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オリックスとリコーリースの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。リースの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はオリックスが約764万円、リコーリースが約629万円。オリックスのほうが約135万円高い。
  • 月の平均残業はオリックスが6.2時間、リコーリースが9.5時間。オリックスのほうが月3.3時間少ない。
  • 売上高はオリックスが3.33兆円、リコーリースが3,386億円で、オリックスが約9.8倍の規模。

数字で比べる

オリックスリコーリース
働きやすさの点数79点(S)65.8点(⁠A)
平均年収1,040万円(⁠44.2歳)808万円(⁠41.5歳)
30歳換算年収約764万円約629万円
月の平均残業6.2時間9.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.8年13年
売上高3.33兆円3,386億円
売上に対する利益の割合20.8%(⁠税引前利益)6.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.33倍1.11倍
従業員数(⁠単体)3,016人1,152人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはオリックスが1.33倍、リコーリースが1.11倍で、勢いはオリックスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はオリックスが79点、リコーリースが65.8点で、オリックスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

オリックス

オリックスは、1964年にオリエント・リースとして創立されたリース会社から始まり、今は法人向け金融、不動産、事業投資・コンセッション、環境エネルギー、生命保険、銀行、航空機・船舶、海外事業まで手がける金融サービスグループです。

法人営業・メンテナンスリース(⁠自動車、電子計測器・ICT機器のリース・レンタル)、不動産(⁠開発・賃貸・施設運営、大京)、事業投資・コンセッションが国内の柱です。

リコーリース

リコーリースは、事務用・情報関連機器、医療機器、産業工作機械、車両などのリース・割賦と、法人向け融資、請求書発行・売掛金回収の代行、医療・介護報酬のファクタリングなどを手がける会社です。リコーの持分法適用会社です。1976年にリコークレジットとして設立されました。

売上の約93%がリース&ファイナンス事業で、セグメント利益率は約6.6%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • リース会社は、企業が使う機械・設備などを買って貸す「⁠リース」で稼いできましたが、今は航空機・海上コンテナ・船舶・不動産・再生可能エネルギーなど、世界のアセットを扱う事業が利益の柱になっています。
  • 多くのリース会社は銀行や商社の流れをくみます。三井住友ファイナンス&リースはSMBCと住友商事、三菱HCキャピタルはMUFGと三菱商事、東京センチュリーは伊藤忠商事、みずほリースはみずほと丸紅、芙蓉総合リースは芙蓉グループ、JA三井リースは農林中央金庫と三井物産、リコーリースはリコーとの関係が深い会社です。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では東京センチュリー約11.2%、三菱HCキャピタル約10.7%、三井住友ファイナンス&リース約7.3%、みずほリース約7.0%、リコーリース約6.2%、芙蓉総合リース約4.8%です。JA三井リースは海外子会社の貸倒損失で経常赤字でした。オリックスは税引前利益が基準で約20.8%でした。
  • 何が稼ぎ頭か:三菱HCキャピタルと三井住友ファイナンス&リースは航空機リース、東京センチュリーは船舶・航空機・不動産のスペシャルティ事業が利益の最大の柱です。

歴史の違い

オリックス

  1. 1964年三商社・五銀行を株主として、オリエント・リースが大阪で設立されます。
  2. 1971年香港に現地法人を設立し、海外に進出します。
  3. 1973年オリエント・オート・リース(⁠今のオリックス自動車)を設立します。
  4. 1981年米国に現地法人を設立します。

リコーリース

  1. 1976年リコークレジットとして設立し、事務用機器のクレジット販売と融資を始めます。
  2. 1977年事務用機器を中心にリース事業を始めます。
  3. 1984年社名をリコーリースに変えます。
  4. 1996年東京証券取引所市場第二部に上場します。

いま何に賭けているか

オリックス

Purposeは「⁠変化に挑み、柔軟な発想と知の融合で、未来をひらくインパクトを。」です。成長戦略「⁠ORIX Group Growth Strategy 2035」で、テクノロジーの進化(⁠PATHWAYS)、人口増加・動態変化(⁠GROWTH)、地球温暖化・限りある資源(⁠IMPACT)の3つを戦略的投資領域にしています。

リコーリース

経営理念は「⁠私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります。」です。2026年4月からの3カ年の中期経営計画で、人財とITへの投資を競争優位の源泉と位置づけ、資本収益性を高めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でオリックスが上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいオリックス。

よくある質問

オリックスとリコーリースはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はオリックスが約764万円、リコーリースが約629万円。オリックスのほうが約135万円高い。
オリックスとリコーリースはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はオリックスが6.2時間、リコーリースが9.5時間。オリックスのほうが月3.3時間少ない。
オリックスとリコーリースはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はオリックスが79点、リコーリースが65.8点で、オリックスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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