ものさし企業図鑑転職・就職活動の教科書
教科書 › 業界研究 › IT・通信・メディア・エンタメ › コンサル・シンクタンク › ベイカレントとフューチャー

ベイカレントとフューチャーの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。コンサル・シンクタンクの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はベイカレントが約1,294万円、フューチャーが約690万円。ベイカレントのほうが約604万円高い。
  • 売上高はベイカレントが1,483億円、フューチャーが760億円で、ベイカレントが約2.0倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはベイカレントが2.57倍、フューチャーが1.56倍で、勢いはベイカレントが上。

数字で比べる

ベイカレントフューチャー
働きやすさの点数71点(S-)46.7点(⁠C)
平均年収1,331万円(⁠31.3歳)795万円(⁠36.5歳)
30歳換算年収約1,294万円約690万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数3.8年5.6年
売上高1,483億円760億円
売上に対する利益の割合34.4%(⁠税引前利益)21.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.57倍1.56倍
従業員数(⁠単体)866人377人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はベイカレントが71点、フューチャーが46.7点で、ベイカレントが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ベイカレント

ベイカレントは、さまざまな業界のリーディングカンパニーに、戦略・デジタル・オペレーションなど幅広いテーマで支援を行う日本発の総合コンサルティングファームの持株会社です。1998年に神奈川県藤沢市でピーシーワークスとして設立された会社が前身です。

コンサルティング事業の単一セグメントで、セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

フューチャー

フューチャーは、ITコンサルティングのフューチャーアーキテクトを中核に、経営とITの両面から企業の課題を解決する会社の持株会社です。1989年に鹿児島市で、オープンシステムのコンサルティング会社として設立されました。

売上の約89%がITコンサルティング&サービス事業(⁠ITコンサルティング、システム構築、保守・運用、基幹業務パッケージなど)で、セグメント利益率は約24%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • コンサルティング会社は、企業や官公庁の課題を調べ、戦略を立て、実行を支援して報酬を得ます。人が価値を生む知識集約型のビジネスで、コンサルタントの採用・育成が成長を左右します。
  • ベイカレントは戦略からデジタルまでの総合コンサル、三菱総研は官公庁の政策づくりにも関わるシンクタンク、フューチャーはITコンサルとシステム構築、日本M&Aセンターは中堅・中小企業のM&A仲介を手がけています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では日本M&Aセンター約38.1%、フューチャー約21.9%、三菱総合研究所約8.0%です。ベイカレントは税引前利益で約34.4%です。
  • ITとの距離:三菱総研は売上の約6割がITサービス、フューチャーは売上の約9割がITコンサルティング&サービスです。ベイカレントは戦略・デジタル・オペレーションを支援する総合コンサルです。
  • 共通のリスク:どの会社も、優秀な人材の採用・定着と、顧客企業の投資意欲の変化を大きなリスクに挙げています。

歴史の違い

ベイカレント

  1. 1998年神奈川県藤沢市で、コンサルティングやシステムインテグレーションを行うピーシーワークスを設立します。
  2. 2006年社名をベイカレント・コンサルティングに変えます。
  3. 2014年経営陣によるMBO(⁠マネジメント・バイ・アウト)を行います。
  4. 2016年東京証券取引所マザーズに上場します。

フューチャー

  1. 1989年鹿児島市で、フューチャーシステムコンサルティングを設立します。
  2. 2002年東京証券取引所市場第一部に上場します。
  3. 2007年社名をフューチャーアーキテクトに変えます。
  4. 2016年ITコンサルティング事業を新しいフューチャーアーキテクトに分け、持株会社のフューチャーになります。

いま何に賭けているか

ベイカレント

パーパスは「⁠Beyond the Edge - 変化の一番先に立ち、次への扉をともに開く。 -」です。中期経営計画で、2025年2月期から2029年2月期にかけて年率平均20%を目安とした成長を続け、2029年2月期に売上2,500億円を目指しています。「⁠コアクライアント戦略の推進」「⁠ケイパビリティの拡充」「⁠優秀な人材の採用・育成」を成長戦略にしています。

フューチャー

「⁠経営とAIをデザインする」を経営戦略に、自らの業務プロセスに最先端のAIを統合し、その成果を顧客に還元するとしています。経営理念に「⁠科学・技術を愛し、経営変革・社会変革に貢献する。また、自らも変革し続ける。」などを掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいベイカレント。

よくある質問

ベイカレントとフューチャーはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はベイカレントが約1,294万円、フューチャーが約690万円。ベイカレントのほうが約604万円高い。
ベイカレントとフューチャーはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はベイカレントが71点、フューチャーが46.7点で、ベイカレントが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく