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パーソルホールディングスとディップの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。人材サービス・BPOの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はパーソルホールディングスが約696万円、ディップが約525万円。パーソルホールディングスのほうが約171万円高い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はパーソルホールディングスが60点、ディップが45.1点で、パーソルホールディングスが上回る。

数字で比べる

パーソルホールディングスディップ
働きやすさの点数60点(A-)45.1点(⁠C)
平均年収882万円(⁠40.9歳)531万円(⁠30.5歳)
30歳換算年収約696万円約525万円
月の平均残業未公表19.5時間
有給取得率未公表76.8%
平均勤続年数6.3年5.6年
売上高—549億円
売上に対する利益の割合—16.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—1.39倍
従業員数(⁠単体)761人2,663人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

パーソルホールディングス

パーソルホールディングスは、人材派遣、人材紹介、BPO(⁠業務の外部委託)、ITアウトソーシングや設計開発などの人材サービス会社の持株会社です。APAC地域を中心とした海外事業も持っています。1973年に創業したテンプスタッフがルーツで、2008年にテンプスタッフとピープルスタッフが経営統合してできました。

セグメント売上の約40%がStaffing SBU(⁠国内の人材派遣)で、セグメント利益率は約5.8%です。

ディップ

ディップは、アルバイト・パート求人情報サイト「⁠バイトル」や総合求人情報サイト「⁠はたらこねっと」、看護師の人材紹介「⁠ナースではたらこ」などの人材サービスと、中小企業向けのDXサービス「⁠コボット」を提供する会社です。1997年に名古屋で設立されました。

売上の約88%が人材サービス事業(⁠バイトル、スポットバイトル、バイトルNEXT、はたらこねっとなど)で、セグメント利益率は約32%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 人材サービスの会社は、人材派遣(⁠登録したスタッフを企業に派遣し、会社がスタッフに給与を払う)、人材紹介、BPO(⁠企業の業務そのものを請け負う)などで稼ぎます。
  • パーソルとパソナは派遣が大きく、トランスコスモスは業務の請負が中心です。
  • 求人サイト・人材紹介の会社もあり、ディップはアルバイト・パートの「⁠バイトル」、エンは「⁠エン転職」、エス・エム・エスは医療・介護の人材サービス、リンクアンドモチベーションは組織変革のコンサルと人材紹介を手がけています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠経常利益):トランスコスモス約4.8%、パソナグループはほぼゼロでした。パーソルは会社全体の数字がないため比べられません。このほか、ディップ約16.4%(⁠経常利益)、エス・エム・エス約13.5%(⁠経常利益)、エン約7.1%(⁠経常利益)、リンクアンドモチベーション約10.2%(⁠税引前利益)です。
  • 派遣と紹介の違い:セグメントで見ると、人材紹介はパーソルで約23%、パソナで約30%と利益率が高く、パーソルの人材派遣(⁠Staffing SBU)は約5.8%です。

歴史の違い

パーソルホールディングス

  1. 1973年テンプスタッフを設立します。
  2. 2008年テンプスタッフとピープルスタッフが経営統合し、共同持株会社テンプホールディングスを設立します。
  3. 2010年米国の人材サービス会社ケリーサービスの株式を取得します。
  4. 2013年インテリジェンスホールディングス(⁠今のパーソルキャリアなど)を子会社にします。

ディップ

  1. 1997年名古屋市で、コンビニの端末を使った無料カタログ送付サービスの会社として設立します。
  2. 2000年派遣社員の求人情報サイト「⁠はたらこねっと」を始めます。
  3. 2002年アルバイト部門が独立したサイト「⁠バイトルドットコム(⁠今のバイトル)」を始めます。
  4. 2013年東京証券取引所市場第一部に移ります。

いま何に賭けているか

パーソルホールディングス

グループビジョンは「⁠はたらいて、笑おう。」で、2030年に100万人のより良い“はたらく機会”の創出を目指しています。前中期経営計画では調整後EBITDAが目標の1,000億円に届かず881億円でしたが、ROIC18.2%、ROE20.9%と資本効率の目標は上回りました。フランスのGojob社を子会社にし、AIを使った事業変革にも取り組んでいます。

ディップ

企業理念は「⁠私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」です。中期経営計画「⁠dip30th」を策定し、人材サービスとDXサービスで労働市場の課題を解決するとしています。顧客企業に時給の引き上げや採用お祝い金を提案する「⁠ディップ・インセンティブ・プロジェクト」も行っています。

よくある質問

パーソルホールディングスとディップはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はパーソルホールディングスが約696万円、ディップが約525万円。パーソルホールディングスのほうが約171万円高い。
パーソルホールディングスとディップはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はパーソルホールディングスが60点、ディップが45.1点で、パーソルホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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