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SBI新生銀行と山口フィナンシャルグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。銀行グループ(⁠地銀・信託ほか)の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はSBI新生銀行が約649万円、山口フィナンシャルグループが約603万円。SBI新生銀行のほうが約46万円高い。
  • 月の平均残業はSBI新生銀行が20.9時間、山口フィナンシャルグループが15.3時間。山口フィナンシャルグループのほうが月5.6時間少ない。
  • 売上高はSBI新生銀行が7,741億円、山口フィナンシャルグループが2,619億円で、SBI新生銀行が約3.0倍の規模。

数字で比べる

SBI新生銀行山口フィナンシャルグループ
働きやすさの点数54.3点(⁠B)69.4点(⁠A+)
平均年収856万円(⁠42.7歳)837万円(⁠45.1歳)
30歳換算年収約649万円約603万円
月の平均残業20.9時間15.3時間
有給取得率71%未公表
平均勤続年数11.3年17.1年
売上高7,741億円2,619億円
売上に対する利益の割合15.9%(⁠経常利益)17.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.07倍1.78倍
従業員数(⁠単体)2,419人529人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はSBI新生銀行が15.9%、山口フィナンシャルグループが17.2%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びはSBI新生銀行が2.07倍、山口フィナンシャルグループが1.78倍で、勢いはSBI新生銀行が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はSBI新生銀行が54.3点、山口フィナンシャルグループが69.4点で、山口フィナンシャルグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

SBI新生銀行

SBI新生銀行は、SBIホールディングスの子会社の銀行です。法人向けの金融、ストラクチャードファイナンス、昭和リース、個人向けのリテールバンキング、カードローン「⁠レイク」(⁠新生フィナンシャル)、アプラスなどの事業を持っています。1952年に設立された日本長期信用銀行が前身です。

法人業務(⁠法人営業、不動産・プロジェクトファイナンスなどのストラクチャードファイナンス、プライベートエクイティ、金融市場、昭和リース)が一つの柱です。

山口フィナンシャルグループ

山口フィナンシャルグループは、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の3つの銀行を傘下に持つ銀行持株会社です。証券、クレジットカード、リース、コンサルティングの会社も持っています。2006年に山口銀行ともみじホールディングスが経営統合して設立されました。

銀行業が中核で、預金・貸出・為替・有価証券投資などで稼いでいます。セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、県を地盤とする地方銀行(⁠千葉、群馬、八十二長野、七十七、北洋、大垣共立)とその持株会社(⁠ふくおか、横浜、山口)、ノンバンク事業を多く持つSBI新生銀行、ATMが中核のセブン銀行、信託の三井住友トラスト、インターネット銀行の楽天銀行と、形の違う銀行が並んでいます。
  • 地方銀行では、県を越えた経営統合や提携が進んでいます。群馬銀行は第四北越フィナンシャルグループと経営統合し、八十二長野銀行は静岡銀行・山梨中央銀行と提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):楽天銀行約40.3%、七十七銀行約37.2%、群馬銀行約32.0%、横浜フィナンシャルグループ約31.6%、千葉銀行約31.2%、八十二長野銀行約26.7%、ふくおかフィナンシャルグループ約19.4%、山口フィナンシャルグループ約17.2%、北洋銀行約15.9%、SBI新生銀行約15.9%、セブン銀行約13.7%、三井住友トラストグループ約13.5%、大垣共立銀行約12.5%です。銀行の「⁠売上」は経常収益です。このほか、あおぞら銀行約11.2%(⁠経常利益)です。
  • 店舗の形:楽天銀行は店舗を持たないインターネット銀行、セブン銀行はセブン-イレブンなどのATMネットワークが中心です。

歴史の違い

SBI新生銀行

  1. 1952年長期信用銀行法に基づき、日本長期信用銀行が設立されます。
  2. 1998年金融再生法に基づく特別公的管理が始まり、上場廃止となります。
  3. 2000年特別公的管理が終わり、社名を新生銀行に変えます。
  4. 2004年普通銀行に転換し、アプラスを子会社にします。

山口フィナンシャルグループ

  1. 2006年山口銀行ともみじホールディングスが共同株式移転で設立し、東京証券取引所市場第一部に上場します。
  2. 2007年東海東京証券との共同出資でワイエム証券を設立します。
  3. 2011年北九州銀行が山口銀行の九州域内の事業を引き継ぎ、営業を始めます。
  4. 2014年ワイエムリースを連結子会社にします。

いま何に賭けているか

SBI新生銀行

2025年度から2027年度の中期経営計画で、中期ビジョン「⁠次世代の金融、共に築き切り拓く未来」を掲げ、「⁠次世代金融」「⁠第4のメガバンクの中核」「⁠持続的な成長の実現」「⁠公的資金完済の早期実現」を目指しています。

山口フィナンシャルグループ

パーパスは「⁠地域の豊かな未来を共創する」です。「⁠YMFG中期経営計画(⁠2025年度~2029年度)」で、融資・エクイティ・ソリューションを組み合わせた「⁠地域課題解決のプラットフォーマー」への進化を掲げ、資本コストを上回るROEを目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならSBI新生銀行、時間のゆとりを取るなら山口フィナンシャルグループ。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいSBI新生銀行。

よくある質問

SBI新生銀行と山口フィナンシャルグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はSBI新生銀行が約649万円、山口フィナンシャルグループが約603万円。SBI新生銀行のほうが約46万円高い。
SBI新生銀行と山口フィナンシャルグループはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はSBI新生銀行が20.9時間、山口フィナンシャルグループが15.3時間。山口フィナンシャルグループのほうが月5.6時間少ない。
SBI新生銀行と山口フィナンシャルグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はSBI新生銀行が54.3点、山口フィナンシャルグループが69.4点で、山口フィナンシャルグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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