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SBI新生銀行と七十七銀行の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。銀行グループ(⁠地銀・信託ほか)の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はSBI新生銀行が約649万円、七十七銀行が約636万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はSBI新生銀行が20.9時間、七十七銀行が16.6時間。七十七銀行のほうが月4.3時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はSBI新生銀行が71%、七十七銀行が75%。

数字で比べる

SBI新生銀行七十七銀行
働きやすさの点数54.3点(⁠B)62.9点(⁠A-)
平均年収856万円(⁠42.7歳)773万円(⁠39歳)
30歳換算年収約649万円約636万円
月の平均残業20.9時間16.6時間
有給取得率71%75%
平均勤続年数11.3年15.8年
売上高7,741億円2,112億円
売上に対する利益の割合15.9%(⁠経常利益)37.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.07倍1.79倍
従業員数(⁠単体)2,419人2,190人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はSBI新生銀行が7,741億円、七十七銀行が2,112億円で、SBI新生銀行が約3.7倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はSBI新生銀行が15.9%、七十七銀行が37.2%で、七十七銀行のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはSBI新生銀行が2.07倍、七十七銀行が1.79倍で、勢いはSBI新生銀行が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はSBI新生銀行が54.3点、七十七銀行が62.9点で、七十七銀行が上回る。

何で稼いでいるかの違い

SBI新生銀行

SBI新生銀行は、SBIホールディングスの子会社の銀行です。法人向けの金融、ストラクチャードファイナンス、昭和リース、個人向けのリテールバンキング、カードローン「⁠レイク」(⁠新生フィナンシャル)、アプラスなどの事業を持っています。1952年に設立された日本長期信用銀行が前身です。

法人業務(⁠法人営業、不動産・プロジェクトファイナンスなどのストラクチャードファイナンス、プライベートエクイティ、金融市場、昭和リース)が一つの柱です。

七十七銀行

七十七銀行は、宮城県仙台市に本店を置く銀行です。リース、信用保証、クレジットカード、証券、コンサルティング、人材紹介、ファンド運営などの子会社も持っています。1932年に仙台の七十七銀行、東北実業銀行、五城銀行の3行が合併して設立されました。

銀行業務が中心で、預金・貸出・有価証券投資・為替のほか、投資信託や保険の窓口販売、信託業務も行っています。セグメント別の売上・利益は、この表には載っていません。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、県を地盤とする地方銀行(⁠千葉、群馬、八十二長野、七十七、北洋、大垣共立)とその持株会社(⁠ふくおか、横浜、山口)、ノンバンク事業を多く持つSBI新生銀行、ATMが中核のセブン銀行、信託の三井住友トラスト、インターネット銀行の楽天銀行と、形の違う銀行が並んでいます。
  • 地方銀行では、県を越えた経営統合や提携が進んでいます。群馬銀行は第四北越フィナンシャルグループと経営統合し、八十二長野銀行は静岡銀行・山梨中央銀行と提携しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):楽天銀行約40.3%、七十七銀行約37.2%、群馬銀行約32.0%、横浜フィナンシャルグループ約31.6%、千葉銀行約31.2%、八十二長野銀行約26.7%、ふくおかフィナンシャルグループ約19.4%、山口フィナンシャルグループ約17.2%、北洋銀行約15.9%、SBI新生銀行約15.9%、セブン銀行約13.7%、三井住友トラストグループ約13.5%、大垣共立銀行約12.5%です。銀行の「⁠売上」は経常収益です。このほか、あおぞら銀行約11.2%(⁠経常利益)です。
  • 店舗の形:楽天銀行は店舗を持たないインターネット銀行、セブン銀行はセブン-イレブンなどのATMネットワークが中心です。

歴史の違い

SBI新生銀行

  1. 1952年長期信用銀行法に基づき、日本長期信用銀行が設立されます。
  2. 1998年金融再生法に基づく特別公的管理が始まり、上場廃止となります。
  3. 2000年特別公的管理が終わり、社名を新生銀行に変えます。
  4. 2004年普通銀行に転換し、アプラスを子会社にします。

七十七銀行

  1. 1932年仙台の3行が合併し、七十七銀行が設立されます。
  2. 1941年宮城銀行を合併します。
  3. 1972年東京証券取引所市場第二部などに上場します。
  4. 1974年七十七リースを設立します。

いま何に賭けているか

SBI新生銀行

2025年度から2027年度の中期経営計画で、中期ビジョン「⁠次世代の金融、共に築き切り拓く未来」を掲げ、「⁠次世代金融」「⁠第4のメガバンクの中核」「⁠持続的な成長の実現」「⁠公的資金完済の早期実現」を目指しています。

七十七銀行

経営計画「⁠『⁠Vision 2030』(⁠R.V.)~地域を豊かにするリーディングカンパニー~」で、2030年度に当期純利益900億円、ROE10%、コアOHR35%以下を目指しています。2025年度の当期純利益は540億円でした。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいSBI新生銀行。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い七十七銀行のほうが景気の波に強い。

よくある質問

SBI新生銀行と七十七銀行はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はSBI新生銀行が約649万円、七十七銀行が約636万円。ほぼ同じ水準。
SBI新生銀行と七十七銀行はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はSBI新生銀行が20.9時間、七十七銀行が16.6時間。七十七銀行のほうが月4.3時間少ない。
SBI新生銀行と七十七銀行はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はSBI新生銀行が54.3点、七十七銀行が62.9点で、七十七銀行が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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