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サイボウズと日鉄ソリューションズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ITサービス・販売の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はサイボウズが約626万円、日鉄ソリューションズが約756万円。日鉄ソリューションズのほうが約130万円高い。
  • 月の平均残業はサイボウズが11.2時間、日鉄ソリューションズが8.3時間。日鉄ソリューションズのほうが月2.9時間少ない。
  • 当サイトの働きやすさの点数はサイボウズが56.6点、日鉄ソリューションズが68.1点で、日鉄ソリューションズが上回る。

数字で比べる

サイボウズ日鉄ソリューションズ
働きやすさの点数56.6点(⁠B)68.1点(⁠A+)
平均年収719万円(⁠36.4歳)936万円(⁠39.8歳)
30歳換算年収約626万円約756万円
月の平均残業11.2時間8.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数6.8年12.1年
売上高374億円—
売上に対する利益の割合27.6%(⁠経常利益)—
売上の4年の伸び2.02倍—
従業員数(⁠単体)1,080人4,102人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

サイボウズ

サイボウズは、会社の中の情報共有を助けるソフト(⁠グループウェア)を、主にクラウドで提供している会社です。1997年に愛媛県松山市で設立され、主力の「⁠kintone(⁠キントーン)」のほか、「⁠サイボウズ Office」「⁠サイボウズ ガルーン」などを持っています。

グループウェアの開発とライセンス販売、SaaS・クラウド型のサービス提供が事業の中心です。

日鉄ソリューションズ

日鉄ソリューションズ(⁠NSSOL)は、日本製鉄グループのIT企業で、製造・流通・通信・金融など幅広い業界に、コンサルティングからシステムの企画・構築、運用・保守までを提供しています。1980年に新日本製鐵の全額出資で日鐵コンピュータシステムとして設立され、2001年に新日鐵のエレクトロニクス・情報通信事業部を引き継ぎました。

セグメントは「⁠情報サービス」の一つで、ビジネスソリューション(⁠業種・業務ごとの基幹システムなど)と、コンサルティング&デジタルサービス(⁠ITインフラやアウトソーシング、DX)に分けて運営しています。

この業界の稼ぎ方の基本

  • ITサービスの会社は、稼ぎ方でいくつかに分かれます。企業のシステムを受託して開発・運用する会社(⁠野村総合研究所、SCSK、BIPROGY、TIS)、機器やソフトを販売して保守まで担う会社(⁠大塚商会、キヤノンマーケティングジャパン)、自社・親会社の製品を提供する会社(⁠サイボウズ、日本オラクル、トレンドマイクロ)、ネットワークを運用する電気通信事業者(⁠インターネットイニシアティブ)です。
  • 親会社や出身の違いも特徴です。SCSKは住友商事、キヤノンマーケティングジャパンはキヤノン、日本オラクルは米国オラクル・コーポレーションのグループです。

会社を見分ける軸

  • 利益率は同じ種類の利益で比べる:経常利益では日本オラクル約32.1%、サイボウズ約27.6%、トレンドマイクロ約19.6%、SCSK約19.2%、TIS約12.8%、キヤノンマーケティングジャパン約8.8%、大塚商会約6.9%です。税引前利益ではインターネットイニシアティブ約10.2%、BIPROGY約10.1%、野村総合研究所約7.2%でした。このほか、電通総研約14.3%(⁠経常利益)です。
  • 自社製品かどうか:自社や親会社の製品を提供する日本オラクル、サイボウズ、トレンドマイクロは利益率が高く、機器販売の比重が大きい大塚商会やキヤノンマーケティングジャパンは低めです。

歴史の違い

サイボウズ

  1. 1997年愛媛県松山市で設立され、「⁠サイボウズ Office」を発売します。
  2. 2000年東京証券取引所マザーズに上場します。
  3. 2002年大規模向けグループウェア「⁠サイボウズ ガルーン」を発売します。
  4. 2006年東京証券取引所市場第一部に移ります。

日鉄ソリューションズ

  1. 1980年新日本製鐵の全額出資で、日鐵コンピュータシステムを設立します。
  2. 1988年新日本製鐵の情報通信システム部門を譲り受け、新日鉄情報通信システムに社名を変えます。
  3. 2001年新日本製鐵のエレクトロニクス・情報通信事業部を譲り受け、新日鉄ソリューションズに社名を変えます。
  4. 2012年社名を新日鉄住金ソリューションズに変えます。

いま何に賭けているか

サイボウズ

企業理念は「⁠チームワークあふれる社会を創る」です。「⁠kintone」を中小・中堅企業中心に広げてきましたが、今後はエンタープライズ市場での新規顧客獲得と既存顧客の全社利用の推進、AI機能の開発、グローバル展開に取り組むとしています。

日鉄ソリューションズ

企業理念は「⁠創造 信頼 成長」です。設立25年目の2025年度を「⁠第二の創業期」とし、「⁠NSSOL 2030ビジョン」で2030年に売上収益5,000億円、営業利益1,000億円(⁠20%)、ROE15%程度を目指しています。3年で1,500億円をM&Aなどに投じる計画です。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日鉄ソリューションズが上回っている。

よくある質問

サイボウズと日鉄ソリューションズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はサイボウズが約626万円、日鉄ソリューションズが約756万円。日鉄ソリューションズのほうが約130万円高い。
サイボウズと日鉄ソリューションズはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はサイボウズが11.2時間、日鉄ソリューションズが8.3時間。日鉄ソリューションズのほうが月2.9時間少ない。
サイボウズと日鉄ソリューションズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はサイボウズが56.6点、日鉄ソリューションズが68.1点で、日鉄ソリューションズが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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