ものさし企業図鑑転職・就職活動の教科書
教科書 › 業界研究 › IT・通信・メディア・エンタメ › コンサル・シンクタンク › ベイカレントと日本M&Aセンター

ベイカレントと日本M&Aセンターの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。コンサル・シンクタンクの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 売上高はベイカレントが1,483億円、日本M&Aセンターが503億円で、ベイカレントが約3.0倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはベイカレントが2.57倍、日本M&Aセンターが1.24倍で、勢いはベイカレントが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はベイカレントが71点、日本M&Aセンターが35.7点で、ベイカレントが上回る。

数字で比べる

ベイカレント日本M&Aセンター
働きやすさの点数71点(S-)35.7点(⁠D)
平均年収1,331万円(⁠31.3歳)—
30歳換算年収約1,294万円—
月の平均残業未公表25.6時間
有給取得率未公表60.5%
平均勤続年数3.8年5.2年
売上高1,483億円503億円
売上に対する利益の割合34.4%(⁠税引前利益)38.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.57倍1.24倍
従業員数(⁠単体)866人1,062人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

ベイカレント

ベイカレントは、さまざまな業界のリーディングカンパニーに、戦略・デジタル・オペレーションなど幅広いテーマで支援を行う日本発の総合コンサルティングファームの持株会社です。1998年に神奈川県藤沢市でピーシーワークスとして設立された会社が前身です。

コンサルティング事業の単一セグメントで、セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは、中堅・中小企業のM&A(⁠会社の売買)の仲介をする会社です。1991年に全国の公認会計士・税理士が中心となって設立されました。後継者がいない会社の事業承継のM&Aを主なターゲットにしています。

M&Aの仲介事業の単一セグメントで、売上はM&A仲介事業とその他の事業に分かれています。

この業界の稼ぎ方の基本

  • コンサルティング会社は、企業や官公庁の課題を調べ、戦略を立て、実行を支援して報酬を得ます。人が価値を生む知識集約型のビジネスで、コンサルタントの採用・育成が成長を左右します。
  • ベイカレントは戦略からデジタルまでの総合コンサル、三菱総研は官公庁の政策づくりにも関わるシンクタンク、フューチャーはITコンサルとシステム構築、日本M&Aセンターは中堅・中小企業のM&A仲介を手がけています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では日本M&Aセンター約38.1%、フューチャー約21.9%、三菱総合研究所約8.0%です。ベイカレントは税引前利益で約34.4%です。
  • ITとの距離:三菱総研は売上の約6割がITサービス、フューチャーは売上の約9割がITコンサルティング&サービスです。ベイカレントは戦略・デジタル・オペレーションを支援する総合コンサルです。
  • 共通のリスク:どの会社も、優秀な人材の採用・定着と、顧客企業の投資意欲の変化を大きなリスクに挙げています。

歴史の違い

ベイカレント

  1. 1998年神奈川県藤沢市で、コンサルティングやシステムインテグレーションを行うピーシーワークスを設立します。
  2. 2006年社名をベイカレント・コンサルティングに変えます。
  3. 2014年経営陣によるMBO(⁠マネジメント・バイ・アウト)を行います。
  4. 2016年東京証券取引所マザーズに上場します。

日本M&Aセンター

  1. 1991年全国の公認会計士・税理士が中心となって日本エム・アンド・エーセンターを設立します。
  2. 2000年全国金融M&A研究会が発足し、地方銀行とのネットワークができます。
  3. 2006年東京証券取引所マザーズに上場します。
  4. 2007年東京証券取引所第一部に移ります。

いま何に賭けているか

ベイカレント

パーパスは「⁠Beyond the Edge - 変化の一番先に立ち、次への扉をともに開く。 -」です。中期経営計画で、2025年2月期から2029年2月期にかけて年率平均20%を目安とした成長を続け、2029年2月期に売上2,500億円を目指しています。「⁠コアクライアント戦略の推進」「⁠ケイパビリティの拡充」「⁠優秀な人材の採用・育成」を成長戦略にしています。

日本M&Aセンター

企業理念は「⁠M&A業務を通じて企業の存続と発展に貢献する」です。会計不祥事の発覚から4年がたち、2033年3月期までを「⁠Next Genesis ビジョン300」と位置づけ、連結経常利益300億円を目指しています。コンサルタントの採用・育成と定着を重要課題にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいベイカレント。

よくある質問

ベイカレントと日本M&Aセンターはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はベイカレントが71点、日本M&Aセンターが35.7点で、ベイカレントが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく