大阪・神戸・京都などの都市高速道路の建設・管理・料金収受と、パーキングエリアや駐車場の事業を行う会社です。2005年に阪神高速道路公団が民営化され、その業務を引き継いで設立されました。
尖ったところ1日75万台が通る関西都市圏の都市高速を管理する会社で、開通から60年以上たった道路の大規模更新と、自動運転や交通デジタルツインなどの新技術の実装を同時に進めています。
2社ずつ詳しく比べる
付録:数字で比べる
ひと目でわかる違い
- 利益率が最も高いのは阪神高速道路(0.8%)。
- 売上の伸びが最も大きいのは阪神高速道路(1.18倍)。
| 阪神高速道路 | 西日本高速道路 |
|---|
| 働きやすさの点数 | 60.7点(A-) | 51.3点(B) |
| 平均年収 | — | — |
| 30歳換算年収 | — | — |
| 月の平均残業 | 未公表 | 未公表 |
| 有給取得率 | 未公表 | 53.7% |
| 平均勤続年数 | 15.2年 | 15.4年 |
| 売上高 | 2,570億円 | 1.28兆円 |
| 売上に対する利益の割合 | 0.8%(経常利益) | 0.6%(経常利益) |
| 売上の4年の伸び | 1.18倍 | 0.97倍 |
| 従業員数(単体) | 746人 | 2,712人 |
点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(平均年収÷1.022^(平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。