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東京センチュリーとリコーリースの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。リースの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東京センチュリーが約702万円、リコーリースが約629万円。東京センチュリーのほうが約73万円高い。
  • 月の平均残業は東京センチュリーが12時間、リコーリースが9.5時間。リコーリースのほうが月2.5時間少ない。
  • 売上高は東京センチュリーが1.46兆円、リコーリースが3,386億円で、東京センチュリーが約4.3倍の規模。

数字で比べる

東京センチュリーリコーリース
働きやすさの点数65点(A)65.8点(⁠A)
平均年収932万円(⁠43歳)808万円(⁠41.5歳)
30歳換算年収約702万円約629万円
月の平均残業12時間9.5時間
有給取得率81.8%未公表
平均勤続年数12.2年13年
売上高1.46兆円3,386億円
売上に対する利益の割合11.2%(⁠経常利益)6.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.14倍1.11倍
従業員数(⁠単体)1,101人1,152人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東京センチュリーが11.2%、リコーリースが6.2%で、東京センチュリーのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東京センチュリーが65点、リコーリースが65.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

東京センチュリー

東京センチュリーは、国内の設備リース、オートリース・レンタカー(⁠ニッポンレンタカーなど)、航空機・船舶・不動産のリース・ファイナンス、海外事業、再生可能エネルギーの発電事業を手がける会社です。1969年に伊藤忠商事、第一銀行などの共同出資で設立され、伊藤忠商事がその他の関係会社です。

セグメント利益では、スペシャルティ事業(⁠船舶・航空機・不動産のリース・ファイナンス)が約66%と大半を占めます。

リコーリース

リコーリースは、事務用・情報関連機器、医療機器、産業工作機械、車両などのリース・割賦と、法人向け融資、請求書発行・売掛金回収の代行、医療・介護報酬のファクタリングなどを手がける会社です。リコーの持分法適用会社です。1976年にリコークレジットとして設立されました。

売上の約93%がリース&ファイナンス事業で、セグメント利益率は約6.6%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • リース会社は、企業が使う機械・設備などを買って貸す「⁠リース」で稼いできましたが、今は航空機・海上コンテナ・船舶・不動産・再生可能エネルギーなど、世界のアセットを扱う事業が利益の柱になっています。
  • 多くのリース会社は銀行や商社の流れをくみます。三井住友ファイナンス&リースはSMBCと住友商事、三菱HCキャピタルはMUFGと三菱商事、東京センチュリーは伊藤忠商事、みずほリースはみずほと丸紅、芙蓉総合リースは芙蓉グループ、JA三井リースは農林中央金庫と三井物産、リコーリースはリコーとの関係が深い会社です。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では東京センチュリー約11.2%、三菱HCキャピタル約10.7%、三井住友ファイナンス&リース約7.3%、みずほリース約7.0%、リコーリース約6.2%、芙蓉総合リース約4.8%です。JA三井リースは海外子会社の貸倒損失で経常赤字でした。オリックスは税引前利益が基準で約20.8%でした。
  • 何が稼ぎ頭か:三菱HCキャピタルと三井住友ファイナンス&リースは航空機リース、東京センチュリーは船舶・航空機・不動産のスペシャルティ事業が利益の最大の柱です。

歴史の違い

東京センチュリー

  1. 1969年伊藤忠商事・第一銀行などの共同出資でセンチュリー・リーシング・システムが設立されます。
  2. 2003年東京証券取引所に上場します。
  3. 2009年東京リースと合併し、東京センチュリーリースになります。
  4. 2013年ニッポンレンタカーサービスと日本カーソリューションズを子会社にします。

リコーリース

  1. 1976年リコークレジットとして設立し、事務用機器のクレジット販売と融資を始めます。
  2. 1977年事務用機器を中心にリース事業を始めます。
  3. 1984年社名をリコーリースに変えます。
  4. 1996年東京証券取引所市場第二部に上場します。

いま何に賭けているか

東京センチュリー

前中期経営計画の純利益目標1,000億円を2年前倒しで達成し、2025年度に過去最高益の1,113億円を計上しました。企業カルチャー・事業戦略・経営インフラを三位一体で再構築する企業変革プログラム「⁠TC Compass」を始動し、「⁠長期ビジョン2035」と「⁠中期経営計画2030」を策定しました。

リコーリース

経営理念は「⁠私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります。」です。2026年4月からの3カ年の中期経営計画で、人財とITへの投資を競争優位の源泉と位置づけ、資本収益性を高めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら東京センチュリー、時間のゆとりを取るならリコーリース。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東京センチュリーのほうが景気の波に強い。

よくある質問

東京センチュリーとリコーリースはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東京センチュリーが約702万円、リコーリースが約629万円。東京センチュリーのほうが約73万円高い。
東京センチュリーとリコーリースはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東京センチュリーが12時間、リコーリースが9.5時間。リコーリースのほうが月2.5時間少ない。
東京センチュリーとリコーリースはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東京センチュリーが65点、リコーリースが65.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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