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サイボウズの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、サイボウズの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. サイボウズはどんな会社か

サイボウズは、会社の中の情報共有を助けるソフト(⁠グループウェア)を、毎月の利用料で提供している会社です。愛媛県松山市で生まれた会社で、主力の「⁠kintone(⁠キントーン)」は、プログラミングなしで自社の業務アプリを作れるサービスとして広く使われています。

いまの状況:中小企業から大企業まで新しいお客さんを増やしつつ、すでに使っている会社で「⁠一部の部署」から「⁠全社」へ利用を広げてもらうことに力を入れています。

転機:2011年 自社で作ったクラウドの基盤「⁠cybozu.com」の上で「⁠kintone」などの提供を始めます/2019年〜 アメリカ、オーストラリア、東南アジアに現地法人をつくり、kintone を海外に広げています。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高374億円情報通信業の上場580社中95位。
売上に対する経常利益の割合27.6%業界中央値8.9%より18.7ポイント高い。
売上の4年の伸び2.02倍業界中央値は1.45倍。
従業員数(⁠単体)1,080人4年で1.47倍。
30歳換算年収約626万円業界中央値は約549万円。
月の平均残業11.2時間業界中央値は14.9時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくはサイボウズの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 売上約374億円に対して経常利益率が約28%と、情報通信業の中央値(⁠約9%)の3倍あります。kintoneなどの利用料が毎月積み上がるサブスクリプション型で、利用する会社が増えるほど利益が出やすい構造です。
  • 売上は4年で約2倍、社員は約1.5倍に増えています。人を増やしながら伸びている段階の会社です。
  • 会社自身が次の課題に挙げているのは二つです。一部の部署で使われているkintoneを全社に広げてもらうことと、2019年以降に現地法人をつくったアメリカ・オーストラリア・東南アジアでの事業拡大です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

サイボウズ株式会社は、上場580社の中で売上95位の中堅。稼ぎ方は「⁠継続課金の収入が積み上がる型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

サイボウズアイ・エス・ビーマーベラスメドレー
売上高374億円370億円380億円368億円
利益率27.6%6.4%7.5%6.0%
4年の売上の伸び2.02倍1.41倍1.48倍3.39倍
30歳換算年収626万円525万円518万円518万円
月の残業11.2時間未公表未公表未公表

比べた4社の中で利益率が最も高い。4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

○人材育成に関する取組「⁠チームワークあふれる社会を創る」という共通の想いを持って当社に集まったメンバーは、一人ひとり多様であり、それぞれの個性、価値観を持っています。企業文化の理解や社内メンバーとのコミュニケーションの促進を図りつつ、定期的にマネジャーと期待値を調整し、振り返りを行う仕組みを整えています(⁠オンボーディングプラン/サーベイ)。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・チームワーク・グローバル・自律

会社自身が挙げているリスク

海外事業展開、情報セキュリティ、訴訟ないし法的権利行使の可能性。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、比べた4社の中で利益率が最も高い、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
当社の課題は
会社自身は「⁠海外事業展開」「⁠情報セキュリティ」「⁠訴訟ないし法的権利行使の可能性」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠一部の部署」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 有価証券報告書で「⁠海外事業展開」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い