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トリドールホールディングスと吉野家ホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。外食チェーンの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はトリドールホールディングスが約642万円、吉野家ホールディングスが約492万円。トリドールホールディングスのほうが約150万円高い。
  • 売上高はトリドールホールディングスが2,787億円、吉野家ホールディングスが2,257億円で、規模は近い。
  • 売上の4年の伸びはトリドールホールディングスが1.82倍、吉野家ホールディングスが1.47倍で、勢いはトリドールホールディングスが上。

数字で比べる

トリドールホールディングス吉野家ホールディングス
働きやすさの点数44.9点(⁠C)61.4点(⁠A-)
平均年収833万円(⁠42歳)726万円(⁠47.9歳)
30歳換算年収約642万円約492万円
月の平均残業21.7時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数6.6年18.4年
売上高2,787億円2,257億円
売上に対する利益の割合2.9%(⁠税引前利益)3.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.82倍1.47倍
従業員数(⁠単体)351人399人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はトリドールホールディングスが44.9点、吉野家ホールディングスが61.4点で、吉野家ホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

トリドールホールディングス

トリドールホールディングスは、セルフうどんの「⁠丸亀製麺」を中心に、「⁠コナズ珈琲」「⁠ラー麺ずんどう屋」などの国内の外食チェーンと、香港の米線スープヌードル「⁠Tam Jai」などの海外事業を持つ持株会社です。1985年に創業者の粟田貴也が焼鳥店「⁠トリドール三番館」を開いたのが始まりです。

売上の約49%が丸亀製麺(⁠セグメント利益率約16%)です。全店に製麺機を置き、粉から麺を打っています。

吉野家ホールディングス

吉野家ホールディングスは、牛丼の「⁠吉野家」やセルフ式讃岐うどんの「⁠はなまる」などを展開するグループの持株会社です。米国、中国、マレーシアなどの海外でも牛丼店を展開しています。1958年に株式会社吉野家を設立しました。

売上の約71%が吉野家(⁠国内の牛丼店)で、セグメント利益率は約5.1%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 外食チェーンは、牛丼(⁠ゼンショーのすき家)、回転すし(⁠FOOD & LIFE COMPANIESのスシロー、くら寿司、ゼンショーのはま寿司)、うどん(⁠トリドールの丸亀製麺)、ファミリーレストラン(⁠すかいらーく)、イタリアン(⁠サイゼリヤ)など、料理の種類ごとにブランドを持ちます。
  • 多くの会社が、食材を自社の工場やセントラルキッチンで作り、物流まで自前で持っています。海外に店を広げる会社も多く、海外の利益率が国内より高い会社もあります(⁠スシロー、サイゼリヤ)。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益ではゼンショー約6.2%、サイゼリヤ約6.2%、くら寿司約2.5%です。税引前利益ではFOOD & LIFE COMPANIES約7.9%、すかいらーく約5.7%、トリドール約2.9%でした。このほか、吉野家約3.9%(⁠経常利益)です。
  • 国内と海外:FOOD & LIFE COMPANIESは海外スシローの利益率(⁠約12%)が国内(⁠約7%)を上回り、サイゼリヤもアジア(⁠約12%)が日本(⁠約3%)を上回ります。トリドールは売上の3分の1以上が海外事業です。

歴史の違い

トリドールホールディングス

  1. 1985年粟田貴也が焼鳥店「⁠トリドール三番館」を開きます。
  2. 2000年セルフうどんの新業態「⁠丸亀製麺」の1号店を兵庫県加古川市に開きます。
  3. 2006年東京証券取引所マザーズに上場します。
  4. 2011年ハワイのホノルルに海外1号店「⁠MARUGAME UDON」を開きます。

吉野家ホールディングス

  1. 1958年株式会社吉野家を設立します。
  2. 1977年米国西海岸での店舗展開を目的に現地法人を設立します。
  3. 1980年会社更生手続を申し立てます(⁠1987年に終結)。
  4. 2004年米国産牛肉の輸入禁止で牛丼の販売を一時休止し、はなまるの株式を取得します。

いま何に賭けているか

トリドールホールディングス

ビジョンは「⁠予測不能な進化で未来を拓くグローバルフードカンパニー」です。「⁠2023-2028年3月期 中長期経営計画」で、2028年3月期に売上収益3,050億円、事業利益率7.9%を目標にしています。従業員の心の幸せとお客様の心の感動をともに資本ととらえる「⁠心的資本経営」を掲げています。

吉野家ホールディングス

経営理念は『⁠For the People ~すべては人々のために~』です。2025年度からの中期経営計画で、2029年度に売上高3,000億円、営業利益150億円、ROIC7.0%を目標にし、吉野家事業を主軸とした構造から、はなまる事業やラーメン事業の成長を加速するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいトリドールホールディングス。

よくある質問

トリドールホールディングスと吉野家ホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はトリドールホールディングスが約642万円、吉野家ホールディングスが約492万円。トリドールホールディングスのほうが約150万円高い。
トリドールホールディングスと吉野家ホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はトリドールホールディングスが44.9点、吉野家ホールディングスが61.4点で、吉野家ホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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