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フューチャーと日本M&Aセンターの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。コンサル・シンクタンクの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 売上高はフューチャーが760億円、日本M&Aセンターが503億円で、フューチャーが約1.5倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はフューチャーが21.9%、日本M&Aセンターが38.1%で、日本M&Aセンターのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはフューチャーが1.56倍、日本M&Aセンターが1.24倍で、勢いはフューチャーが上。

数字で比べる

フューチャー日本M&Aセンター
働きやすさの点数46.7点(⁠C)35.7点(⁠D)
平均年収795万円(⁠36.5歳)—
30歳換算年収約690万円—
月の平均残業未公表25.6時間
有給取得率未公表60.5%
平均勤続年数5.6年5.2年
売上高760億円503億円
売上に対する利益の割合21.9%(⁠経常利益)38.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.56倍1.24倍
従業員数(⁠単体)377人1,062人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はフューチャーが46.7点、日本M&Aセンターが35.7点で、フューチャーが上回る。

何で稼いでいるかの違い

フューチャー

フューチャーは、ITコンサルティングのフューチャーアーキテクトを中核に、経営とITの両面から企業の課題を解決する会社の持株会社です。1989年に鹿児島市で、オープンシステムのコンサルティング会社として設立されました。

売上の約89%がITコンサルティング&サービス事業(⁠ITコンサルティング、システム構築、保守・運用、基幹業務パッケージなど)で、セグメント利益率は約24%です。

日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは、中堅・中小企業のM&A(⁠会社の売買)の仲介をする会社です。1991年に全国の公認会計士・税理士が中心となって設立されました。後継者がいない会社の事業承継のM&Aを主なターゲットにしています。

M&Aの仲介事業の単一セグメントで、売上はM&A仲介事業とその他の事業に分かれています。

この業界の稼ぎ方の基本

  • コンサルティング会社は、企業や官公庁の課題を調べ、戦略を立て、実行を支援して報酬を得ます。人が価値を生む知識集約型のビジネスで、コンサルタントの採用・育成が成長を左右します。
  • ベイカレントは戦略からデジタルまでの総合コンサル、三菱総研は官公庁の政策づくりにも関わるシンクタンク、フューチャーはITコンサルとシステム構築、日本M&Aセンターは中堅・中小企業のM&A仲介を手がけています。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では日本M&Aセンター約38.1%、フューチャー約21.9%、三菱総合研究所約8.0%です。ベイカレントは税引前利益で約34.4%です。
  • ITとの距離:三菱総研は売上の約6割がITサービス、フューチャーは売上の約9割がITコンサルティング&サービスです。ベイカレントは戦略・デジタル・オペレーションを支援する総合コンサルです。
  • 共通のリスク:どの会社も、優秀な人材の採用・定着と、顧客企業の投資意欲の変化を大きなリスクに挙げています。

歴史の違い

フューチャー

  1. 1989年鹿児島市で、フューチャーシステムコンサルティングを設立します。
  2. 2002年東京証券取引所市場第一部に上場します。
  3. 2007年社名をフューチャーアーキテクトに変えます。
  4. 2016年ITコンサルティング事業を新しいフューチャーアーキテクトに分け、持株会社のフューチャーになります。

日本M&Aセンター

  1. 1991年全国の公認会計士・税理士が中心となって日本エム・アンド・エーセンターを設立します。
  2. 2000年全国金融M&A研究会が発足し、地方銀行とのネットワークができます。
  3. 2006年東京証券取引所マザーズに上場します。
  4. 2007年東京証券取引所第一部に移ります。

いま何に賭けているか

フューチャー

「⁠経営とAIをデザインする」を経営戦略に、自らの業務プロセスに最先端のAIを統合し、その成果を顧客に還元するとしています。経営理念に「⁠科学・技術を愛し、経営変革・社会変革に貢献する。また、自らも変革し続ける。」などを掲げています。

日本M&Aセンター

企業理念は「⁠M&A業務を通じて企業の存続と発展に貢献する」です。会計不祥事の発覚から4年がたち、2033年3月期までを「⁠Next Genesis ビジョン300」と位置づけ、連結経常利益300億円を目指しています。コンサルタントの採用・育成と定着を重要課題にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいフューチャー。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本M&Aセンターのほうが景気の波に強い。

よくある質問

フューチャーと日本M&Aセンターはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はフューチャーが46.7点、日本M&Aセンターが35.7点で、フューチャーが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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