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東京センチュリーとJA三井リースの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。リースの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 月の平均残業は東京センチュリーが12時間、JA三井リースが12.9時間。大きな差はない。
  • 有給休暇の取得率は東京センチュリーが81.8%、JA三井リースが74%。
  • 売上高は東京センチュリーが1.46兆円、JA三井リースが6,481億円で、東京センチュリーが約2.2倍の規模。

数字で比べる

東京センチュリーJA三井リース
働きやすさの点数65点(A)60.5点(⁠A-)
平均年収932万円(⁠43歳)—
30歳換算年収約702万円—
月の平均残業12時間12.9時間
有給取得率81.8%74%
平均勤続年数12.2年10.8年
売上高1.46兆円6,481億円
売上に対する利益の割合11.2%(⁠経常利益)-19.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.14倍1.41倍
従業員数(⁠単体)1,101人739人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東京センチュリーが11.2%、JA三井リースが-19.8%で、東京センチュリーのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは東京センチュリーが1.14倍、JA三井リースが1.41倍で、勢いはJA三井リースが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東京センチュリーが65点、JA三井リースが60.5点で、東京センチュリーが上回る。

何で稼いでいるかの違い

東京センチュリー

東京センチュリーは、国内の設備リース、オートリース・レンタカー(⁠ニッポンレンタカーなど)、航空機・船舶・不動産のリース・ファイナンス、海外事業、再生可能エネルギーの発電事業を手がける会社です。1969年に伊藤忠商事、第一銀行などの共同出資で設立され、伊藤忠商事がその他の関係会社です。

セグメント利益では、スペシャルティ事業(⁠船舶・航空機・不動産のリース・ファイナンス)が約66%と大半を占めます。

JA三井リース

JA三井リースは、機械設備などのリース・割賦と、ファイナンスを主な事業とするリース会社です。農林中央金庫と三井物産を株主に持ち、米国、シンガポール、マレーシアなどにも拠点を持っています。2008年に協同リースと三井リース事業の共同持株会社として設立されました。

売上の約90%がリース・割賦事業で、セグメント利益率は約7.1%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • リース会社は、企業が使う機械・設備などを買って貸す「⁠リース」で稼いできましたが、今は航空機・海上コンテナ・船舶・不動産・再生可能エネルギーなど、世界のアセットを扱う事業が利益の柱になっています。
  • 多くのリース会社は銀行や商社の流れをくみます。三井住友ファイナンス&リースはSMBCと住友商事、三菱HCキャピタルはMUFGと三菱商事、東京センチュリーは伊藤忠商事、みずほリースはみずほと丸紅、芙蓉総合リースは芙蓉グループ、JA三井リースは農林中央金庫と三井物産、リコーリースはリコーとの関係が深い会社です。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では東京センチュリー約11.2%、三菱HCキャピタル約10.7%、三井住友ファイナンス&リース約7.3%、みずほリース約7.0%、リコーリース約6.2%、芙蓉総合リース約4.8%です。JA三井リースは海外子会社の貸倒損失で経常赤字でした。オリックスは税引前利益が基準で約20.8%でした。
  • 何が稼ぎ頭か:三菱HCキャピタルと三井住友ファイナンス&リースは航空機リース、東京センチュリーは船舶・航空機・不動産のスペシャルティ事業が利益の最大の柱です。

歴史の違い

東京センチュリー

  1. 1969年伊藤忠商事・第一銀行などの共同出資でセンチュリー・リーシング・システムが設立されます。
  2. 2003年東京証券取引所に上場します。
  3. 2009年東京リースと合併し、東京センチュリーリースになります。
  4. 2013年ニッポンレンタカーサービスと日本カーソリューションズを子会社にします。

JA三井リース

  1. 2008年協同リースと三井リース事業の共同持株会社として設立し、同年に両社を吸収合併します。
  2. 2009年農林中央金庫と三井物産を引受先とする第三者割当増資を行います。
  3. 2011年シンガポールに現地法人を設立します。
  4. 2015年米国に持株会社を設立します。

いま何に賭けているか

東京センチュリー

前中期経営計画の純利益目標1,000億円を2年前倒しで達成し、2025年度に過去最高益の1,113億円を計上しました。企業カルチャー・事業戦略・経営インフラを三位一体で再構築する企業変革プログラム「⁠TC Compass」を始動し、「⁠長期ビジョン2035」と「⁠中期経営計画2030」を策定しました。

JA三井リース

経営理念は「⁠Real Challenge, Real Change」です。海外子会社の多額の貸倒損失で財務基盤に影響が出たことを受け、2026年度から2030年度までの「⁠経営基盤強化5カ年計画『⁠Sustainable Evolution』」を策定し、財務基盤の安定と成長施策の見直しに取り組んでいます。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいJA三井リース。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東京センチュリーのほうが景気の波に強い。

よくある質問

東京センチュリーとJA三井リースはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東京センチュリーが12時間、JA三井リースが12.9時間。大きな差はない。
東京センチュリーとJA三井リースはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東京センチュリーが65点、JA三井リースが60.5点で、東京センチュリーが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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